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紙ひこうき

大切な君と 少しだけ離れてみる
いつだって繋いでいた 乾いた手をふりほどいて

低く飛ばした 紙ひこうきは
描いた地図を染め上げてゆく
悲しみばかりが 降り注ぐあの場所は
皮肉な言葉で満たされてゆく

あの時の言葉が 間違いだったことに気づく

よくありがちなため息重ねたまま
二十秒だけ僕は黙った

乱反射する光のように あてどもない弧を描いてく
近づいたような気がしていた...

大切な君は 誰もいない街を目指す
大切な疑問 今日もまた抱えたまま

乱反射する光のように あてどもない弧を描いてる
近づいたような気がしていた...

大切な君と 少しだけ離れてみる
いつだって繋いでいた 乾いた手をふりほどいて
大切な君は 誰もいない街を目指す


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