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【男性必聴】◯欲と真正面から向き合ったお坊さんたちの物語~律蔵の世界へのご招待~

※今回は下ネタ満載でお送りいたしますので、苦手な方はご視聴ご遠慮ください。(でもきちんと仏典には忠実です 笑)

突然ですが、皆さんはお子様にはお見せできないお経があるのをご存知でしょうか?

……いやいや、内容が難しいとかそういうことじゃなくて、単純に内容がワイセツすぎて、とても子供には見せられない、というやつです。

いわゆる「十八禁」、成人指定をかけたくなるほどの内容が満載なのが、今回ご紹介する「律蔵(りつぞう)」です。

「律蔵」とは経(きょう)・律(りつ)・論(ろん)と三種類に分類される仏教聖典の種類の一つで、ブッダが定めた「お坊さんたちのグループのルールブック」を指します。

では、これがなぜ「十八禁」なのかというと、それが「判例集」という性質を帯びているからです。

ブッダは最初からルールを作ることはせず、かならず何か事件が起きてから、それに対応するような形でルールを作っていきました。

それが積もり積もって、男性向け227条項、女性向け311条項にまで膨らんでいった法令集が、この「律蔵(りつぞう)」です。

つまり、ここにはルールとともに必ず、そのルールが定められるきっかけとなった「事件」が記載されているのです。

「事件」といっても色々あります。現代社会と同じように、殺人もあれば、窃盗や詐欺などもある。しかし、そこは「お坊さんたちの世界」、現代社会では罪にならなくとも、お坊さんのコミュニティーにおいては重罪となることもあります。その最たる例が、今回ご紹介する「オナ禁条項」です。

オナ禁とは…(私が説明するものあれなので下記リンクをご覧ください)

https://otoko-bigaku.jp/no-masturbation/

このように今、「意識高い系の男たち」の間では「オナ禁」なるライフスタイルが密かに盛り上がりをみせています。
(こんな本まであるんですね……ちょっと読んでみたい 笑)

……と、まあ、現代社会の片隅で密かに盛り上がりをみせる「オナ禁」ですが、もちろん、これを破っても現代においては罪にはなりません(せいぜい自分の意志の弱さに落胆する程度です 笑)。

しかし、2500年前のブッダのコミュニティーにおいては違っていました。もう、公開処刑とも言うべき重い罪が「オナ禁」を破ったものには待っていました……(笑)(詳しくはどうぞ番組をお聞きください)。

そもそも自分で自分を慰める行為がどうしていけないかと言うと、ブッダの教えの原則が「欲から離れること」だからです。

エッチな動画を見たり、妄想したりして、自分で自分を慰める行いは、当然「欲を満たす行為」になってしまうので、仏教的にはアウトです。

また、それとは別に、信者から見て尊敬に値する生活態度を取らないと、お布施も集まらないし、教えも広まらないという経済的・社会的な理由もあります。(自慰行為にふけってる集団にお金や食べ物を出そうとは誰も思わないですもんね……)

というわけで、一般社会と違ってお坊さんの世界では、そのような「エロ」に対する規制がかなり厳しく行われてきました。

しかし、規制があれば、それをかいくぐろうとするのが、男の性質(さが)、というか人類の欲望の性質(さが)であります。

ある事件が起きて、ある行為が禁じられれば、その規則の網の目をくぐるように次の事件が発生していく……このような連鎖の結果、「律蔵」は「おもしろ珍事件簿」という性質を帯びてきました。

今回はそのなかでも、男たちの醜い(笑)欲望が炸裂するオナ禁条項に連なる数々の事件を紹介していきたいと思います。

どうぞお楽しみください(笑)



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