テスラとオラクルは、なぜシリコンバレー（カリフォルニア州）からテキサス州に移るのか

1. テキサスには、州の個人所得税がない！！（羨ましい）

テキサスには個人の州所得税がない！！！
ちなみにテキサスを含めた合計９つの州；アラスカ州、フロリダ州、ネバダ州、サウスダコタ州、ワシントン州、ニューハンプシャー州、テネシー州、ワイオミング州でも、州所得税はない。

またカルフォルニア州の最高税率が13.3%（年収$1ミリオン = 日本で1億ちょっと以上が対象） で、全米で一番高い最高税率になる。
そうすると年収$1M以上あっても、カリフォルニア州に13万ドル程度持ってかれるのであれば、テキサスや他の州税がない地域に移住を考えるのも当たり前なんだなと（笑）

2. 家賃が安い

MIT が出している "Living Wage Calculator" によると、2019年のカリフォルニア州とテキサス州のハウジングコスト（家賃や家のメンテナンスも含む）を比べると、平均して60%程度、カリフォルニア州の方が高いという結果が出ている。

3. 経済規模が大きい（都市・雇用などにおいて、メリットがある）

下の図を見てほしい。
GDPベースでみると、テキサス州というのは、カリフォルニア州についてで、大きい都市である。
全体の9％も占めており、あのニューヨークよりGDPベースでみると大きな州であるだ。

日系企業ではトヨタなどもカリフォルニア州からテキサス州に移っており、日本でも多少馴染みのあるHP（Hewlett Packard）もテキサス州に引っ越しを予定している。

コロナ下でリモートワークがグローバルスタンダードになりつつあるなか、高い家賃・税金を払っていたシリコンバレー（カルフォルニア州）に本社を置くより、家賃が低く、税金の安い州への引っ越しが急ピッチで進むことは間違いないように思う。