![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/52421454/rectangle_large_type_2_44ee25a10c68fa2856a60b2206ab2a38.jpg?width=1200)
ブランドの本質は歴史にあり!〜カップヌードルミュージアムに行ってきました〜
こんにちは!ブランディングプロデューサーの飯島祥太です。
「まだ世の中に知られていないけれど、魅力的なヒト、モノを輝かせる」
をミッションに活動しています。
『佐藤可士和展』で紹介されていた作品の数々に影響を受け、印象に残ったスポットを巡っています。
佐藤可士和展の感想記事はこちら!
前回は「UNIQLO PARK」についてお伝えしました。
そして今回は、「カップヌードルミュージアム」へ行ってきました!
カップヌードルミュージアムは、「チキンラーメン」を発明した日清食品創業者・安藤百福氏の「クリエイティブシンキング〜創造的思考〜」を体験できる施設です。
佐藤可士和さんが総合プロデュースを手掛けています。
世界中の麺文化が楽しめる「ワールド麺ロード」や世界にひとつだけのカップヌードルがつくれる「マイカップヌードルファクトリー」など、面白いアトラクションが楽しめます。
そして、安藤百福氏の生涯を紹介している「安藤百福ヒストリー」。
NHKの朝ドラ「まんぷく」を観ていた方はわかると思いますが、なかなか波乱万丈のサクセスストーリーです!
チキンラーメンを発明していた仕事場(小屋)の展示もあって、興味深かったです。完成まで休みなく働き、日清食品を創業したのは48歳のとき。とんでもないバイタリティです。
こんな大きい企業ミュージアムの総合プロデュースをするには、相当な苦労があっただろうなと思いましたが、そこには日清食品社長である安藤徳陸さんとの強い信頼関係があったようです。
安藤 義兄から「佐藤可士和さんと食事するけど」と誘われ、せっかくお会いするならと、著書の『超整理術』を読み、可士和さんがどういう思考の方なのか、勉強してから臨んだんです。で、お会いしたら、ぜひ一緒に仕事がしたいと(笑)。当時、ミュージアムでやりたいことは明確でしたし、会社のキャラクターもはっきりしていた。それをダイナミックに表現するにはどうすればいいのか悩んでいたので、もうお願いするしかないと。
佐藤 僕も「日清食品のミュージアム? 面白そう!」と、スムーズに始まりましたよね。
安藤 そこからは毎週のように打ち合わせ。後ろに予定がないほうが集中できると、20時から夜中まで意見を交わしました。
佐藤 家が近所だったから終わった後、西麻布の僕の事務所から高校生みたいに一緒に歩いて帰りましたね。偶然にもお互いウイスキーが好きだとわかってからは、僕の行きつけのバー「ヘルムズデール」に寄ったり。
安藤 疲れた高校生が買い食いするみたいにね(笑)。
佐藤 そうそう。本当にミュージアムをつくるためにやるべきことが膨大にあった。でも最初にミュージアムをつくったことが、のちのち日清食品と関わるうえで、本当によかったと思っています。創業者の安藤百福さんの思考やクリエイティブシンキングを、ミュージアムをつくるという過程でとことん整理して、その本質を摑むことができました。
引用:GOETHE「ヒット商品連発! 日清食品の快進撃を支える二人の男」
ブランドの価値を高めるには、本質を掴むことが大切なんですね。
そのためには、どんな思いで起業し、どんな思いでコンテンツをつくったのか、ブランドが歩んできた軌跡を理解する必要があると感じました。
ブランディングを担う者として、創業時の想いやブランド価値の本質をとことん追求していこうと強く思いました。
それにしても、日本を代表する経営者とクリエティブディレクターの会話って、どんな感じなんでしょうか。
こっそり、覗いてみたい(笑)
#ブランディングプロデューサー #カップヌードルミュージアム #佐藤可士和 #安藤徳陸 #安藤百福 #チキンラーメン #日清食品
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?