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薫り立つ朝、馥郁たる夜

気がつくとコーヒーを飲んでいる。
忙しい平日の朝も、落ち着いた週末の夜も。
こだわりのスペシャリティコーヒーから
カフェインレスのカジュアルなコーヒーまで。
私にとってコーヒーは、毎日の暮らしに欠かせないものです。
そんなコーヒーとの向き合い方をさらに良くしてくれたのが
今回YOSAGEMONOでご紹介したコーヒーメーカーです。

沼の入り口を覗いた瞬間

私は神戸の珈琲博物館に遊びに行くくらいにはコーヒー好きなのですが(単にIKEAの横にあったから軽く寄ってみただけというのもあります)この世界にはいくつもの道があります。
広くて深いとんでもない沼。
『コーヒーが廻り世界史が廻る』にも表されているよう


世界中の人を虜にしてきたこの飲み物とは、適切な距離を取りながら接さないととんでもない時間を使うなと本能的に怯えました。

自動化は能力の拡張だ

毎日のことはできるだけ自動化したほうが暮らしが豊かになると考えるタイプです。食洗機もルンバも使ってるし、洗濯機だって自動化じゃないか。ならコーヒーもそこそこ美味しく機械が淹れてくれたらそれでいい。
そして毎日かんたんに使い続けられればいい。
私にとってはそれくらいのゆるい付き合いをするには、このコーヒーメーカーはとてもちょうどいいのです。

準備はペーパードリップ用のフィルターを用意するだけ。
豆を上部に入れて、背面に水を入れたら
あとはスイッチを押して待つのみ。
ミルの激しめの音がしたあとに薫りが部屋に満ちていく。
その間にも自分や子どもの準備を進めたり、
食事を食べ始めるタイミングでスイッチを押すと
ちょうど軽い朝食のあとに淹れたてのコーヒーが出来上がっている。
味も素人の自分がハンドドリップで淹れていたときと同じくらいの味
プロがお店で淹れたほうが美味しいに決まっているけれど
デイリーで自宅で使う分には十分過ぎます。
マシンはマシンでこだわり出すときりがないけれど、
今の自分にとっては非常にバランスの良いプロダクトです

さりげなく日常に寄り添えるものづくり

毎日使うものは無意識に目の中に入ってきます。
その形は否が応でも自分自身の意識に入り込んできます。
できるだけシンプルに、でも確かな存在感がある
お気に入りのものたちに囲まれていれば
それが小さくとも大切な幸せなんだなぁと思います。
さりげなく寄り添えるプロダクトを作っていきたいですね。

今日もコーヒーを飲みながら、そんなことを悶々と考えています。

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