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作詞まとめー自分で歌ったやつ。

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バンド〜ユニット〜ソロとやってました。 音楽性もまちまちだったのですが、今見ると詞のテイストは、大体「怪しいやつ、悲しいやつ、無意味なやつ」の3パターンぐらいに大別できます。自分…
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2019年2月の記事一覧

奇妙な果実

ただその果実を 僕は見つめた 何故かひどく苦い 香りを持った 少し甘い駆け引きだけ 臆病な言葉に変わる 作り物の不安にさえ ひどく嘆いてる子供のように 曖昧なままの答えに 耳を固く塞いでいた 狭いドアにしまい込んで いたずらに過ぎる古い時間 空気がまた痺れてく 傾いた太陽と こんなにも簡単に 何もかもが失われる ただ 滑り降りる あの月のように そう 偏りすぎた 情熱だった 塗り替えたい記憶はまだ ちゃんと僕を締め付けてた 曖昧に喋り続けた あの頃を少し懐かしんだ

heavy syrup

drown,drown,drown in heavy syrup メチルの海に溺れてく 焦げ付いた街 窒息してく 目にも止まらぬスピードで 燃え尽きるような時間は 退屈なリズム刻んでく 傾いたまま窒息してく 君にもたれて動けずに 眩しい光が差し込む 失望のように儚く 僕の全ては押し潰される 優しい痛みに 全て飲み込まれて 灰色に崩れる 誰も気づかずに drown,drown,drown in heavy syrup メチルの海に溺れてく 焦げ付いた街 窒息してく 君に

瞳の中で...

零れる想いを静かに掬っても あなたに届かない 今も待ち続ける あんなにも近くで 温もり感じてた 切なくて優しい 痛みだけ残して 震える寂しさを白い雪に溶かし 何処かで聞こえてる 悲しい歌にのせて 出来るだけあなたを 忘れていたいのに 絶え間なく響いた あの時の言葉 繋ぎとめる 風が呟く いつかあなたに伝えてと 巡る時間がどこへ連れ去っても 移ろう季節がやがて 見えなくなっても せめてあと少しだけ 繋がれたら 全て癒されるように 瞳を閉じてく...

still

真夜中に響く callの音から 二人の距離が確かめられて さよならはまるで 君が選んだ 全ての始まりのようだね 君から交わした 最後の口づけ 氷のように冷たすぎて 例えば昨日の事に 思えたけど 二人で過ごした あの時間が懐かしいのは 僕が痛みとか 傷つくこと恐れ過ぎていたからだよ あれから数えきれない 月日の中で 戻れない日々に まだ僕がこだわっても きっと別々の夢を胸に しまいこんでまた歩きだす

almost play

潰せない憂鬱が 原色の夢見せる 蛇口から零れだす ありふれたエピソード she smile and die 数えるだけの almost play 買い飽きたさよならに 現実は埋もれてく she smile and die 借りたままの言葉 almost play 夢を見させる she smile and die 声を失くしかけた

fancy bodyboard

平日の遊園地 おぼつかない足取り こんなよく晴れたのに 君はまだ困ってる 日が沈む前に僕ら 急いで家に帰る 口にしたライム そっと吐き出す スレスレの my fancy bodyboard すぐに手に入れたい ありふれたドラマより 効きすぎたスパイスで ビデオに映った君 よそよそしくて 予測もできない スリル味わう ギリギリの my fancy bodyboard ずっと前から楽しみだった I'm fancy bodyboarder.

August

重すぎる日差しがのしかかり 夜の匂いが 終わりを思わせる 象られる 街を緩く歩く 歪むほどの 暑さに俯く 眼差しは消え始め 見覚えのない姿に戸惑う 悪すぎる空想 拡がりを増し始め 明日のことばかり 思い煩う 些細な出来事が 彼女に降り積もり 髪を切ることも忘れたまま やがて語り始める 眠り続く人に 終わりのない祈りを

loud my stereo

my headphone was into bit 昨日より ずっとややこしい問題を 抱え込むことになったけど 夕方までは忘れよう とりあえず散らかった 部屋を片付けるから it's loud my stereo. waste time too mine. 散々ヒドい目に遭ったのに 君のことあまり覚えてない 無駄なことだったり 綺麗事ばかり言ったって 深呼吸するより何も変わらない it's loud my stereo. waste time too mine.

rust

腐りかけた地に降り積もる 赤黒い雨に打たれる 軋む体 弾ませ駆け出す 出口の無い道を選んで 突き進む my secret and rust 鈍い血を流す 叩きつける 首を溢る丘と 張り巡らされた 罠の中で 祈りを続ける 幾つもの木々 耳に残る 叫び声 kiss to undergruound 姿をくらます 永遠の夢 傾きに変えて 今日という疲れ切った場所で 僕は身を投げる 錆びついた 熱にうなされ 騙される 選ばれた道筋をただ走る

suddenly

バラバラに崩れる過去さえ 俺の目にはもう映らなくて 目覚めたまま スピードに溺れ 皮肉な結末導いてく 踏みにじる感情は 右の手に染み付いた フォーカスのずれた会話が 馬鹿げた空想 働かせて 何を願い 何を待ってる 俺は今ここで不機嫌になる ああ 何もない この場所では 絶望さえきっと 残ってない suddenly 何がどこで suddenly 狂ったのか suddenly 不確かだが suddenly 目を凝らした 単調な時間の片隅で まだらに蠢く悪意を見た

deeper

車から降りるまでの 短い間答えを導く 不愉快な目覚めの中で どうしてもできないこと 君はわざと躊躇ってみせる もう誰も解り合えないけど 巻き戻してく 憶えのない声を 満たされてゆく 約束はどこかで 軋んでく頭の片隅 ほどけてく記憶の糸を 呟いた言葉がかき消す 不愉快な目覚めの中で...

サルビア

真夜中に咲いた 花は確かな 足取り残して消えた 目がくらむほどの光を集め 答えを探し続けてた 傷だらけの指を拒まれる 僅かなぬくもりを隔てて きつく抱き寄せられた あの日はもう ドキュメントみたいに 切り取られた記憶になる 荒れてゆく空白の彼方で 沈まない太陽を探してる 甘すぎる口づけ ほどけたまま とりとめのない話 追いかけてゆく 抱き寄せた あの日はもう ドキュメントみたいに 切り取られた記憶になる

figure hill

凍てつく夜の上で 削り始める 感情という鍵を 消されることのない 呟きの重み 絶え間なく続き 繰り返す you pay reparations of the game. wail,callin' "figure hill" 君の手 今は冷たく 戻らぬ時間を探し尽くす これから始まる 諍うこの土地 願いを君だけに告げよう そして消されることのない つぶやきの重みを噛みしめる you pay reparations of the game. wail,callin' "f

people swim

途切れるあての無い 叫びが続く中で 事実の捏造を何度も積み上げ消えてゆく 水晶のように煌めく 破片の美しさ その上を踊るように 転がる人たち 鳴り響くベル 最後の通告 忘れえぬ姿 思い出す 焼け出されてゆく 心を求め 吸い込まれてゆく 身体を預け 重なり倒れる 喜びに似た 全て奪われる 為す術も無く 泳ぎ疲れる 魚のように沈む