プロフェッショナルスキル

ビジネススキル-11:戦略策定スキル

どのような企業も使える経営資源には限りがあり、限りある資源の中で成果を挙げなければならない。そこで必要なのが【戦略】だ。

戦略とは【より高い成果を生むには、何に経営資源を集中させればいいのか?】の答えであり、別の言い方をすれば【勝つための方針】

どのようなビジネスもまずは【戦略】がビジネスの方向性を決め【戦術】がその方向に加速させる役割を担う。つまり、どんなに戦術が素晴らしかったとしても戦略が間違っていれば
【間違った方向にビジネス】を加速させていることからその成果は乏しいものになってしまう。

【戦略策定スキル】を身につけることができれば、外部環境の変化や競合企業の動向、自社の強みなどを総合的に勘案しながら
【勝つための方針】を作れるようになる。

ビジネススキル-12:問題解決スキル

【問題】と聞いて何を想像するだろうか?
実は、ビジネスの世界でいう【問題】とは
大きく分けて3つある。

1、すでに発生してしまっている
【発生型の問題】だ。例えば競合商品の大胆な値引きにより、自社商品の売上が落ちはじめた、などは発生型の問題の典型だ。すでに異常な兆候が見えているため問題の発見は簡単。

2、今後発生しうるであろう
【潜在型の問題】だ。例えば、数年後に見込まれる確実な環境変化に対して、自社の対応力不足が見込まれる場合などが【潜在型の問題】。

3、高い理想に近づける
ために自らが設定した【設定型の問題】だ。例えば自社が掲げるビジョンを実現する上で【何が足りないか】を設定する場合などが【設定型の問題】といえる。

ビジネスは問題解決の連続。

問題解決スキルを身につけることができれば
【発生型の問題】や【潜在型の問題】だけでなく【設定型の問題】も解決していくことで、周囲をより理想の状態に導いていくことができるようになる。

ビジネススキル-13:ファシリテーションスキル


近年、過去の前例にとらわれないイノベーションを生み出すために、部門横断型プロジェクトやワークショップによる、創造的な問題解決のニーズが増加傾向にある。

創造的なイノとなる。創造的とは、一人一人が持つ【先入観】や【固定観念】を覆すことであって、そのためには
【固定観念を揺さぶる問いかけ】が必要。

ファシリテーションスキルを身につけることができれば【創造的なイノベーション】はもちろん【部門間の合意形成】【参加型学習】【組織変革】など、さまざまな局面で助けてくれる。

ビジネススキル-14:プロジェクトマネジメントスキル


現在多くの企業で【定常業務】だけの仕事は限界を迎えている。

市場の成熟化が進み、世の中の変化が激しくなった結果【どの部門にも属さない問題の解決】や【部門を横断して新たな価値を生み出すチャレンジ】が必要になってきたからだ。

そこで重要性が増しているのが、部門横断で取り組む【プロジェクトワーク】であり、プロジェクトをスムーズに進めるための
【プロジェクトマネジメントスキル】だ。

定常業務では【反復業務による安定した成果】が求められる。一方でプロジェクトワークでは
【これまでのやり方では得られない独自の成果】が求められるのが大きな違いといえるだろう。

【これまでのやり方では得られない独自の成果】が求められるということは【これまでにない】
以上、過去に誰もやったことがなく、何が起こり得るのか?を事前に見通すことが難しいことを意味する。いわば先々の具体的な【見通しが曖昧】なままプロジェクトを進めるスキルが必要になる。

プロジェクトマネジメントスキルを身につけることができれば、常にプロジェクトの先を読み多様なメンバーの足並みを揃え、プロジェクトを適切に前に進めて行く力を手に入れることができる。


ビジネススキル-15:リーダーシップスキル

もし【役職】や【肩書】を取り除いたとき、それでもあなたに付いてきてくれる人たちは、どれだけいるだろうか?

マネジメントは【職務的な地位に基づく働きかけ】だがリーダーシップは【人としての働きかけ】であって【地位・権限以外の何か】で人を動かしたいなら、リーダーシップを身につけることは必要不可欠。

リーダーシップとはリーダーや管理職だけに求められるものではなくチームメンバー1人1人に求められる点だ。

どのような立場にいてもどのような局面であっても周囲を支援し現状をより良い方向へ変えていこうとするリーダーシップは1人1人に必要です。

しかし、リーダーシップは時代を越えビジネス・政治・教育・軍事など様々な分野で研究されているものの【これだ!】という決め手が確立していない状況。

いつの時代にも書店を覗けば様々な【リーダーシップ関連本】が溢れているが、これも裏を返せば【リーダーシップを手に入れたいのに、決め手となる要素がない】という現実の裏返しでもある。

リーダーシップとは、極論すれば【人と人との関係性】だ。【人】はそれぞれ多様な個性が存在する以上、誰にも当てはまる絶対確実な【リーダーシップ】など存在しない。

リーダーシップに対する様々な【考え方】を理解しておけば【自分の個性】【チームメンバーの個性】【現在置かれている状況】などを加味して、あなたなりの【リーダーシップの生き方】を見出すことができる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?