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飲食店の集客方法について考えてみた

こんにちは!
今回はビジネス的視点で飲食店についての話をしていこうと思います。

僕は現在NIQLOG(ニクログ)という「新感覚の肉焼きバル」をコンセプトにした飲食店を経営しています。

経営って言ってもまだ2年も運営してないので、参考程度に聞いていただけたらと思います。
パーソナルジムの店舗運営は4年ほど行っています。

飲食店をオープンしてから集客について思った事があるので、それについて考えをまとめてみました。

興味ある方は、見てみてください!

皆さんは何を見て飲食店へ行きますか?

まず考えをまとめる前に質問です。
「あなたは何を見て飲食店へ行きますか?」

答えは色々とあると思います。

  • テレビなどのマスメディア

  • 食べログやホットペッパーなどの情報掲載メディア

  • インスタなどのSNS

  • 飲食店のWEBサイト

  • 看板

  • 友人からの紹介

などなど…
あらゆる場所から情報を得て飲食店を選び来店しますよね。

集客にとって大事なことの一つである「認知」です。

どんなに良い商品、店舗、人がいても認知無しでは集客は見込めないです。

まずは、この理解がないと始まらないです。

人脈にも限界があります。僕みたいな人生25年しか生きてない人脈なんてたかが知れてます。

自分のお店には、どの認知が合うのか考える必要があります。

全てはコンセプトによって決まる?

てことで、こっから僕の個人的な考えをまとめていきます。

まず、これから飲食店を始めるのなら、コンセプトに焦点を当てて作るべきだと考えます。

世の中には、溢れかえるほどの飲食店があります。
和食、イタリアン、フレンチ、韓国料理、中華など…
様々国の料理をコンセプトにしたり、さらに細分化して焼肉、寿司、餃子などに絞って出店されてるところもあります。

ここから何で勝負するかを決めて行くのですが、これだけでは勝算は見えづらいと思ってます。

ではコンセプトでは何が大切なのでしょうか?

需要のある食べ物の片隅を狙う

僕の運営するニクログを例に考えて行きます。
まず、私情ではありますが…
親友である現ニクログ店長の池田と飲食店を始める前から仕事がしたいと考えておりました。

池田は焼肉屋で10年ほど働いていました。
飲食店を初めたいと決意して、たまたま不動産に紹介された物件が良かったのと、彼が元の職場を退職しようと考えてた時期が一致して、ニクログを作りました。

普通なら焼肉を10年やっていたなら焼肉屋を開業するとを考えると思います。
ただ、僕はそうは思いませんでした。
近くには地元で何年も続いてる有名焼肉店と大手チェーン店の2店舗が、ニクログの徒歩圏内にありました。
それに加え、契約した物件はわずか8坪の小さな物件だったのです。

まずここで焼肉屋をやったところで、回転は悪いわ、競合が多いわで一瞬で潰れていたでしょう。

ここで視点を変えて考えてみました。

逆転の発想💡

焼肉屋は生肉を提供され、自分で焼いて食べる場所だと思います。

けど実際、焼くのめんどくさいときありますよね?
そうです、手間なんです。

お店側からするとお客さんの手間=人件費の削減に繋がります。

まさに焼肉は、生肉を並べて出す作業のみに短縮し、人件費を削減しながら効率よくお店を回していくビジネスモデルとなっております。

そこで僕は、このお客さんの手間を自分達が担うという発想になりました。

調理時間が増えるので人手は必要となりますが、その分お客さんの手間を省くことができました。

手が空いたお客さんは何ができるでしょうか?
はい!そうです!
お酒を飲めたり、連れと話すことができます。
なんなら他のお客さんとも話す余裕ができます。

自分自身、焼肉屋に行く度、肉を焼いてる時間は焦げないよう意識をしたり、次に何焼くか考えてしまい、結局コミュケーションやお酒を飲めず、肉だけを食べて終えることが多かったです。

肉を焼いてお客さんへ提供する方法に変えただけで、お酒を飲む時間とコミュニケーションの時間を増やす事ができたのです。

ここで、他の焼肉屋との差別化が一つできました。

焼肉という大きな枠の片隅ですが、お客さんへのメリットをしっかり見出すというところで、また違ったお店として認知されていくのです。

何かと掛け合わせる事が大切

先程のように需要のある食べ物の中から生き残れそうな枠を考えることができたら、次は更に絞ってコンセプトを考える必要があると思います。

ここでもニクログを例にして考えていくのですが、
正直、「肉を店員に焼いてもらって食べれるお店」じゃインパクトに欠けます。

では何を加えてインパクトを出すか?
この答えもたくさんあります。
○○×アパレル
○○×遊び
○○×空間
など、大枠決まったコンセプトに、掛け合わせで何かを加えることです。

ニクログに関しては
「焼肉バル×オレンジネオン」
を組み合わせました。

オレンジネオンを加えることによってお店の世界観を表現することができました。

上の例えでいうと、空間を掛け合わせて作ったことになります。

オレンジという色を加えることで、暖かいイメージやポジティブなイメージがつき、楽しい場所というイメージをお客さんへ与える事ができます。

結果その地域で、「お肉食べて、お酒飲んで、楽しめる場所」として根付くことができます!

お肉食べたい!だけなら他の焼肉屋さんとシェアを取り合うことになりますが
お肉を食べて楽しみたい!ならそのシェアを囲うことができます。

こんな感じでコンセプト作りは大切なのではないかと思います。

コンセプトに合う集客手段を使う

コンセプトが決まり、いざオープン!!
だけどお客さんが来ない…
これは広告宣伝に問題があります。

自分のお店に合う宣伝をしなくては、お客さんは来ないです。飲食界隈では広告宣伝すらしてない店舗さんも多い印象です。

これは、大きな看板を店前に置けばいいという話ではありません。ニクログを始める当初大きな看板を置きなさいとたくさん言われましたが、僕は必要最低限の看板でいいと思いました。

お店のターゲットにもよるのですが、今の時代看板を見て来店するより、スマホで調べたり、見たりして来店する方が圧倒的に多いですよね。

僕たちのコンセプトでは、「映える肉焼きとオレンジネオンの空間」を売り出しているので、インスタやTikTokが合うと考えました。

店舗のインスタでは商品を映える形で投稿。
TikTokでは流行りのネタと商品を掛け合わせて投稿。
それぞれのSNSの特徴をしっかり理解し、ニクログの良さを発信しました。

また、グルメ系インスタグラマーやTikTokerにも紹介していただいた事で、SNSでの認知を深め来店に繋がっています。

商品にあう広告宣伝が必要

ただ、インスタやTikTokがどこの店舗でも合うのかというとそうでもありません。

ニクログではランチ限定の和牛ひつまぶし、バータイムの極みタンや炙りユッケなど、一目で食べたいと思う商品かつ流行りに乗った商品だからこそバズって伸びたのだと考えます。

長年続いている定食屋さんなどは、定食の幅が広いため伸びづらいかもしれません。

SNSを使って飲食店経営するなら、常にトレンドを押さえていかないと難しいと思います。
また、SNSで一度バズるとその流行りが無くなった時オワコンと言われるので、そこも懸念しなくてはなりません。

ニクログはランチの和牛ひつまぶしが主にバズっていますが、これを根付かせることに努めていかなければならないという課題があります。

このようにして自分達の商品に合う広告媒体を選ぶことも大切だと考えます。

まとめ

今回は飲食店の集客についての僕の考えをまとめてみました。

正直ニクログも時代の流れに沿って色々と試行錯誤しながら運営する必要があるでしょう。

飲食店は難しいと良く言われますが、まさにその通りです。誰でも始めようと思えばできる参入障壁の低い業界でもあるので、生き残るのが難しいんだろうと思います。

その中で生き残るには、お店にかける思いはもちろん、集客という壁を乗り越える必要があります。

僕もその壁と戦いながら経営しています。
こんな事書いてすぐ潰れてしまったら、恥ずかしくて泣いちゃいます。

だからこそ、こうやって発信する事で、更に頑張らないとと思っています。あくまで僕の個人的な考えだということをご了承ください。

とりあえず全力でニクログを頑張りますので、今後ともよろしくお願いします!

それでは!

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