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勤労感謝の日

絲山秋子先生「勤労感謝の日」という傑作がある。
内容はハローワークへ通う主人公が勤労感謝の日とは何なのだろう? と問いかけるものである。
 私も体を壊し、働けない時期があった。その頃、本作を読んだ。
 働けることは当たり前と考えていたことが浅はかであったことに改めて気づいた。
 短い作品なので、即座に読むことができる。
 絲山先生の作品は最高である。
さて、その勤労感謝の日。
職について問いたい。
 多くの人はやりたくない仕事を食い扶持の為にやっている。でも、その仕事は将来無くなる可能性は非常に高い。
 全てにおいて変わらないものはない。その事実が変わらないことである。
 つまり、変わることが進むことなのである。
 ただ、良作は良作であり続ける。
 これも信実である。

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