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【DTx】②Cara Care 過敏性腸症候群治療用アプリ

はじめまして。
エキサイト株式会社のLife&Wellness事業部で働いている庄村(@excite_shomu)と申します。

自分のアウトプットの練習・備忘録として、個人で情報収集している内容(初期は主に海外サービス・企業のざっくりまとめ)を投稿を始めました。

今回はDTx、ドイツの「Cara Care」をまとめます。
(内容不備等あるかもしれませんが、ご容赦ください。。。)


Cara Care

企業名:HiDoc Technologies
設立:2016年
国:ドイツ
登録日:2021年12月26日(仮登録)
費用:90日間ライセンス €574.56

サービスHP


概要(どんなサービスか)

Cara Careは、過敏性腸症候群のための治療用アプリで、胃腸カテゴリで初めてのDiGAです。

目的としては、機能性胃腸疾患の症状を軽減、病気に関連する生活の質と健康リテラシーの向上、不安と抑うつの軽減、などになります。

アプリでは、栄養(低FODMAP食)と心理療法(認知行動療法と腸向けの催眠療法)の分野におけるパーソナライズされたコンテンツが提供されます。

(FODMAPにおける参考記事)

ユーザーは、食事や症状の記録・スコアの閲覧などから治療の進行状況へのフィードバックを受け取ったり、心理教育のコンテンツやパーソナライズされたレシピを学びます。

また、ユーザーは、チャット機能を介したテクニカルカスタマーサポートもいつでも利用できます。

自分が治療用アプリに適しているかの、適性検査もありました。


効果(実証されている効果はあるか)

Cara CareはDiGAディレクトリへは仮追加となっているため、過去の結果では一定の有効性が認められており、今後さらなる試験が実施されます。

(過去の投稿はこちら)

https://assets.ctfassets.net/pmt5vquvp72j/1l9lSqsjwo49iIyzh8AueI/8a049628b81e28ee2677e09149d0b654/App-based_digital_treatment_for_irritable_bowel_syndrome._A_real-world_evidence_study.pdf


機能(どのような機能があるか)

・日記
症状や食事に加え、日常生活(便、ストレス、睡眠、運動、肌、生理など)についても記録します。記録した内容は医師へも共有されるようです。

・パーソナライズされたコンテンツ
提供されるコンテンツは、消化器疾患やメンタルヘルス分野での基礎的な知識・認知行動療法を元にしたセルフケア方法・オーディオ誘導催眠でのエクササイズ・低FODMAPでのレシピ などがあり、ユーザーデータを組み込んだアルゴリズムを使用してコンテンツが決定されるようです。


展開(今後どのように動いていくのか)

Cara Careは、ドイツでの展開だけでなく、アメリカや他ヨーロッパ市場に進出することを視野に入れているようです。

2022年の資金調達タイミングで、アメリカに拠点があるヘルスケア企業で幹部職を歴任してきたJim Mapes氏をCEOに任命しています。


参考

アプリストア(日本からDLできないです)
https://apps.apple.com/us/app/cara-care-ibs-fodmap-tracker/id1133687886
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.gohidoc.caraeu&hl=ja&gl=US

(その他参考URL)
研究結果等
https://cara.care/de/science/

公式Twitter
https://twitter.com/caracarehealth

DiGAのプロダクトページ
https://diga.bfarm.de/de/verzeichnis/01346



今回のnoteに対し、不備やご指摘事項がございましたら、twitterのDM等にお願いできればと思います。
https://twitter.com/excite_shomu


以上です!


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