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-雑談-仮想と現実の境界

「“”手に“”論文を書く」人、“勝小”です。
(当noteの前提・諸注意等については、こちらの投稿をご参照ください。)

アバター(avatar)

Wikipedia
アバター、アヴァター (avatar) は、自分(ユーザー)の分身となるキャラクターのこと。

alc
1.《ヒンドゥー教》化身、権化◆ビシュヌ神(Vishnu)の化身の、ラーマ(Rama)やクリシュナ(Krishna)などを指すことが多い。
2・〔概念などの〕具現、化身
3・《コ》アバター、化身◆インターネットなどの仮想空間における、人間を具現化した3次元の動くイメージ。

人々がアバターを持ち、活動する日

バーチャル渋谷
先日のハロウィンでは、イベントがオンラインで開催されることもあったそうです。

(私は参加していないので詳細は分かりませんが、)上記プロジェクトが運営している『バーチャル渋谷』にて、ハロウィーンフェスがオンライン空間で開催されたようです。

ゲーム空間での交流
プレイヤーが作成・カスタマイズしたアバターを操作して、ゲーム内空間を自由に行動することが流行しています。さらに、任天堂の人気ゲーム『あつまれ どうぶつの森(あつ森)』では、企業がPRの場などに活用する動きもあるようです。

その他にも、『スキン』と呼ばれるキャラクターの見た目を変更するアイテム(衣装等)が有償で販売されていることがあります。しかも、「バトルロイヤルゲーム」と呼ばれるジャンルに属するゲーム等においては、キャラクターの能力向上等に一切繋がらない(有償アイテムがゲーム内で有利に働かない)ケースも少なくありません。

つまり、ゲームをより有利にする目的ではなく、ゲーム内で操作するキャラクター(アバター)を自分好みにカスタマイズすることに相応の対価を払うことが一般的になりつつある状況にある。と考えられます。

フィクションの世界
例えば、細田守さん監督の『サマーウォーズ』という作品中の"OZ"など、「インターネット上の仮想世界で現実世界と変わらない生活を送る」ようなシステムがフィクション作品中で描かれることがしばしばあります。

これが現実になる(または、これに近いような世の中になる)ことはそこまで遠い未来ではないかもしれません。

バーチャルYou Tuber(VTuber)

Wikipedia
バーチャルYouTuber(バーチャルユーチューバー、英: virtual YouTuber)は日本発祥の、コンピュータグラフィックスのキャラクター(アバター)、またキャラクター(アバター)を用いてYouTuberとして動画投稿・配信を行う人。また、その文化。通称、VTuber、Vチューバー(ブイチューバー)。YouTube以外のサービスを利用する際などにYouTubeという特定のサービス名を使用することを避けるため、単に「VTuber」(または「バーチャルライバー」)と呼称することがある。

近年VTuberと呼ばれる方々の存在感が増してきている印象で、私もいくつかの配信・動画を楽しく視聴させて頂いております。(明確な"推し"がいるとか、常に視聴しているというレベルではない"にわか"ですけど。)

そして「近い将来、多くの人がアバターを介してバーチャル空間で活動する世の中が来るかもしれない」という考え方も、(私の発想ではなく)とある配信者さん(下記とは別の方)の考えに共感したものです。

とあるVTuberの騒動
前置きが長くなりましたが、本稿のきっかけとなるような騒動がVTuber界隈で最近起こりました。当該騒動そのものに言及する予定はないので、詳細は割愛しますが、
・同じ組織に所属するVTuber同士でトラブルがあった
・組織の運営が仲裁を試みるも上手くまとまらなかった
・結果としてトラブル当事者の片方が組織を去ることになった
という理解をしています。

このトラブルそのものの是非(誰が悪いとか、どうするのが正解か…など)については、色々な考え方があると思いますし、当事者以外では知りえない状況等もあると思いますので、ここで触れるつもりはありません。

本稿で触れたいことは…
「VTuberがもたらすエンタメは、仮想空間にある現実とは異なる場所から行われている(いわゆる夢の国のようなもの)」と、なんとなく思ってたのが、今回の"人間味あふれる騒動"を通じ、「仮想空間(ないし、VTuber)の存在が現実世界に近づいてきた」という感覚を少し覚えた。

と、いうことをお伝えしたかった次第です。

※もちろん、トラブル当事者や当該VTuberを応援していた方々にとって、今回起こったことは非常に悲しい気持ちになることだと思いますし、今回の騒動は何らかのハラスメント行為があったと指摘する声もあり、"人間味あふれる騒動"という表現が適切ではない部分もあるかもしれません。とは言え、本稿及び"人間味あふれる騒動"という表現の使用に関して、今回の騒動を揶揄するような意図ではありません。

仮想と現実のルール・秩序

インターネット空間は、現実世界と比較して"自由"である印象があります。また、(特に黎明期は)無法地帯になり得る側面もあると思います。

インターネット空間(仮想空間)と現実世界の境界が曖昧なものになりつつある状況で、仮想空間は"自由"であり続けるのか、現実世界に近い"秩序(ルール/規制)"が生まれるのか。どのようになるのでしょうか。

無秩序のままというのは現実的ではありませんし、現状も一定程度の秩序・ルールの下で成り立っているものと思います。そして、それがどの程度まで進んでいくのかについては…「自由を求める勢力と、秩序を求める勢力の対立」のようなことが起こるかもしれません。あるいは、仮想空間は現実世界よりも拡張性があると思いますので、上手に棲み分けができるのかもしれません。今後の動きを興味深く追っていきたいなと思います。

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