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ただ地域にいるだけの人として移住する

横浜から徳島への移住

コロナ禍の中、友達が誘ってくれたのをきっかけに生まれ育った横浜から、縁もゆかりもない、なんだか面白そうな徳島に移住してきました。

一人暮らしには大きすぎる古民家を借り、中古の軽自動車を買い、徳島の県南、美波町を拠点にこれまで来たことのなかった徳島、四国を堪能する日々の始まりでした。

独身&リモートワーク移住の地域とのつながり

私は30代独身女性、さらに仕事はリモートワークとして東京から持ってくるスタイルで移住先でも生活していました。

移住する人にもいろんなタイプがあると思うけれど、地域おこし協力隊として活動していたり、町の企業やお店に勤めていたり、自分でお店を開いたりしている人と比べ、私のようなスタイルは町の人からはどんな仕事をやっているのか、詳しくお話しする機会のある人ではないとイメージできないのが実際のところです。

私は町の阿波踊りの連(グループ)に参加させてもらったので、徐々に町の人とのつながりもできたけど、リモートワークの移住だと、積極的に趣味のグループに参加していくか、子どもがいて、子育ての人とつながらないと都会と同様、なかなか地域とのつながりを作るのは難しいなと感じました。

ただ好きで地域にいる

移住してできる知り合いが、地域に貢献するようなお仕事をしている中で、地域とは全く関係のない仕事をして、ただ地域を楽しむだけの暮らしぶりをしている自分自身に、悩んだ時期もありました。

それでも、ある日、地元の人に「何かやらなきゃいけないことがあってこの町にいるわけじゃなくて、ただこの町を好きでこの町に住んでくれる人がいることがとっても嬉しい」と言ってもらえたことで、ただ町に住んでいるだけの自分を受け入れられるようになりました。

今後、私ももしかしたら、地域で何か自分が貢献できることを見つけ、挑戦させてもらうことがあるかもしれません。

でも、今後も、「ここが好きだからいるんだ」と言うのを大切に、前面に押し出して生活することのできる場で暮らしを営んでいきたいと思います。

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