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作詞まとめー女性ボーカル編

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過去に作った歌詞の中で、女性ボーカルが歌っているものをまとめました。
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#歌詞

cellophane

ああ 時計の針逆に回す ご機嫌な風 湾岸線 滑り降りる僕たち 重大な情熱に 駆られたまま 不安な思いを 楽しんでいる  ああ 手のひらから剥がれてゆくセロファンのような 運命を笑い飛ばす 僕たち 浮かび上がる 視線を投げかけてる バカげたエピソード 繰り返してく ささやかな好奇心 ピストルに詰め込んだ 退屈な出来事 忘れずにいたから ああ 時計の針逆に回す ご機嫌な風 湾岸線 滑り降りる僕たち ああ 手のひらから剥がれてゆくセロファンのような 運命を笑い飛ばす

夕凪レコード

ゆがんだ気配に ため息を混ぜて 銀色に錆びた 夕陽に溶かした ひとりでに刺さる 無数の棘が  あなたの心を 記録してゆく 巻き戻してく 悲しい結末  想像の果てに 横たわる影 閉め切った窓に 反射し続けた ゆがんだ気配に ため息を混ぜて あなたの心を 記録してゆく

curiosity

退屈に殺されたまま  細い手を握りしめてた 止まらない衝動だけが アタシを悩ませていた 出来るだけ気持ち隠せば 傷つきはしないはずだった 数秒前までここで 剥がされた記憶写した かりそめの空気だけが 本当の場所を教えた やりきれないスピードはまた 空白を満たしていった 間違いと気がつくほど 深い思い抱いてなかった

夜の途中

冷たい夜の途中 落としていった記憶 それは短すぎる 恋の終わりとよく似ていた 苦い香りに抱かれながら 静かな歩道を歩いていった 問いかけられずに俯いては 言葉を探してた 首筋に残る痛みがそっと 忘れかけていた迷いを解く もう少し早く気づいてたら 失うことも無かった 戻れない時をただ この手に感じて 月が満ちてくように 空気を染めてく 全て包んでゆく 罪と瓦礫を映し そこは儚すぎる 浅い季節と知っていた 爪の先で拾った 光の欠片が 胸の中に残って 白紙に戻した 冷たい

plague in my pocket

昨日までの口癖まだ  忘れてなんかいないけど 饒舌な日差しを受けて 僕のリズム狂ってゆく はっきりしない天気でも 弾む息を整えshopping 似合わない靴を手に入れ 土曜日の惨劇始まる i feel a plague in my pocket 誰のせいでもなく 大げさな笑顔振りまく テレビから流れるagitator 爪の先までほら 染まってゆくのわかる? 目の覚めるようなstatus 今日も探し回る とりとめもなく i feel a plague in my

one fine day

シーツの中抜け出して アプリコット切ってみる チェストまでの短すぎる 距離さえ何故か 苛立った サジタリアス大げさに 読み返すone fine day さかさまな時間 そして僕は 何が必要か 絡まったシャツをほどいて考える 今日も僕は 前髪気になって とても柔らかな 陽だまり隠れてる 眠くなる前に二人で 行き先は適当に考える

記憶の花

一人で耳を澄ませ 瞼を閉じ 何が解った それすらも 強い目眩 空っぽの缶 軽く蹴り上げ呟いた リモコン操作を繰り返すような迷路 挫けた足取り もう見失っても フィルムに焼き付いた 君の影をいつまでも追い求めていた 予期した結末にさえ 傷ついてた僕はまるで道化師で 疼いていた痛みなんて きっといつか忘れてゆく 心を苛む 歪なピリオド 目の奥の地図を少し引き裂いて捨てた 自然に散りゆく 記憶の花 無性に繰り返す あのメロディ 挫けた足取り もう見失っても フィ

傷ついた季節

どれくらい涙を流せば 不安を掻き消せるかな 絡み付く時間と 盗まれた記憶を シアンのような声を 優しい雨に溶かして たった一つだけの 見果てぬ真実を 少しずつ抱き締めてみる 痛みも言葉も全部 遠ざかる距離を数えて 季節はまだ 色褪せたままで 大切だった 過去をしまいこむ たとえば傷ついたこと 束の間忘れたくなる 少しずつ抱き締めてみる 痛みも言葉も全部 少しずつ・・・

double standard

また君によく似た 影追いかけていた 宙に浮かんだままの答えを どうして探せばいい また空想のように浮かぶ 馬鹿げた言葉 「ありのまま」なんて ただの偶然が織りなす結末 散らかった部屋に潜む 灰色の約束 誰も居ない午後に 思い出す 零れ落ちる闇が運ぶ涙 静けさが洗い流してゆく 響かない歌声を セロファンに溶かした 君の手に染みこむ 悲しみ 揺れる風はモノトーンに沈み 壁を塞ぐ感情を締め付けた

chronicle sketch

朝の光が 冷たい頬を撫で 自由で孤独な ベッド横たわる 錆びた季節を 頁に書き留め 刻みすぎた言葉が 雨の色に変わって崩れてく 額に集まる 痛みはただ 残酷な程に美しいこの世界を 気怠すぎる時間が 爪の先をかすめて消えてゆく 優しい記憶を過去に移し 永遠の休暇を 求めるように

lost pieces

ひどく澱んでた 空気がとても悲しくて もつれた糸から 絆いでたもの断ち切った 君に会いたくて 過ごす時間は長すぎて 滲んだ涙を そっと包んで投げ捨てた 灰色に崩れてゆく 甘い憂鬱 傷ついた 言葉は 何を残してくれた この手に掴んだ 感情の隙間から 不安で不安で 眠れない夜がまた 心を溶かしてゆくから 暗闇の帳に散りばめた星屑は 孤独に枯れた 花を真似てるようで 傷ついた 言葉は 何を残してくれた この手に掴んだ 感情の隙間から 不安で不安で 眠れない夜がまた 心を溶か

amethyst

あの時の言葉が揺れる陽炎のように 私の心深く染めてゆくよ こぼれ落ちてゆく 木漏れ日を感じて 優しい痛みが 胸に刺さった 弛く吹く風が 前髪を弾いて 消せない傷跡 少し忘れた 通り過ぎてゆく 人の波がいつか 迷い続けてた 記憶の鍵 拾い集めた 一人きり追いかける いつも遠い場所で 思い出の欠片を探す あてどもなく きっと何もかも無くしてた気がして ずっと不自然な 空気綴って時を止めた