ソニックシンフォニー東京公演
2024年2月11日、僕が総合プロデューサーをさせて頂いているソニック・ザ・ヘッジホッグ公式ライブコンサートツアー『ソニックシンフォニー』の東京公演がLINE CUBE SHIBUYAにて開催されました。
山ほどある書きたいことから、いくつか抜粋してみました。殴り書きなので多少の誤字脱字は御免。
ソニックシンフォニーとは
前述の通り、ソニックシンフォニーはソニックザヘッジホッグ公式コンサートツアーです。2022年10月のブラジルゲームショウにてお披露目され、2023年9月より本格的なツアーとして始まりました。これまでにロンドン、ロサンゼルス、サンパウロ、ボストン、シカゴなど数多くの都市を巡っており、ほぼ全ての公演がソルドアウトという人気を誇っています。
第一部(ACT I)は感情を大きく揺さぶられる壮大なオーケストラセット、第二部(ACT II)はロックバンドとオーケストラのエキサイティングな演奏、という一度に二度美味しいフォーマット。ソニックファンのツボを熟知する映像チームが手掛けた、大スクリーンに映り出される音楽と完璧にマッチした映像。メジャーアーティストのコンサートのような洗練された照明。ソニックファンだけじゃなく、ソニックやゲームを知らない人も最高に楽しい時間が過ごせる、従来のゲーム音楽コンサートという枠を超えた「ライブ」。それがソニックシンフォニー。
東京公演のチャレンジ
最も気になっていた部分は「如何にして欧米公演のノリを日本で出せるのか」でした。こっちの公演の動画をYouTubeで検索してもらったら分かると思うけど、観客と一体化した大合唱はソニックシンフォニーにとって欠かせない体験。
あのノリを日本で再現するにはどうしたらいいだろう?
これについてはゲストの御二方やバンドメンバーともかなり話し合い、時間をかけて試行錯誤しました。ソニック公式アカウントからも『楽しみ方ガイド』を出してもらうなど、極力どういったライブなのか事前に理解してもらえるように心がけつつ…
と思いきや、そんな気掛かりは第二部が始まった瞬間に払拭されました。皆さんの大合唱がイヤモニの壁を越えて聞こえてきたのが嬉しすぎて、終始イヤモニを半分抜いて演奏してました。
サウンドチェックで完璧なミックスを作ってくれたモニターエンジニアさんごめん笑
素敵なコーラス隊
この公演が形になっていく中で、どうしてもやりたいと考えていたことがコーラスを追加することでした。そこで真っ先に頭に浮かんがシンガーが2名。僕と同じ沖縄出身で妹的存在のKinami、東京在住の日系ブラジル人のYumiでした。Kinamiは決まってた自分のライブを即キャンセルして東京まで駆けつけてくれた。嬉しいよね。
3人目のGakuさんは、いつも行く六本木のライブバーで何度かセッションしたことがある人。酔った勢いでオファーしちゃって決まっちゃった。彼は最初のリハーサルにしっかりと準備をして来てくれて、真面目に頑張ってくれたのが本当に嬉しかったよ。
オーケストラとのリハーサルで『I'm Here』を全員で合わせた時、コーラス入れて大正解だったと自分で確信したよね。あのハーモニーと音圧を感じた瞬間が堪らなかった!
楽屋裏
前述のKinamiに加えて、ニューヨークで活躍する写真家で同じく沖縄出身のTokio Kuniyoshiも今回駆けつけてくれた(この投稿の写真は全部Tokioが撮影)
ちんすこうの差し入れもあったから、楽屋ではだいぶ沖縄方言とかで話してたんだよね。そしたら本番中のMCが完全に沖縄訛りに…MCしながら気付いたんだけど、直そうとしても直らなかった不思議。
バンドもコーラスも、楽屋ではみんな真面目にずっと練習。おかげでリハーサルもバッチリ。ありがとう!
I found my flame
この公演から追加したい、と大谷さんが仰ってくれていた2曲が『I'm Here - Revisited』と『Find Your Flame』。
12月〜1月はまとまった練習時間を確保するのも難しいくらい別の案件や出張が多かった中、Find Your Flameの超速ギターソロをマスターするのはかなり大変でした。テンポが150bpmなんだけれど、ライブ1週間前までどうしても145bpmの壁が越えられなかった。150bpmでの成功確率は半分以下。
そんなところで現れた救世主。
知人の紹介で知り合ったギターテックの藤原さん。リハーサルに来てもらってギターを渡すと、開口一番「よくこんな状態でツアーなんてやってましたね」と言い放ち、すぐにギターとともに別室へ消えて行かれました。
戻ってきたらあら不思議、あっさりとあのギターソロが弾けちゃった。藤原さん、ありがとう!
でも本番になったら同曲が始まってからギターソロに辿り着くまで、やっぱり失敗したらどうしようっていう考えが一瞬浮かんだ。でもこれまでやってきた練習はきっと裏切らない、そして何より周りの仲間たちを信じて弾こう、という気持ちがそんな考えを掻き消してくれたよね。
結果ギターソロは大成功。弾き切ったあとは思わず笑顔でガッツポーズしちゃったよ笑
最後に
公演終了後は、やっぱり打ち上げ。最初はみんな「荷物を置きに一旦ホテルに戻りたい」と言ってたけれど、時間的なことを考えて会場へ直行することに。乾杯した瞬間みんないきなり元気になり始めて、結局夜中3時くらいまで盛り上がったね…
夜遅いにも関わらず、途中でソニックコミュニティの方々が挨拶に来てくれたのは嬉しかった。
東京公演を大成功に収めることが出来たのは、バンドとコーラスの面々は勿論だけれど、東京フィルハーモニー交響楽団さん、マエストロ栗田さん、プロマックスさん、インクスさん、セガさん、ソニックファンの皆さん、ライブへ足を運んでくださったお客さんたち、そして応援してくださった方々のおかげです。
本当にありがとう!
日本公演を再び実現できるように前進あるのみです。
Shota
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