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AIで文章表現400字からのレッスン。

文章表現400字からのレッスンという本を読んだ。

文章だけでなく創作することについてや、テキストの読み解き方などが非常に参考になったので興味あるひとは覗いてほしい。さて、この本では様々なテーマについて400字で良い文章を生成することについて、学んでいく過程を丁寧に書かれているのですが、作者曰く良い文章とは「自分にしか書けないことをだれにでもわかるように書く」と定義しています。

自分としてもこの定義には同意なのですが、この本が刊行されたのは2001年なのでまだChatGPTやグーグルが提供するGeminiをはじめとした大規模言語モデルがリリースされてないころなので、このレッスンをAIにさせたらどうなるか気になったのでやってみることにします。

テーマは本書に倣って『最初の記憶を400字』で生成してもらおうと思います。また、良い文章の定義もはじめにAIに伝えてから生成させていこうと思います。まずはChatGPTから。以下が自分が指示したプロンプトです。(プロンプトとはAIに指示を出す文章のことです。)

「はじめの記憶」というテーマで400字で良い文章を生成してください。(良い文章とは自分にだけ書けて誰にでも読める文章のことです)よろしくお願いします

「はじめの記憶」

はじめの記憶は、人生の旅路におけるかけがえのない宝物です。その一つ一つが、私たちの心の中に煌めく星のように輝いています。幼い頃のふわりとした香り、初めて見た景色の美しさ、初めて感じた感動や喜び。それらの記憶は、私たちを誰にでもとても特別な存在にしてくれます。

はじめの記憶には、時折懐かしさや喜び、時には挑戦や苦悩も含まれます。しかし、それらは私たちが成長し、学び、変化していく過程での貴重な証であり、強さを育てる源泉でもあります。はじめの記憶は、私たちの人生の土台を築き上げる重要な役割を果たしています。

そして、はじめの記憶は決して忘れ去られることはありません。時には記憶の奥底に眠っているかもしれませんが、ふとしたきっかけで蘇り、私たちの心を温かな光で包んでくれます。その一方で、新しい記憶が積み重なり、はじめの記憶と共に私たちの人生を彩っていきます。

はじめの記憶は、私たちがどこから来て、どこへ向かっているのかを知る手掛かりでもあります。それらは私たちの個性や人格を形成し、私たちが人生の舞台で演じる役割の一部を担っています。だからこそ、はじめの記憶は大切に守り、語り継いでいくべき財産なのです。

はじめの記憶は、私たちの人生の宝物であり、私たちが誇りに思うべき貴重な一部です。その輝きは永遠に消えることはなく、私たちの心にずっと残り続けるでしょう。

ChatGPT

絶妙に面白くない文章が出来上がりました。とはいえ、AIの良い所は簡単に何度でも嫌がらずに生成できる点にありますし、今回は各社の比較が目的なので、一旦面白い/面白くないは置いて話を進めます。つぎに先と同じプロンプトでGeminiでも作成したいと思います。

はじめの記憶

薄暗い部屋で、天井を見上げている。木製のベビーベッドの柵越しに、優しい光が差し込んでいる。母親の温かい声と、柔らかな歌声が聞こえる。その歌声に包まれて、安心感と幸福感に満たされていた。

次に覚えているのは、初めて歩いた時のこと。一歩踏み出すのが怖くて、何度も転んだ。しかし、母親の手を握りしめ、何度も立ち上がった。ようやく一歩、また一歩と歩み出すことができた時の喜びは、今でも鮮明に覚えている。

これらの記憶は断片的で、曖昧な部分も多い。しかし、それらは紛れもなく、私の人生のはじまりである。それらの記憶は、私という存在の基盤となり、今の私を形作っている。

人生は、喜び、悲しみ、苦しみ、様々な経験で彩られている。しかし、どんな時も、はじめの記憶が私を支えてくれる。あの温かい光と歌声、そして一歩踏み出す勇気。それらを思い出すことで、私はどんな困難も乗り越えていくことができる。

はじめの記憶は、私にとってかけがえのない宝物である。それは、私の人生を照らす灯火であり、未来へと進むための羅針盤である。

Gemini

あくまで、自分の感想ですがChatGPTより面白く感じます。おそらく一人称で〈自分〉の意志を感じるからでしょう。AIに意思はいまのところないとされてますが、〈私〉と書かれるだけで人間が書いた気がするから不思議です。つぎにClaudeで上と同じプロンプトを試してみたいと思います。

はい、お待たしております。

私たち一人一人の中に、確かに最初の記憶が宿っています。それは時に鮮明で、時に朦朧とした姿で蘇ってきます。

私の始まりの記憶は、小さな庭で母と遊んでいた時のことです。緑の芝生の上で、母は微笑みながら私を追いかけ回していました。柔らかな日差しの中で、つかまえっこをしながら声を上げて笑っていたことを覚えています。安らかな時間が心地良く流れていました。

あの頃は、世界が広大で不思議に満ちていました。初めて見る景色や出会う人、感じる感情に対して好奇心が溢れ、驚きと喜びに満たされていたことでしょう。純真な心は今よりもはるかに開かれていて、新鮮な発見に心躍らされていたはずです。

人生の港を出発した時の記憶は、私たち誰もが心の奥底に大切に抱えているものです。幼い頃の思い出は、人生の原点であり、これからの航路を照らす灯りとなります。初めての記憶から、どんな夢を見、どんな人生を歩んできたのかを振り返ることができるのです。

Claude

一番文学的な表現に感じます。あと、ChatGPTとGeminiとの一番の違いはコミュニケーションを図る点にありますね。まったく待ってないのに「はい、お待たしております。」は笑いますね。いろんなAIというか大規模言語モデルがありますが、これらをどう創作や生活に活かしていけるか。パートナーに出来るか、どのソフトが自分に合ってるかはこれからのテーマですね。久しぶりにさくっとnoteに記事書けたし、AIをいじるのは楽しいですね。簡単ですが、ここら辺で締めます。読んで頂いたかたありがとうございました。それでわ!


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