終戦の日 今も日本政府が隠す「731部隊」とは?

2024年8月15日。79回目の終戦の日
私は東京にいる
79年前のきょうの空はどんな色だっのかな
79年経ったきょうの空は青空が広がっているが、この後甚大な被害をもたらす台風が直撃するという

★大事なお断り★
私の本職はメディア関係です。ここに綴るのは、メディア業界の者として得た知識や知見に基づくものですが、あくまでも個人的な発信です。よって個人的な価値観やに基づいていますので、言葉遣いには偏りがありますが、メディア陣として内容は事実をしっかり記載しようと考えています。また、強い表現や言葉遣いもありますが、731部隊の存在による衝撃さを分かりやすく身近に感じてもらえるように伝えたいため、あえてそうした表現をしています。

「731部隊」ってご存知ですか?

読み方は「ななさんいちぶたい」です
正式名称は「関東軍防疫給水部」
大日本帝国陸軍(日本陸軍)の研究組織

おそらく知っていても、"名前は聞いたことある"、"ヤバい組織でしょ"くらいだと思う。その実態をここに綴りたい

その研究とは、人体実験、生物兵器(細菌兵器)の開発…
終戦後から今も、日本政府は731部隊の存在を認め、細菌兵器の開発を目的としていたことを認めているが、人体実験をしたことだけは認めていない。
(詳しくは後述)

明治維新後の大日本帝国と数々の戦争

そもそも日本は大陸進出すべく朝鮮半島をめぐって日清戦争(1894~)が起き、満洲国を独立させた。それから日露戦争(1904~)、第一次世界大戦(1918~)と続いた。世界大戦を経て国際連盟ができたが、急速なグローバル化で世界が追いつけず世界恐慌(1929)がおきる。

その後、日本は満洲事変(1931)をおこす。満洲事変とは、関東軍が満洲国の鉄道を爆発させ、リットン調査団を派遣するも「満洲国が起こしたことだ」とする


>>当時の大日本帝国は、こうした国際的な嘘をついて戦争を起こしていたこと、それがまだ数十年前の出来事だって考えられますか?

>>今の日本は、それを包み隠さず教育してくれるところがいいと思う。戦争を経て新たな民主主義国家として生まれ変わったんだと感じる。しかし、それは負けたから。だからもし日本が勝っていたらどうなっていたのだろう。歴史的にも、現代的にも。日本は領土を広げていたのかな。そして今も戦争が続いていたのかな。だとしたら自分の親は生きているのかな。自分は生まれていたのかな。


それにより、国際連盟は「満洲国を独立させたのは侵略するためか」と気づいた。日清戦争で勝った時に日本の領土にせず、一度独立させているのは偽造工作みたいなもの。となると、国際連盟は満洲国独立を認めず日本は脱退(1933)した


この頃の世界情勢は、イタリアがエチオピアへ侵攻(1935)、ドイツがポーランドへ侵攻(1939)
このドイツがポーランドへ侵攻した日が第二次世界大戦の開戦日とされている

侵攻する国同士で同盟を結ぶ動きとなり、「日独伊三国同盟(1940)」がうまれる。これにより第二次世界大戦は本格化した

第二次世界大戦の構図は同盟国vs連合国
連合国とは、第一次世界大戦で協商と呼ばれていた国々アメリカも加わった。同盟国も、日独伊にさらに加わっている。詳細は割愛する

翌年1941年12月、日本は真珠湾攻撃を行う。
それが太平洋戦争(すなわち2回目の世界大戦の中でおきた太平洋エリアの戦争)の開戦日。
太平洋戦争は、同盟国の日本vs連合国のアメリカ
この戦いが最も続いて、それが終戦したのが1945年8月15日。日本にとっては、太平洋戦争の終戦日でもあって第二次世界大戦の終戦日でもある。


>>太平洋戦争エリア外の同盟国vs連合国については、気になるようなら調べてみるとよい

>>私自身、この仕事をするまで歴史の授業で「第二次世界大戦」と「太平洋戦争」って何が違うのかよくわかっていなかった


日独伊三国同盟 当時の三国の異常さ

ドイツは、ヒトラー率いるナチスドイツの時代。
イタリアは、ムッソリーニ率いる社会主義促進、ファシスト党結成・ファシズム政治の時代。

それと同盟を組む大日本帝国の異常さ
三国の共通点は侵攻をした国々であること
そんなことをする大日本帝国の異常さ

よって同盟国vs連合国は、社会主義vs資本主義の戦いといっても過言ではない。


>>これを異常だと感じるのも、日本が敗戦したからであり、結果論としか言えず、敗戦後に生まれた敗戦国の国民だからなのだろう。

日本が敗戦したから…というのは、
資本主義が正しいとされたこと
その勝った国、太平洋戦争でいえばアメリカは自分らの行いが正しかったと信じていること
それによりGHQを派遣し日本国憲法を定めたこと
そして日本軍はそれまで(…日清・日露…など)攻め続けて実際に勝っていて調子が良かったのに、第二次世界大戦で敗戦したからこそ戦争は良くない、調子に乗るのは良くないとと思っていること
だからGHQによって作られたアメリカに都合のいい憲法9条を、自分ら日本にとっては平和憲法と捉えていること
それらのようなことを示す

なんか陰謀論語る人みたいなこと書いているけれど、そうではなく、
日本の学校では日本だけの目線でしか教えてくれず世界目線で見ればまた異なった見方(価値観)があるということが伝わればいい。

その裏を返せば、それこそ陰謀論みたいなんだろうけれど
満洲事変は実は日本がしたことだと教育させることで「今の日本はしっかりしている」と思わせることができ、それと引き換えに世界目線を教育しなくて済むのであれば安い代償なのだろう。実際に満洲事変が原因で国際連盟脱却しているわけだから、そんなのいずれかバレるわけだし…。

知識がつけばつくほど、歴史って面白いなと思う。数十年前の戦争の話を終戦記念の日にしているから、不謹慎かもしれないけれど。


「731部隊」の実験とは

太平洋戦争でアメリカにやられ続け危機を感じた日本はさまざまな策を講じた
そこで出てくるのが歴史でも学んだ「国家総動員」「欲しがりません勝つまでは」だったり
一方その裏で、日本が支配する満洲国に関東軍を送り込み、捕虜でさまざまな人体実験を行った

その被験者が閉じ込められていたところを「マルタ」という
マルタとは隠語であり、捕虜である朝鮮人・中国人・モンゴル人・アメリカ人・ロシア人等をさす。
兵士だけではなく、一般市民、女性、子どもも含まれていた

捕虜を解剖したり、ホルマリン漬けにしたり、どのような生物兵器(細菌兵器)を用いれば人は死ぬのか実験したり…

生物兵器(細菌兵器)を開発できればアメリカに勝てるのではないかと本気で考えていたから


>>私も20代だが、同年代、あるいは前後の30代や10代以下にそれを話しても信じてくれない人が多い
要するに「日本がそんなことするわけない!」と。
平和ボケってこわいと感じる

これもかなり衝撃的だけれど、終戦後、731部隊の人たちはどうなったのか
そこに知らない世界が隠されている。次の項目に書くけれど、もしかしたら「日本の闇」と感じるかもしれないが、これも知識が身につき、政府目線での戦争を考えると当然のことなのかなと理解も納得もできてしまう


敗戦後の731部隊

これはこの項目だけでたくさん内容があるので、次の投稿へ

内容としては

それが現代の日本をつくっていて、大日本帝国から現代日本へは、国民としては「生まれ変わった」と思っている・思いたいが、やはり敗戦国のレッテルの上に成り立っているんだということを綴りたい
それは非国民的な、政治批判的なことではなく、歴史は繋がっているんだと伝えたいから。だから平和ボケせず戦争を伝え続けなければいけないんだと伝えたいから

そして政府が隠し続けているというのはどういうことか

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?