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「お客様と老いて、お客様と死ぬ」

ECを生涯の生業にしたい三浦には、

「お客様と老いてお客様と死ぬ」

という理想がある。

・自分の肉体と感覚は老いる。
・常連さんも歳を取る。
・ずっとお客さんと交流したい。

場末のスナックや、個人経営してる料理屋さんが、何十年も常連さんと一生付き合いながら、お互い年取っていく、みたいなのに憧れる。

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近い未来でオンライン飲み会やら、交流会を開催するテクノロジーが今より発達したら、オンラインバーでお客さんとずっと喋ってるジジイになりたい。

ECサイトはコミュニティ。

ECサイトの運営は、組織などにより、いろんな考え方があるけど、三浦は「ECサイトはコミュニティ」と考えています。スナックみたいな感じ。

店舗からの発信が一方通行になりがちな店に関わって楽しいですか?自分の店とお客様の関係値を「クーポンだけ」で繋ぎたいですか?毎日、お得情報だけを送ってくれる店に興味ありますか?

Shopifyを使って運営してる、ミウラタクヤ商店で、お客様から注文や接客をしてる中で感じることは「お客様の中には交流を求めている人も多い」「交流することに価値を感じてもらってる」ということ。

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それに気づいたことから、交流にこそ価値があって、ミウラタクヤ商店を交流する店にしたい、と考えた。

・だからLINEを超活用してる。
・だからSNSを使ってる。
・だから名前をミウラタクヤ商店に。

そして「お客様と老いて、お客様と死ぬ」が理想。

通販業界10年目。環境の変化を感じる。

10年以上、EC業界に身を置いてますが「本当に環境が変わった」と感じる。アドテクノロジーやら効率化ツールより、コミュニケーションの取り方にフォーカスされる感じ。

技術が発達することで、逆にテクノロジーから解放されて、本来の人間が取るべきコミュニケーションがオンライン業界でも最重要とされるように。

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EC業界はSaasより顕著に、その傾向が出ている気がしてお客様のことをnとして見る「ちゃんとしてない店は淘汰される」という感覚も覚え始める。

「ちゃんとしたい」からロゴを変えよう。

三浦はロゴやデザインに「こだわりがあるようで、こだわりがない」いままで店に貼ってたミウラタクヤ商店のロゴは全部自分で作ってきた。

厳密には、デザイナーさんに作ってもらったことはあるけど、毎日触れてる中で、なんとなく気に入らなくて自分で手を加えて「自分の手で作ったロゴ」で、コロコロ変えながらやってきた。

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「ミウラタクヤ商店」という名前さえ、お客様に認知してもらえれば、デザインやロゴなど、そこそこ格好良ければ、なんでも良いと思ってて、5年間フラフラと、そんなスタンスでやってました。

全盛期はいつだ?おれは今かもしれない。

Shopifyに出会って、業務効率が上がって、お客様と交流できるようになって、売上が4倍を達成したこと。Shopify教育パートナー第一号になれて、いろんなEC賢者と交流させてもらえるようになったこと。

最大の事件は、馬鹿にされることもあった三浦が「Shopify運用大全」という、素晴らしい書籍の執筆者として名を連ねられたのだ。

間違いなく2021年「三浦の人生には何かが起きてる」って感覚があり「2021年をキッカケに、ミウラタクヤ商店をちゃんとしたい」と考えていた。なんとなくの覚悟を決めたい、ミウラタクヤ商店を一生涯続けると覚悟したい、と。

2021年の男、フラクタの河野さん。

なんとなく2021年は違うな。

そう感じたことを記念に残したい、じゃあ、どうする?そうだ!ミウラタクヤ商店のロゴを刷新しよう、と考えた。

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でも、またフラフラ変える?でもコロコロ変えるのもアレだしなぁ、と悶々と考えていたら、長く使い続けるためには、三浦は「すごい格好良いデザイン」より「誰に作ってもらったか?」を重要視するだろうと、ふと思った。

実は2021年、三浦のShopify界隈でのメンターだったのは「フラクタの河野さん」と「Storeheroの黒瀬さん」だ。ってか僕は思想が似た、仲の良い友達だと思っている。そして何を隠そうShopify運用大全の執筆に声をかけてくれたのは河野さんだ。

河野さんに作ってもらったらフラフラせんやろ。

と思い、河野さんにミウラタクヤ商店のロゴデザインをお願いした。

河野さんはスマートである。

普段の会話では「中学生か!中学生の男の子か!」みたいな発言しかしないが「ロゴを作ってくれないですか?」という伝えると真面目に対応をしてくれた。それはスマートだった。

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活動拠点を京都へ移し、今後「食と健康」をテーマに日本の文化を発信していくことを三浦氏が決意したタイミングであったため、それらの覚悟をロゴにも込めたい、また京都のシンボルでもある伏見稲荷をイメージに組み込みたいというご要望がありました。そこで、伏見稲荷のオレンジをアクセントに、ブランドの特徴でもある親しみやすさと信頼感を醸成するロゴをご提案しました。シンボルは三浦氏の家紋からインスピレーションを受け、シンプルで使いやすいかたちに仕上げました。

ロゴの意味ってなんだろう。

ECサイトの思想が何万通りもあるように「ロゴの意味ってなんだろう?」という問いに対して2021年の意味合いは「河野さんに作ってもらいたかったから作った」というものである。

ミウラタクヤ商店は明日には「健康食品屋」から「飲食店」になってるかもしれないし「農家」になってるかもしれない、業態は変わるかも。

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ただ変わらないのは発信者が三浦である、ということ。そのためにミウラタクヤ商店という名前に意味を持たせたくて2021年にロゴを作ってもらいました。作って欲しい人にも出会えたので。

このロゴもいつかは変わるでしょう。

ただ長く使い続けるし、人生なにがあるかわからない、今は凄く作ってもらったことに満足をしている。そして使い続けたいとも思っている。

一生涯働くのだから、一生使えるものが良いですね。そんな感じでロゴを作ってもらいました、という話でした。

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