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安易にデラウェア州で会社を作るな!

題名の通りです(笑)

多くの会社がデラウェア州で会社を設立をする理由

アメリカで会社設立といえばデラウェア州 となっていますが、これには確かに理由があります。

1. 法律面が優れているから
(会社法の世界では常に最先端であると評価されている)

2. 裁判所が優れているから
(優れた司法制度を完備しており、公正で平等な裁判所であると世界的に認知されている)

3. 裁判実績が多い
(判例法により蓄積された過去の前例が多い、つまり経営判断の参考になるケースが他州より多数存在している)

実際に上場企業等の大企業は、上記の理由からデラウェア州に設立するメリットはあったりします。

決してタックスヘイブンではない

インターネット上で検索してみると、会社をデラウェア州で作ると節税メリットがあると、記載されているサイトもあって、、、なんだかなーと思ったりしています。

確かに州の法人税はないんですが、その代わりにFranchaise tax というものが存在していて、これは毎年申告・納税しないといけないです。(ただし、課税所得ベースではなく、資本ベースの計算。ミニマムで$75 + $50の手数料)

実態がある会社は、その州で設立すべし!

仮にデラウェア州に設立し、会社の実態がニューヨークにある場合、この会社は、デラウェア州でFranchiase taxを払い、そしてニューヨークでも州法人税を払うことになります。

ということでもし実態がある会社の場合は、実態がある州で設立するのが一番です。

* 実態がある = オフィスを構えていたり、従業員がいたり、倉庫があったり、などです。

今日はこんな所で!ではまた!


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