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先月は私にとって非常に大きな決断がありました。

それは6月に予定していた豊田市内でのS.HOPESのフランチャイズ出店のひとつを見送ったということです。

理由は内部事情により明かせませんが、自分にとってとてもストレスのかかる事で、身体にも異変が起きるほどでした。 



私はこのトレーナー業を25歳の時に志して、見習いに入りました。

その頃から「有言実行」は自分のポリシーであり、プライドにして生きてきた。

トレーナーの道に入る前は大卒で一般企業に就職して働いていたが、イヤになって辞めました。そのとき何かやりたい事はないかと考えてトレーナーの道に進んだのですが、当時同僚や先輩、周りの人に

「若いうちにやりたいことやった方が良いよ」

という言葉をいただきました。
もちろんこの言葉には皆さんは悪気はなく、むしろ私への慰めやねぎらいだったと思いますが、このとき私は、

「誰も僕のことを成功するなんて思ってない」

と感じました。今となっては皆さんの気持ちは分かりますが、当時の私は「仕事をイヤで辞めた」という負け犬根性があり、卑屈になっていたのでしょう。

実際に仕事がイヤになり、逃げ出したのは自分なんですが、この感情が自分を変えたと思うのです。

この時から

「自分の言動の理由の全てを、自分の口で説明できる人生を生きる」

と決心しました。そして自分がやると決心したことは何がなんでもやり切ると。

私はこのプライドを支えにここまでやってきました。



トレーナーで給料をもらえるようになる。

就職した会社No. 1になる。

その会社を地域No.1にする。

独立し、この仕事をして妻や周りの身内に「それで良かった」と思ってもらえるような実績、環境をつくる。

誰がどの角度でみても、地域No. 1のトレーナーになる。

同じ志を持って進んでくれる仲間達を絶対にトレーナーとして成功させる。

S.HOPESグループの存在が地域にとってかけがえのないものとなるような基盤をつくり、トレーナーの社会的地位向上を果たす。



自分の中で実現したと思うことも、まだ志半ばなことも多々ありますが、私はこの決意を諦めたことや開き直ったことはありません。絶対に実現する。

ただ今回のフランチャイズ出店見送りに関して、
出店はもちろん自分の中で決意したことでしたが見送るという決断をしたことは、

初めて自分の決意に反した選択をしたことであり、プライドは傷つき、自分の人格さえ崩してしまうような出来事でした。

しかし今の自分には自分の人格以上に守らなければならないものがある。

それは家族や仲間、そしてお客様です。

自分の人格やプライドなどいくらでも建て直す自信はあるが、

信用は一度失ってしまっては取り返せない。

今回の出店が自分や自分達の信用や周囲の人々から自分への信用を害いかねないと判断したのが理由です。

今回学んだこととして、

信念を貫き前進することはとても大切だと思うが、ときには「引き際」も大切である。

引き際でプライドが邪魔して強引になったり、迷って躊躇しては、本当に大切なものを失ってしまう。

常に目的を明確にして、あと一歩というところまで来ていたとしてもときには「引く」という選択肢を持つことも大切である。

そして引き際を意識しながら始めること。

これから身体と心を一度整えながら、再スタートを切り、再び前進できるように努力します。