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いいアイデアとは何か?

いいアイデアとは課題の質とソリューションの質が共に高い状態にあるもの

一般的には、自分ができることや解決策から逆算してアイデアを考えるソリューションドリブンでアイデアを考えがちだが、その場合市場から求められていないプロダクトを生み出してしまう可能性が高くなる。
正しくは、本当にその課題に困っている人はいるのかどうかを検証してから、その課題を解決するための解決策を考える課題ドリブンでアイデアを考える。

1.まずは課題の質を上げる
2.ソリューションの質を上げる

アイデア探しで陥りやすい失敗

①誰がみても最初からいいアイデアにみえるもの
自分のアイデアを誰かに話したときに皆にいいアイデアだと思われるものは失敗する可能性が高い。誰もが考えつくアイデアはもう既に誰かがやっていて競争に巻き込まれ消耗する可能性が高い。いいアイデアとは99%の人が反対するクレイジーなアイデア。

②ニッチすぎるアイデア
いくらクレイジーなアイデアがいいとは言っても、その課題に悩む人が少なすぎたり、その市場がニッチすぎるといつまで経ってもスケールしないという問題に直面することになる。現時点ではニッチな市場でも将来性がある市場を選定する。

③自分が欲しいものではなく自分が作れるものを作ってしまう
先述の通り、アイデアを探す際はソリューションドリブンではなく課題ドリブンであるべき。もし、目の前に魔法のランプがあったとしたら自分が抱えている課題をどのような方法で解決するのかを自問自答することでアイデアの原石を探す。

④根拠のない想像上の課題
解決しようとする課題の検証がしっかりとなされていないといくら質の高いプロダクトが完成しても誰からも必要とされないという失敗をする可能性が高い。解決策を考える前に本当に顧客はその課題に悩んでいるのかを検証する。

⑤分析から生まれたアイデア
分析によって正しく課題が検証されていても、自分自身がその課題に対して共感や強い想いがないとサービスの磨き込みが甘くなったり周りへの説得力がなくなるので結果、人もお金も集まらない。

⑥激しい競争に切り込むアイデア
いくら競合優位性を持っていても既に多くの競合が存在する場合、価格競争に陥りやすく資金力の優れた大企業に負けてしまう。競争を避けることが戦略の第一義になる。

⑦一言で言い表せないアイデア
誰のどのような課題をどうやって解決するのかを一言で言い表せない状態ではまだその課題の磨き込みが甘い。解像度の低い状態で始めると必ず失敗する。


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