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僕がカープを応援する理由。

こんちゃ!こちらPL!

今回は僕がなぜ、こんなに弱いカープを応援し続けるのかということを他球団ファンの方にもわかりやすく書いていきたいと思う。

・カープの現状

カープの今季の成績は…

〈ペナントレース〉
19勝32敗  勝率.373(リーグ最下位)

〈交流戦〉
3勝12敗  勝率.200(12球団最下位)
(交流戦始まって以来のNPBワースト記録)

全く救いようのないチーム成績だ。

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侍ジャパン東京五輪代表に12球団最多5人が選ばれている現状において、このチーム成績はファンから首脳陣への批判が出てしまうのも頷ける状況だ。

しかし、こんな状況で僕がなぜカープを応援し続けているのか。

それをここから紹介していきたい。

・新世代が躍動する今季

僕がカープを応援し続ける理由は新世代の成長する過程を応援できるからだ。

他球団ファンの方からしたら、新世代の台頭だけでこのチーム成績で毎日見ていられるものか?と思われるかもしれないが、それがいかに重要かをここから説明していく。

まずは主な若手選手が実際、ここまでどれほどの成績を残しているのかを紹介(自慢?)させて欲しい。

・小園海斗(21歳  報徳学園  遊撃手  18年ドラ1)
打率.326  11打点  出塁率.363

・林晃太(20歳  智辯和歌山 三塁手 18年ドラ3)
打率.355  2本塁打  8打点

・宇草孔基(24歳  法政大  外野手  19年ドラ2)
打率.273  2本塁打  7打点  5盗塁

・中村奨成(22歳  広陵  捕手  17年ドラ1)
打率.333  3打点  出塁率.415

・坂倉将吾(23歳  日大三高  捕手  16年ドラ4)
打率.283  12打点  出塁率.358

・羽月隆太郎(21歳 神村学園 内野 18年ドラ7)
打率.276  5盗塁  盗塁成功率.857

・森下暢仁(23歳  明治大  投手  19年ドラ1)
防御率2.35  QS率88.89%(セ1位)

・栗林良吏(24歳  トヨタ  投手  20年ドラ1)
防御率0.37  12セーブ  奪三振率14.05(セ1位)

・高橋昂也(23歳  花咲徳栄  投手  16年ドラ2)
2勝2敗  2QS                             (※交流戦終了時点)

改めて今成績を見ても、こんな数の優秀な若手がカープにいる事が誇らしいし、数年後のカープが楽しみで仕方がない。

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投手陣に関しては、若くして森下、栗林が侍ジャパンに選出された。

ここに名前の無い選手も含めて、今の若手にはこのまま順調に力をつけて将来的にAクラス入り、優勝争いをして欲しいと思う。

皆に期待している事に変わりはない。しかし、期待している選手をあえて選ぶとすれば中村奨成だ。

・広島出身  中村奨成

今季は、今や日本の4番となった鈴木誠也を日本で見ることの出来るラストシーズンと言われている。今オフ、メジャーリーグに移籍することが濃厚視されているからだ。

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この事実を踏まえて、やはり右の大砲として花咲く日が待ち遠しいのは中村奨成だ。

彼は清原和博さんが持っていた1大会5本塁打の記録を、2017年の夏の甲子園で1大会6本塁打放って30年以上ぶりに塗り替えた高校野球界では伝説的選手と言っても過言ではない。

地元・広陵高校のバッターが大記録を達成したことには広島の野球ファンも喜んだ。

今思えばカープファンはあの時点で
中村奨成に完全に心を掴まれていたと思う。

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4年前のドラフト会議で中日と競合し、カープが当たりくじを引いた時は本当に嬉しかった。

今季はプロ初ヒットを放ち、その後も打率.343の活躍を見せ、待ちに待った地元出身の大砲として花咲く日が少しずつ近づいている。

しかし、この成績に見合うほどの出場機会を得られていないのも事実だ。これは、明確に守備力が原因だと言える。

経験が物を言うとされる本業の捕手。
今季から挑戦をしている外野。

共に1軍クラスに達しておらず、試合に出場するためには大至急、守備面でのレベルアップが求められる。

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来季、鈴木誠也がいない事を考えても、守備面での課題を克服した上で"ポスト鈴木誠也"として早く1軍で持ち前のバッティングで更なるアピールが必須だ。

広島出身の選手を他の選手より推してしまうのは、良い意味でも悪い意味でもカープファンの性。

広島出身・中村奨成が広島カープの中心選手として、チームの顔として、チームを引っ張ってくれる日が本当に待ち遠しい。

・新しい周期に入ったチーム

ここまで3連覇の主力メンバーが30代を迎え、新しい世代が台頭している今のチーム状況を紹介した。

ここ数年のチーム状況や浮き沈みの激しい順位変動を見て、カープ特有の周期がある事に気づいた。

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この周期は、1人の選手の周期ではなく、チームとしての周期を表している。

カープは他球団に比べ、ドラフト戦略的に1つの集まった世代が約10年ごとに変わるがわる活躍している傾向にあると思う。

ここ10年がタナキクマル世代(89年生前後)なら、今は小園世代(00年生前後)と言えるだろう。

当たり前の事だが他の11球団の場合は、毎年リーグ優勝を狙っている状況にあると思う。

しかし、チームとしてこの周期があるカープは年によって、〈勝ちながら育てる年②〉〈優勝を狙う年③〉があり、稀に不本意ながら〈育成に全振りする年①〉があると思う。

更に噛み砕いて説明するならば、選手のほとんどが1軍での経験が必要な時期があったり、選手のほとんどが全盛期を迎え、チームとして優勝を狙う時期があるということだ。

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2010年から2018年まで、この周期を全うし、リーグ3連覇を達成した最強タナキクマル世代。

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2019年からチームは、小園世代(小園、林、羽月、宇草、森下)による新しい周期に入っていると思う。

毎年、その年がどのような趣旨のある年かを理解した上で見ると、ファンとしてさらに楽しめると個人的には思うし、今季(2021年)の場合は明らかに〈(3連覇メンバーで)勝ちながら(小園世代を)育てる年〉だと思う。

そうだと考えると小園世代が一軍定着し始めたばかりの今、低迷していることは強くなるためには当然のことだと思うし、むしろ若手が成長するためには大事な期間だということに気がつく。

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後にリーグ3連覇を達成する最強タナキクマル世代でも、周期の①・②にあたる2011年、2012年は共にリーグ5位、4位と低迷していた。

ファンとしては、今の世代がプレーヤーとして育ち、Aクラスに入り、優勝争いをして…というのを想像すると楽しみで仕方ない。

そう思い浮かべてみると、負けても負けてもカープの中継にチャンネルを合わせてしまうことを納得して貰えると思うし、もっと言うと見ないわけがない。

・2016.9.10の景色がもう一度見たい

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2016年9月10日。自分は、カープの25年ぶり優勝を東京ドームの三塁側でスタンドから観戦。そして、新井と黒田の抱擁に感動した。

全盛期を迎えた若手タナキクマル世代と優勝を経験しないまま引退する日が近づいていた新井と黒田のベテランが融合して優勝した2016年は今でも忘れられない。

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他のカープファンの方も思っているだろうが、2016年のリーグ優勝でファンとしてあれだけ感動したのは、確実に低迷期があったからだと思う。

そうとなれば次リーグ優勝する時、2016年の時のように「あんなに弱い時もあった」と言いながら感動したいし、今とことんカープを見ようと思う。

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今の低迷期を乗り越えた先には、リーグ優勝を達成し、胴上げ投手栗林が會澤と抱き合い、周りを宇草、林、中村奨成、小園、羽月で囲んで喜んでいる様な最高の景色が待っているはずだ。

新しい周期に入っている今のカープ。
この周期(世代)で、前の周期(世代)が達成できなかったパ・リーグを倒して日本一になる日を夢見てまた負けても負けても、僕はカープを応援し続ける。

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・終わり

1年以上ぶりに記事を書いてみました。
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