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夏祭りに必要な力


夏の夕暮れ、少し気温が落ち着く時間帯から始まる夏祭りの時期だ

良いなあ、行ってみたいなあと思う

そうこうしているうちにもう5年以上も行っていない気がする

毎年、この時期は何してるんだっけ

そうだ、夏はヘロヘロになっているんだった

社会人10年目ほどになり、初めて日光を浴びる仕事に就いた私は、直射日光が我々のエネルギーをいかに消耗させるかをここ数年でまざまざと体感している

夏はとにかくへばっている
どんな作業をしたかとかそれ以前の話であり、兎にも角にも外に出るだけで疲弊する

心身の危険を感じるほどの暑さが連日続き、外の植物たちは水を求めている

しかも我々は定められたシフトタイムで働くため「日が出ていない時に水やりを」という理想が叶えられず、泣く泣く照りつける日光の元で水やりをする毎日だ

そんな通勤途中で目にする「お祭り開催」の文字

仕事終わりはおろか、休みの日だって夏祭り開催の夕方までエネルギーが残っていない。私は早くシャワーを浴びたいし、涼しいところで眠りたい

あれはきっと夏のエネルギーがある人々の戯れなのだ

こうして年齢を重ねていくにつれ環境に適応する身体的変化を今年もまた一段と感じる夏の始まりである

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