Ohashi

うんこが痛い マリンバ奏者、便利屋

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うんこが痛い マリンバ奏者、便利屋

最近の記事

普通のバッグにマレット入れたい

マレット入れるのにちょうどいいバッグ売ってたらついつい見ちゃいますよね。 マレットバッグとして売ってるものって、カッコイイんだけど「黒!メッシュ!」みたいな無骨なものが多いんで、オシャレにマレット運びたいな~と思って色々調べてみました。 っつーことで、マレットバッグとしても普段使いとしても使えそうな大容量バッグをいくつか紹介します! 条件としては"レスタのJean Geoffroy(長さ43cmくらい)が余裕をもって入るサイズ"のものです。(※メーカーによってバッグの採

    • 恋愛を経験すると音楽が上達するのか?

      まず、タイトルの訂正をさせてもらいます。 正しくは「恋愛やそれに付随する性交為の経験は、演奏技術や音楽の研究にかならずしもプラスに作用するのか?」です。 なぜ"音楽の上達"という意味不明な文言をあえてタイトルにしたかというと、この手の話題に食い付く人たちはその多くが人をあいまいな甘言で釣ろうとする人か、逆に騙されて簡単に釣れるカモだからです。 マリンバ(大型木琴)奏者のHaseです。 数年前からSNS等でこのような説がまことしやかにささやかれており、その説を提唱する演

      • ネガティブワード100連発!クラシックは配信に適さないと思う理由。

        コロナ禍でクラシックの生演奏が届けられないみなさん!!配信、素晴らしいですよね!! 演奏の配信というのは未来的でとても良いと思います☆彡 嘘でーーーす!! クラシックの配信ってマージで意味分からんわ、百害あってあるのは一利くらいじゃね? ということで、夜中に書いてるんでノリで「僕がクラシック演奏は配信というスタイルに適さないと思う」件についてダラダラ並べます。 ――――――――― ・シークバーが殺しにくる シークバー、便利ですよね。好きな部分をピックアップして視

        • オーケストラ感想20/7/30

          2020/7/30 日本フィルハーモニー交響楽団 「1時間くらい休憩のない演奏会」 ドヴォルザーク 交響曲第九番「新世界より」 (乱筆で感想を書くだけです) . オケ全体: 満足だったー! ダイナミックな表現はやや控えめなものの、歌と躍動感ある音楽だった。 全体を通してテンポが見える、スッキリした作り方で、二楽章もリズムが見えてくる面白さがあって新鮮。 ダンサブルな指揮で好き嫌いが分かれそうだけど、僕はすごくいいと思った。二分割系と三拍子の振り分けも分かりやすいし、ボ

        普通のバッグにマレット入れたい

          「えー!打楽器やってんの~?wじゃあ……

          人生において避けられない「呪い」は沢山ある。 男であれば、下ネタとかゴミみたいに浅い政治の話とか「男なら当然のこと」とされる話を振られる。 漫画が好きなら「えー漫画好きなんだ!俺もワンピ読んでるw」と何故か漫画好きは全員ワンピを読んでDの意志に想いを馳せているワンピ考察勢である前提で話を振られる。 とにかくそういったコミュニケーションの取り方が一般的なようで、僕はこれらを「呪い」と呼び恐れている。あ、ワンピは好きですよ、空島までは . さて、僕はマリンバ(大型の木琴

          「えー!打楽器やってんの~?wじゃあ……

          音楽ポエムに心酔する人たち

          "音楽には価値がある"というある種の啓蒙のような発言は多い。 ジャンル問わず、音楽という一大芸術をそのままデカすぎる主語として振り回して「音楽ポエム」とも言うべき謎の文書をTwitterやらFacebookやらに投稿する人を目にする機会が、コロナ禍を通してなんだか増えたように感じる。 個人的に、芸術の価値というもんは現実世界において芸術を行う者と芸術を受け取る者がいる時空間でのみ発揮されるものであり、SNSのような間接的にしか芸術と触れ合わない場でその価値を底上げするよう

          音楽ポエムに心酔する人たち

          "異性的"ファンというクソ文化

          昨今の音楽業界、男性演奏家であればオバサン等、女性演奏家であればオジサン等のファンによる、クソみたいなハラスメントで満ち溢れております。 僕自身にファンはほとんどいませんが(ファンがつくほど活動していない)、友達や近しい演奏家に起こるファンによるハラスメントの被害が絶えず、頭を抱えております。 僕は友達がみんな大好きなので、その瞬間だけ普段は忘れている怒りの感情が込み上げてきます。 しかし、ファンによるハラスメントはその意図や形態があまりにも多岐に渡っているため、「お前、

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          「あなた、エロいですね?」20/3/28

          「あなた、エロいですね?」と訊かれて、いえ、エロくありませんと言う人は嘘つきだ。少なくともこれを読む人間は皆がエロいだろう。 演奏家として人の演奏を聞きに、クラシックのコンサートやバンドのライブ、エスニックのライブなど良く足を運ぶが、いい体験をしたと思うときと二度と行かねーわと思うときが当然ある。 いい体験ができたな~と思える演奏者の演奏に触れたときは、心の中で 「なにこいつ、エッッッロ!!」 と叫ぶことがある。 男女問わず、きわどい服を着たりセクシャルアピールをし

          「あなた、エロいですね?」20/3/28

          ワイがすすめるややホラー選抜☆

          こんにちは! ややホラーの定義として ・そんなに怖くない ・ホラーコメディ ・シリアスなのにちょっとウケる ・ストーリー上のドラマを重視している ・ホラーのにおいがする など、こんな感じのやつを備忘録ついでに羅列したいと思います。ネタバレは無しです。 「ゲットアウト」 怖さ:★★☆☆☆ スッキリ度:★★★★☆ 主人公の友人、軽口をたたきがち:★★★★★ ポップでシュールなホラー。怖いシーンはアッサリな味付けなので苦手な人も全然大丈夫。顔芸、なんちゃって

          ワイがすすめるややホラー選抜☆

          楽しいのこわい

          やめてくれ~!! 楽しいのこわいよ~~~!! と言いますのもですね、アテクシ、旅行とか飲み会とか、そういう、楽しいレジャーですわよね?そういうの、とッッッても楽しいんですの、楽しんじゃうんですのね。 え? 別に楽しいならいいだろって? . ガリガリガリガリガリ!!(爪で自らの眼球を掻く) ノンノン。 楽しんじゃうと言っても、すん~ごく楽しんじゃうんですの! アテクシ、三十路、ですわよ? 旅行先で数人で歩ってるときに、楽しすぎて急に爆ダッシュしたりしち

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          豊かな娯楽は死:後編

          ☆前回のあらすじ☆ ───「これは僕がインパしたときの話なんですけどね……」 「いやだなーこわいなー!!いやだなーこわいなー!!いやだなーこわいなー!!」─── スペースマウンテンでまばたきができなかった僕の眼球の水分は全て飛び、陶器のように乾いていた。 義眼のように乾いた眼球、こわばった四肢、無窮動に波打つ動悸、"無"に近づく魂。 確実に死に向かっている。 やはりディズニーランドは煉獄だった。 次から次へと絶叫系を回る神々、それに付いていく僕。 ちなみにスプ

          豊かな娯楽は死:後編

          豊かな娯楽は死:中編

          ☆前回のあらすじ☆ ───二人のペニーワイズ、そして神と共にディズニーランドと呼ばれる煉獄に新たなる生を授かりに行く日になった私!いったいどうなっちゃうの~~~??!─── 朝の8時にディズニーランドの入口で集合とのこと。 舞浜駅に近づくにつれ、電車は超満員になっていく。平日で。下りの電車が。満員…だと…?! アミューズメント施設って、休日のお昼とかにいっぱい人が来るんじゃないの…? ランドガチ勢の女子がごった返す満員電車の中で、僕はフェデリコ・モンポウのピアノ小品

          豊かな娯楽は死:中編

          豊かな娯楽は死:前編

          僕には多くの恐怖症がある。特に代表的なものは「着ぐるみ」「高所」「驚かされること」「飲み会で『きみ、さっきから全然喋ってないけど大丈夫~?』って聞いてくるアホみたいなやつ」等である。喋るか喋らんか決めんのはワイやお前は黙っとれ ある日、定職に就き自立した生活を送っている神のような友人から、遊びの誘いを受けた(定職に就き自立した生活を送っている人は僕にとって全員神である)。 遊びの誘いとは 「ディズニーランド行かない~?」 ……ん…? 「ディズニーランド行かない~?」

          豊かな娯楽は死:前編

          未来の構文おじさんこわい

          友人の演奏会やライブに行くと、必ず一人や二人は「あっ……この人は絶対にFacebookで演奏者にヤバ絡みして総スカン喰らっているな」というオジサン(またはオバサンだが、この話において中心となるのは性差ではなくてキモさなのでその辺は気にしないで頂きたい。)が存在している。 演奏後に謎のアドバイスをして去っていく、演奏者のSNSに陰部むき出し土足で踏み荒らし去っていく、等の危険な存在「クソリプファンオジサン」がどんなライブにも必ず一人とか二人はいるので、どこかにクソリプファン事

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          カズミのいとこ

          カズミのいとこ 「でさ、カズミのいとこが連絡つかないんだって、もう二か月くらい。」 「いとこって、外国の?」 しゃかしゃか。 「そうそう」 「なにそれ、死んでるんじゃない?はっきりした方がいいんじゃない?」 「でも死んでるほうではっきりしても困るしねー」 「たしかに」 「ね」 「生きてるかもってくらいがちょうどいいかも。」 しゃかしゃか。 壁際で女の二人組がさっきからずっとシャカシャカポテトを振っている。振ることで好みの塩気になるポテトを。俺

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          必殺技

          小学生の頃の記憶がゴッソリ抜けている。いじめられていた訳ではないのに廊下で一人で給食を食べたり、授業中、こっそり体育館のステージの奈落で遊んでいた(どう遊んでいたんだろう)記憶とか、どうでもいいことは覚えているのに。友達の名前とかほとんど出てこない。 その数少ない記憶の中に、マイブームみたいなギャグがあった。 「必殺!忍法の術!」と言いながらただその場から走っていく、というものだ。 なんなんだそれ、と思っていたが、30を過ぎた最近になってその面白さを理解しつつある。 「必

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