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仕事で大事にしていること

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私が仕事をする上で大事にしている考え方や言葉に関する記事をまとめています。
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#日経COMEMO

大企業の社長スピーチを考える初コンサル案件は、「怖さ」と「喜び」の両方を教えてくれた

新卒で広告会社に入社した私は、7年目に大きな異動を経験します。 異動先は、できたばかりのコンサルティング部門。 初めて担当した案件で、「もしかしたらコンサルタントとしてやっていけるかもしれない」という、小さな成功体験を味わいます。 その後十数年続くコンサル人生の起点となった「あの会議」について、今日は書いてみたいと思います。 仕事の重大さに気づいた日自分の仕事は、結構ヤバい。 そう感じた日のことを、いまでもはっきり覚えています。 場所は、都内の有名ホテル。そのホテ

目上の人にアポ取りの連絡をする時に、緊張しなくなるおまじない

突然ですが、目上の人にアポイントを取るときって、緊張しませんか。私はします。 例えば、学生時代、就職活動で会ったこともない先輩に連絡をする時、めちゃくちゃ緊張して、何度も文面を見直したり、「やっぱり明日送ろう」と先延ばししたりしていました。 社会人を16年も過ごした今でも、あまり親しくない社内の偉い人に連絡するときや、ほぼ初対面の経営者の方に連絡するときなどは、いまだに緊張します。 なぜ緊張するかというと、冷たく断られたらどうしよう・・という恐怖感があるからです。あるい

ドラマ『99.9-刑事専門弁護士』から学んだ、心理的安全性の作り方

先月、部のメンバーとの1on1についての記事を書いたところ、過去一番の反響でした。ありがとうございます。 今日は、前回の記事で書ききれなかった、私なりの信頼関係の作り方について書きたいと思います。 前回の記事では、1on1の最後に本人に自分の発言を振り返ってもらって、気づきを言語化してもらうことが大事だと書きました。 しかし、もしも目の前にいる私が信頼できる人間でないと、気付いたことを素直に言語化することはできません。 信頼関係がないと、いくら手元に「1on1の質問集

面白い仕事は、発信している人のところに集まる

4月。新しいことが始まる時期です。「どんな1年になるのかな」「面白い仕事が来ればいいけど・・」と思っている人もいるのではないでしょうか。 この時期に、特に新社会人や若手の方にオススメしたいのが、自分がやりたい仕事について、積極的に口に出して言い続けることです。 面白い仕事は、常に発信している人のところに集まります。 これは、17年働いている自分の実感としてもそうですし、マネージャー職になり、部下に仕事を割り振る立場になって、ますます確信していることでもあります。 そこ

やりたい事がわからない時は、気になる何かに参加してみよう

自分のやりたい仕事がわからない、という人は多いと思います。 私も、自分に向いている仕事はこれだ!と思えたのは、働き始めて7年目のことでした(結構遅いと思います)。 それも、半信半疑で関わったプロジェクトだったので、まさか自分のやりたい仕事になるとは夢にも思っていませんでした。 キャリアの世界では、「積極的不確実性」という言葉があるそうです。 不確実な時代には、客観的なデータや論理性による判断だけでなく、主観的・直感的な判断もキャリア形成に重要とのこと。 思い返せば、