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詩を書いていた2020年

コロナ禍直後に「金夜に会いましょう」という企画がZOOMで開催されていて、
僕は何度か参加して投稿をしていました。

その影響で、自分でも詩を作ってnoteに投稿をしました。

いや、読み返すとですね、率直に言えば気恥ずかしくもありますが、
自分の戯曲を読み返すときも同じくらい気恥ずかしくはあるので、そういうものかな、とも。

自分の思うままに書いたらいいよと、
他人の作品を楽しむときは基本そういう心持ちなのですが、
自分自身の作品となると、気恥ずかしさもあるし、
「きみ、この作品はこういうところがあるね。もっとこうした方がいいのではないかい?」という、余計なおせっかいを起こしてしまうところがあります。

まあ3年前の作品なのでね。

2020年って、コロナ元年でもあり、4月に劇団たわけもの本公演が中止になってしまった年でもあるのです。

もちろん、カオスでしたし、大変な目に遭いました。公演も中止になりましたしね。

でも僕にとってはむしろ、その前年の2019年〜2020年頭の方がめちゃくちゃで、
自分の心と身体が、自分を取り巻く環境についていけなくなっていた時期でした。
演劇も生活も、一番打ちのめされていた時期ですし、どうにか持ち直そうと思って頑張って、つまづいて、持ち直そうとして、つまづいてを繰り返して、やっていることもめちゃくちゃだし、一番人に迷惑をかけていた年だったと思いますし、一番疲れていて、演劇活動は活発だけど、自信はどんどん目減りしていっていました。

そしてコロナ禍を含めて2020年は、そのめちゃくちゃを再整理するような年でした。

演劇活動がやろうと思ってもできない状況で、今思い返すと僕は、
無理やり先に進むのではなくて、知らない境地に赴いてみようとしていたのかもしれません。
その一つが、詩を書くことだった、という感じ。

新型コロナウイルスを恨んだことは山ほどありますが、
2020年があるから、今の生活がある気がします。

これから新しく詩を書くことがあるかどうかはわかりませんが、
この時に書いていた詩作は、気恥ずかしくはあるし、幾分も拙いのですが、
大事にしておきたいと思って、消さずにいると思うのです。

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