見出し画像

微熱咳鼻水大雨傘なしディズニーシー

7月16日、火曜日だけど大学は補講なので休みだった。月曜日は海の日で休み。というわけで、4連休だったわけだが、僕はそのうちのはじめ三連休を家で過ごした。

というのも、その少し前から咳が出始めていて、土曜日についに熱が出てしまったからだ。次の週には夏休み前の期末テストがいくつか控えていたため、家でテスト勉強でもすればいいのだが、僕は「3連休でみんなが遊んでいる中俺だけ家でテスト勉強をするわけにはいかないなあ」とか適当なことを思いながらYouTubeを見ながら過ごしていた。

さて、月曜日もお家でゆっくりしながら過ごしていたわけだが、実は翌日の火曜日に大学の友達とディズニーに行こうという話をわりと前から話していたのだ。僕は「熱が引かないから申し訳ないけど行けない」などと言って休もうかと考えていたのだが、それはできなかった。

僕は大学3年生になってから、5月にも6月にも実は体調を崩しているのだ。これには自分も驚いている。確かに生活習慣はべらぼうに悪いのだが、ここまで体調を頻繁に崩すなんてことは思っていない。そして、7月にも体調を崩してしまった。正直、友達に「体調を崩したから休む」なんていう休み方は通用しないのではないかと感じてしまったのだ。

「あいつ3ヶ月も連続で体調なんて崩すわけねえだろ、言い訳すんなや」
「3ヶ月連続で体調を崩すとかどうなっとんねん」
「これ普通に、俺たちとディズニー行きたくなかったんじゃない」

などと思われてしまうのではないかという、お得意の被害妄想を朦朧とする頭の中で展開していたのだ。という感じで、僕は「友達を選ぶか」、「自分の体調を選ぶか」で葛藤していた。ずっとそんなことを考えていたのだが、もう月曜日も半分を切り、そんなことを考えていても仕方がないと思い、僕は勇気を出してサンダルを履いてコンビニに向かった。

今月のクレジットカードの上限はもう超えていたし、ディズニーチケットを買うのに、コンビニの現金払いしかできないと思っていたから。そうして、コンビニにふらふらしながら到着し、どうやってチケットを買えばいいかスマホで調べていたのだが、なんとPayPayでも支払いができるではないか。完全に僕が悪いのだが、僕は頭の中でキレていた。
「体調悪い中せっかくコンビニ来てやったのに、なんでPayPay払いできんだよ」
「せめて今だけPayPay払いできないようにして、現金払いしかできないようにしてくれ」
と、僕はわざわざコンビニに来た意義を探しながら、別に引き出す必要もない現金をATMで少しだけ引き出し、お家に帰った。ちなみに、わざわざコンビニ店員さんと関わりたくはなかったので、ディズニーチケットは結局PayPayで決済した。

というわけで、翌日にディズニーに行かなければいけないことが確定してしまった。僕は寝たら体調が良くなってますようにと願いながら床に着いたのだが、結局寝たのかもよくわからない間に目覚まし時計に起こされてしまった。だいたい3時間睡眠。早く寝ればよかったじゃんという話ではあるが、普段から生活リズムが終わっていてかつ、熱で日中ずっと寝ている僕にはそんなこと無理だった。

一緒にディズニーに行こうと約束していた友達の中に一人、生粋のディズニーガチ勢がいて、その友達が新しくできたエリア「ファンタジースプリングス」をうまく立ち回るために、始発で並んでくれていたのだが、それに伴い「なんちゃらパス」を取るために僕も早くディズニーの入場口前に到着していなければならなかったのだ。

というわけで、僕は7時半にディズニーシーの入り口に到着した。体調が良くなっていたかというと、タイトルの通り「微熱咳鼻水」のフルコンボである。まあ熱が少しだけ下がっていただけマシであるが。

そんなこんなで、ディズニーガチ勢先導の元、入場と同時にファンタジースプリングスのエリアのアトラクションのパスを取り、それと同時にトイストーリーマニアに向かう。結論から言うと、一日を通してこのディズニーガチ勢の立ち回りが神がかっていた。この日我々は1つのアトラクションに1時間以上待ったことはなく、合計10種類以上の主要アトラクションを制覇していた。

ただ、途中アクアトピアという水上コースをすすむアトラクションの「びしょ濡れ」バージョンに乗ったのだが、これを皮切りに、雲行きは怪しくなっていった。

お昼頃アクアトピアでびしょびしょになった後、さらにでっかい雨雲が近づいてきたのだ。バケツのような大雨。久しぶりに体験した。「これは神様が僕を苦しめるためにやっているのかな?」なんて思った。体調が悪い奴が午後中ずっとびしょ濡れ状態で過ごしていることの辛さがわかるだろうか。

冷房の効いているアトラクションのまあ寒いこと。ソアリンに乗ってる時「ずっと南極にいるのかな?」という体の震え方をしてた。

そんなこんなで、いろいろあったが、ディズニーガチ勢の友達のおかげでなんだかんだ新鮮なディズニーライフを送ることができた一方、その後、体調の悪さは1週間ぐらい長引き、テストもあんまりできなかったとさ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?