ご飯のおかずの沢庵
こんにちは、四代目キムたくです。
今日は、沢庵の最近の傾向について書いていこうと思います。
一昔前は、ご飯のおともと言えば、沢庵だったそうですが、現代においてそのような考え方をしていただいている方は大きく減っています。
そもそも、白いご飯を食べる人が減っています。パンなどの洋食化が進んでますよね。
しかも、多くの食品で溢れかえっていて、たくあんを始めとする漬物を口にする方が減っています。昔は納豆が1つ売れる間に漬物は10個売れていたそうですが、今となってはその半分以下です。
色々な要因は考えられますが、一つは選択肢の幅広さが違いますよね。スーパーマーケットにいくと惣菜のラインナップがとても充実していて、おかずになりそうなパックに入っているものの量が多いです。
昔は各家庭で大根を干して糠床に漬けこんで食べていたり、近所の漬物専門店でたくあんを買って食べていたそうです。沢庵は、他の食品と比べると保存期間が長い食べ物なので日本人の食生活で重宝されていました。
加えて、ご飯との相性が良く、たくあんを噛むことによって咀嚼回数が増えて、ご飯の中に含まれているデンプンを酵素が分解してブドウ糖を精製して甘さを出すなどの特徴があります。
ただ、近年はお米の質の変化もあって、口当たりの良い甘さのするお米が増えています。
などなど、そういった理由が複合的に絡み合って、最終的に沢庵の消費量が減って、沢庵の文化自体が危機にさらされています。
そうなった時に、沢庵側としても変化が必要なのではないかと思っています。
今まで通りの立ち位置で沢庵の役割を見出してもらうよりも、沢庵が自ら変化して世の中に受け入れてもらいやすい状態をつくっていくべきではないかと思っています。
そこで、私自身は新しい取り組みを始めてみました。それがこちらです。
たくあんを史上最強のご飯のおともにしようとする試みです。
ご飯の消費量が減少傾向にあると言えど、多くの方が主食としてお米を食べていることは変わらぬ事実です。
で、最近だと久世福商店さんというお店が、さまざまなご飯のおともを提案していて、特に興味深かったのが食べるすきやきでした。
すきやきってめちゃめちゃ美味しいし、冬になると頻繁に食べたくなる料理です。それが瓶詰めで簡単に食べれると言う形式になっているのは感動ものです。
でも、すきやきに足りていないところとしては食感です。
お米を食べるときは、食感があった方が美味しくなると私は個人的に強く思っています。そこで、食べるすきやきに、私の大好きな沢庵を加えることによって素晴らしい化学反応が起きるのではないかということを考えました。
そうしてこの動画を撮影してみた次第です。
思ったよりも美味しくて相性が良かったというのが率直な感想です。
すきやきの味が濃いので、沢庵の味は存在感を潜めていましたが、食感がとても良い役割をしていました。
沢庵を刻んで混ぜるだけという、簡単な組み合わせです。一度食べたらもう一度食べたくなるような旨さがあります。
こういった形で、沢庵の本質的な部分に着目して、その部分を活かして他の食材と組み合わせていくというのは時代に適応していくための方法の一つとしてアリなのではないかなぁと思ってます。
前回の動画では、タルタルソースと沢庵を組み合わせたものも挑戦してみました。こちらは、ご飯のおかずというよりは、洋食などの付け合わせの方が相性が良いのかなぁという印象です。
こういった形で、沢庵という素晴らしい日本の文化を令和時代に適合させていく試みは自分としてはとても楽しいし興味深いです。
もしかしたら一部の方から避難があるかもしれませんが、そういった部分も含めて沢庵は愛されている食品なんだと実感します。
あんぱんって素晴らしい文化だと思います。あんことパン。和食と洋食のコラボレーションは、食の分野で掛け合わせるべきであると思ってます。洋食と一括りにしてしまうことは良くないことかもしれません。諸外国の食文化をたくあんと掛け合わせてみたいと思ってます。おすすめがあれば教えてください。
本当に、沢庵がご飯のおともとして、存在感が薄くなっているのは悲しいことです。そもそもが存在感が強すぎたかもしれませんが、世の中に改めて強い存在感を放って欲しいと思ってます。
自分自身は、たくあんそのものの美味しさも好きです。掛け合わせて食べる美味しさも好きです。
やはり沢庵の味というのは、長年かけて日本人が食べてきたという歴史的背景もあるので、私たち日本人の口にはあいやすいのではないかなぁと思っています。
この記事に巡り合っていただき、ここまで読んでくださった方に、沢庵を食べるきっかけになったらとても嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございます。
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