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頭を柔らかくするアイデア発想法

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クリエイティブな発想に役に立つ記事をまとめています。
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#イノベーション

なぜ、コンビニで売っているものは答えられるのに、「売っていないもの」は答えにくいのか

人には、簡単に答えられる質問と、答えにくい質問があります。 就活や仕事で「答えにくい質問」に出会った時は、真正面からぶつかるだけでなく、自分なりに質問を再定義する力が必要です。 では、どうすれば答えにくい質問を、答えやすい質問に再定義できるのか。 今日は、就活や仕事で成果を出すための「課題の再定義」について書いてみたいと思います。 大きな質問を、答えやすい質問に変える先日、会社の後輩が実施したある研修にサポート役で参加したのですが、その中でこんな練習問題がありました。

自分の視点を強制的に変える「カラーバス」トレーニング

人は、きっかけさえあれば、視点を変えることができる、私はそう思います。 それを体験してもらうために、私が仕事や研修などでよく使うのが「カラーバス」というトレーニング方法です。 このトレーニングを行った後に街を歩くと、今までと景色が変わって見えるという不思議な体験をすることができます。 今日は、自分の視点を強制的に変える「カラーバス」トレーニングについて書いてみたいと思います。 発想力は鍛えられる時代の変化がどんどん速くなっています。 今後、変化に対応するために必須とな

データを眺めているだけでは分からない、その商品を買った本当の理由

マーケティングやブランディングの仕事をしていると、普段の買い物もつい仕事目線で分析してしまうクセのようなものがあります。 先日、10年ぶりにレンタルビデオ屋さんに行ったのですが、「あ、これがジョブ理論か!」と勝手に分析していたことがありました。 そこで今回は、ジョブ理論を参考にしながら、日常生活で簡単にできる発想トレーニングについて書いてみたいと思います。 レンタルビデオ店に求めているもの まず、自分自身の買い物体験について書きたいと思います。 最近、近所にある全国チ

足りない点ばかりに目がいってしまう人に読んで欲しいnote

今年も終わりに近づき、そろそろ来年の計画を考える季節ではないでしょうか。私のところにも、来年度のブランド戦略を考えたい・・という相談が増えてきました。 さて、みなさんは、来期の戦略を考える時、どこから考え始めるでしょうか。今期の課題でしょうか。それとも、未来予測でしょうか。 私は、このような節目のタイミングでは、商品やサービスの「良い点」について改めて考える時間を持つことをおすすめします。 実は、良い点を探すのは、広告の仕事の基本です。 商品の欠点や課題を100個なら

発想のヒントは、日常で感じる「違和感」の中にある

上司や先輩から、「なんかいいアイデアない?」と聞かれて困ったこと、ありませんか? 私は、入社したばかりの頃によく会議で先輩から言われて、なかなか答えられずに悔しい思いをしていました。 そんな時に、ある先輩から、発想力を鍛えるためには2つの方法があると教わりました。 1つ目は、ヒット商品を実際に体験して、分析することです。 流行っているものには、多くの人の心を捉える理由があります。自腹で体験して、その理由を分析することが発想力につながることを教わりました。 この話は以

モノ視点から顧客視点へ。発想を変えるための簡単なクイズ

突然ですが、クイズです。 ある登山道に、トイレがありました。 非常に汚く、登山客からクレームがたくさん来ていました。そこで、山の管理会社は、重い腰を上げてトイレを改修することにしました。 どうせ変えるならとことん最新式にしようと大奮発。温水洗浄便座機能はもちろん、自動開閉、抗菌仕様で、紙も完備。ぬくもり感じるヒノキ造りの、ピカピカなトイレができました。 ただし、1つだけ問題があります。それは、新しいトイレが山頂へ続く道から少し外れた場所にあること。 そこで、看板をた