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翔設計のいま、そしてこれから

こんにちは!翔設計広報室です。
第3回は、引き続き弊社貴船より、翔設計の強い意志、メッセージをお伝えできればと思います。
ぜひ最後までお読みになってください。


いま、翔設計はー総合コンサルタントの立ち位置へ

一般的には、設計は設計事務所、建設は建設会社ですが、建設会社にも設計部門があり、日本全体で建物の 6 割は建設会社の設計・施工でやっています。 元々、日本は大工さんが自分で図面を引いて建物を建ててきたので、設計と工事の分離がほとんどされていません。その状況は今も変わらず、設計事務所に設計を頼みに来る人はほとんどいません。

そしてもはや、設計事務所は今のままでは生き残れないところにきています。設計だけを行う会社ではなく、その設計が必要なプロジェクトそのものをマネジメントしていくために、もっと川上のコンサルタント事業に遡らなければなりません。 そのためには設計業務だけではなく、幅広い能力が必要になります。組織の中にあらゆるソフト、つまり 金融、建設工事、不動産、マーケティングの能力などを内蔵しなければならないのです。 私たちの活路は、それらをマネジメントするコンサルタントとして存在する以外にありません。

総合コンサルタントとして


翔設計が始める新規事業とは

私たちは設計主導の建築事業をやっていこうとしています。 それは、設計というソフトが、建築というハードをマネジメントすることです。翔設計が持つ、設計に絶対的に必要な「マネジメント力」という強みを活かした「トータルなマネジメント」を行なっていきま す。

硬直化した日本文化が、新しいものを阻害しています。この現状が変わるには、あと 20~30 年かかると思 いますが、私たちはそんなに待っていられません。 20~30 年やり続けるという覚悟があれば、それをまとめてやっていく手法もビジネス的にあるかもしれません。逆に言うと、組織、企業の力があればいいのですが、設計事務所の力がない。力がない人たちがリ ーダーになれるわけがありません。

そこで弊社が目指す姿のひとつが、CM(コンストラクション・マネジメント)いわゆる総合コンサルタントです。設計業は総合コンサルの一つの要素であり、工事、不動産、金融、事業化のサポート、投資家のサポートなど 様々な要素が全て入ってきます。

CMは、企画~設計~施工の全てをマネジメントし、予算や工期などを守りながらプロジェクトを進めていく重要なポジションですが、そのビジネスモデルの性格上、スーパーゼネコンなどの大手企業が大規模な事業に採用する手法でもあります。

翔設計のCMは少し違います。予算や工期などを勘案しながら全体をとりまとめていく部分は変わりませんが、企画段階の課題解決や、企画~設計~施工の各段階で、プラスアルファの価値創造を目指します。
また、大手企業が請け負わない中小規模の事業に関して、積極的にCMもしくは設計施工方式などを組み合わせて提案できます。

例えば、より良い工法を選択したり、材料調達の効率性を追求したり、施工手順などを明確に指示してデザインの破綻が起きないようにするなどのマネジメントを行っていきます。これは単に予算順守という取組みではなく、コスト圧縮を考慮しつつも、長寿命化やデザイン性などを考慮して、期待以上の建物を完成させていく為の付加価値なのです。

翔設計は、課題発生から建物竣工、そしてその先の管理、最後は解体もしくは建替えまで、建物の一生をトータルでマネジメントしていきます。

トータルマネジメント

我々は総合コンサルタントとして工事・不動産・金融で基盤を作りながら、それぞれを特化して力をつけていき、さらに総合力を上げていきます。

デベロッパーや不動産業界の方が資金力も組織力もありますが、私たちが違うところは、「マンパワー」 =「人間」を武器としているところです。 私たちはハードを扱う仕事でもマンパワーを重視します。ソフトがハードをコントロールするときに必要 なもの、それが私たちの武器である「人間」です。

人間ですから、辛いより楽しいほうが良いです。もちろん仕事で辛いこともあるでしょう。それでもその辛さを、その先の楽しさにつなげていきたいのです。楽しいからこそ、より柔軟な発想が生まれ、よりクリエイティブな仕事ができるようになる。

総合コンサルタントとしての力、ソフトパワー・マンパワーを向上させていくために、私たちは「楽しさを共に創り続ける」のです。

楽しさを共に作り続ける

付記:建築家幻想 2.0

ソフトが社会のリーダーになる、というのはある意味、幻想、夢かもしれません。 しかし、夢見ることができれば、それは現実にできます。次世代の設計事務所とは、総合コンサルタントなのです。もはや設計事務所という言葉を捨てた方がいいくらいかもしれません。変化するためにはスピード感が大事なので、かなり過激に、革新的に進もうと思っています。

設計はどうしても受身になりがちですが、これは設計業界の最大の欠点です。そうなってきたのは、リスクが大きすぎてやり切れなかったからですが、翔設計は今後10 年で古いやり方を壊して、設計主導の建設をやっていこうとしています。

みなさま、どうかお見知りおきを!


(広報室より)
みなさま、いかがでしたでしょうか。
私たち翔設計は、新しい時代・新しい未来に向かって、これからも進化し続けていきますので、どうぞよろしくお願いいたします!

次回は、翔設計の社員紹介です。
お楽しみに!

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