見出し画像

中卒の不良少年が、東京のベンチャー企業で年間MVPを受賞するまで

このnoteでは大阪の田舎で育ち、中卒で現場仕事をやっていた僕が東京のベンチャー企業に入社して年間MVP賞を受賞するまでの話を書いています。

せっかく書くので、ビジネスとは関係の無い昔話も挟みますので少々長くなりますが是非最後まで読んで頂けると嬉しいです。

自己紹介

▼パーソナル情報
名前:林翔真
年齢:22歳 (2000年2月7日生まれ)
趣味:読書、Netflix鑑賞、旅行
出身:大阪府富田林市

▼キャリア
2018年1月:株式会社ハッシャダイ/ヤンキーインターン参加
2018年9月:都内不動産会社入社
2019年6月:株式会社トリドリ(旧コラボテクノロジー)入社
2021年1月:年間MVP賞受賞
2021年6月:チームリーダー就任
2022年5月:現在は部署移動を行い新たな新規領域に挑戦中

ざっとこれまでをまとめました。
ここからもう少し深掘りしていきます。

刺激に飢えていた少年時代

僕の家庭では普通よりも引っ越しが多く小学生までで計4回引っ越しをしていた少し変わった家庭でした。
ただ特に裕福だったわけではなくどちらかと言うと母親が一人で子育てをし、昼も夜も働いていたような家庭でした。
小学生に入学する時にはネフローゼという病気にかかってしまい1年生〜4年生というほとんどの期間を病院で過ごしていました。
この時は生まれてから一度も良い事が無かったのでストレスを全て母親にぶつけていたと思います。

中学に入学する頃には病気も完治しそれまで遊べていなかったストレスからなのか周りの環境が悪かったのか非行に走っていきます。

中学卒業

未来に希望が無くなった17歳

中学3年間は誰にも縛られる事なく自由に過ごしていたのでもちろん良い高校に入れるわけもなく誰でも入れる定時制の高校に入学し3ヶ月で退学しました。そこからは地元から離れ一人暮らしを始めて毎日現場仕事をする毎日。

あぁ、俺は何がしたいんだろう。。
この頃からよく自問自答するようになり考えても良い答えが出るはずもなく、、とにかく誰よりも働いて働いてお金を稼いで良い車に乗って良いところに住んで。など訳の分からない妄想をする日々。

そんなある日、仕事で60歳ぐらいのおじさんと一緒の現場になった時、朝5時自宅にトラックで向かいに来ました。
朝の何気ない会話が始まります。

👦おはようございます
👨‍🦳おはよう
👨‍🦳めっちゃ眠いなぁ〜仕事だるいわ、今日さっさと終わらしてはよ帰ろ
👦‥‥‥そうすね‥

この時、将来に対しての不安と恐怖がグッと押し寄せてきた事を鮮明に覚えている。
俺はこのままこの仕事を何十年続けてその先に待ってる景色は朝起きて一言目に文句を言うことなのか‥

とにかく居ても立っても居られず”人生を変える方法”とかよく分からない事をあれこれネットで検索しまくった。
そんな時、たまたま何かの検索で引っかかったのがhttps://hassyadai.com/が展開しているヤンキーインターンという地方の中卒・高卒に対して衣食住を提供し半年間インターンに参加した後に就職までサポートしてくれるという至り尽くせりのサービスを見つけすぐ応募して上京を決めた。

もちろんその時はただの落ちこぼれだったので周りからの批判や応援してくれる人間は親を含め誰一人としていなくてバカにされまくった。
返ってそれが自分の中の反骨心を目覚めさせてくれたきっかけになったと今は感謝している。

可能性を広げてくれた東京とインターン生活

そして17歳の時に初めて上京しすぐにインターン生活が始まる。
そこに集まっている奴らはとにかく人生を変える為に必死でまるでハンター試験かよ!とツッコミたくなるほどでした。
そしてシェアハウスでの共同生活や営業研修など様々な新しいことを体験し毎日が刺激的でした。
その中でも1番衝撃的だったのは営業という仕事。
僕の知っているお金の稼ぎ方は体を動かしてお金を稼ぐということ。
人と会話をして商品を買ってもらいお金を稼ぐ?!!そんな事ができるのか!!
今では何言ってんだよ。と思ってしまいますがこの当時は本当に衝撃的でした。
かなり長くなりそうなのでまた別でインターン生活の事は詳しく書きたいと思います。

そしてインターンを卒業後、知り合いに誘われて都内の不動産会社に入社しました。
入社した経緯はもっと営業を極めたい。高単価の商品を売れば営業力が身に付く。などと至って安易な考えで入社を決めました。

小さい会社で投資用ワンルームマンションをひたすら営業していきます。
テレアポ・訪問・街頭での声掛けなどとにかく手段は問わず色々なやり方で営業していました。
そもそも人数が少なく全員が組織として成長する意欲もなかった為、ほとんどがオフィスで1人、朝から晩まで電話をかけまくるという日々でした。

どんどん自分が惨めに感じてきてやりがいを失っていたので思えばこの頃が1番しんどかったかもしれないです。

上京してから初めて停滞感を感じ、このまま今の仕事に向き合う事が正解なのか。環境を変えるのは逃げなのか。など色々考えましたが結果的に退職する道を選びました。

再スタート

退職後、縁があって株式会社コラボテクノロジーという現在勤めている会社に入社が決まりました。
主にインフルエンサーマーケティング事業を行なっている会社で当時はまだ設立2年目ぐらいで社員も20人規模の会社でした。

BtoC営業(個人向け)をこれまでやってきてBtoB営業(法人向け)は知識が全くないので業界、業種ともに初めての事ばかり。
パソコンすら触ったことが無かったので1番初めに苦戦したのがタイピング。
慣れないパソコンで顧客との慣れないテキストでのやり取り。
正直初めはかなりアタフタして目の前の事を覚えていくことに必死でした。

絶体絶命のピンチで人は覚醒する

そして入社して半年が過ぎたとき、部署移動する事になり同じく営業職ですがまた違うサービスを販売する為、さらに覚えないといけない事が増えました。そして時を同じくして新型コロナウイルスがやって来た。
いきなりのリモートワークに色々な価値観やライフスタイルが変化していく中でそれに対応しつつ結果も求められている状況でした。
そして僕が移動した部署は営業が自分と上司の2人だけだったので自分の売り上げがコケると全体にかなり影響する為、いい意味でプレッシャーが凄かったです。
ジャンプ漫画では絶対絶命のピンチになった時、覚醒して新たな力が発動したりしますが、まさにそれを体現する時が来てしまったんです。
ただ漫画みたいに出来なかった事をいきなり出来るようになったりする訳がないので出来ることから始めていこうと考えました。

マインドセットの切り替え

自分の置かれている立場、何をするべきなのかを考えしっかりとそれに応じたマインドセットが重要でこれなら誰でも出来ることなのでまずはこれを誰よりもしっかりやると決めた。
具体的に決めたものは自分の業務目標を達成することでチームに貢献し、自己成長を図ることを「考えて」行動すること。

正直これまでの考え方を振り返ってみると、今日はこのタスクを片付けよう。今月はこれを達成しよう。と短期的な目標にばかり囚われて長期的に物事を考えた事が無かったんです。

そして長期的に目標を設定してもそれが日々の業務に落とし込めていないと設定している意味が無いので最終目標から逆算して1日単位の業務まで落とし込むことでようやく目標達成の精度が上がります。

この当時の仕事内容や考え方はこちらの記事で詳しく語っているので見てみてください。

目指すべきところ

2020年に新しくMVP制度というものが導入された。
当時20歳だったので20歳でMVP受賞という称号がシンプルにカッコいいと思い、自分の今年の目標はMVPを受賞することにしました。
ただ、具体的な道のりが決まっているわけでは無いのでまずは期待値を把握してそれを圧倒的に超えよう。と考えた。
今自分に期待されていることは毎月の業務目標を達成すること。
それを超えるにはシンプルに毎月それ以上の目標達成をして誰も想像していない売り上げを叩き出すしか無いと思い計画を練った。

そしてその当時、全社員が認めるほどに過去1番単月の売り上げを作ったという話が耳に入った。
正直聞いた時は夢物語のような数字に笑うことしか出来なかった。
ただそれと同時にチャンスだとも思った。
それを自分が塗り替えれば間違いなくMVPに近づくと。
ただ楽な道のりではないので途中で逃げたくなることも絶対にあると思い、後戻り出来ないように俺は過去1番の売り上げを更新してMVPを取るんだ!という宣言を色んな人にすることにしました。
もう後戻りは出来ないのでこの時はプライベートの携帯を電源オフにしたり障害になることはなるべく排除して仕事以外の時間も寝ることを忘れるぐらい目標達成だけに集中する日々でした。
結果、過去売り上げは見事に更新することができました。
あとはMVPを受賞すれば今年の全ての目標は達成出来る。
そう思いながらその時を迎えました。

そしてMVPへ

当日、会場に着くとずっと心臓がバクバク。
全てやり切った。大丈夫。そう自分に言い聞かせながら着々と表彰される段取りが進められるのを見て更に緊張が増す。

迎える表彰の時。
豪華な演出の中、スクリーンに表示された名前は『林翔真』

終始震えが止まらなかったのが本音だが、バレないように堂々と振る舞ったつもりです‥

受賞してからも日々会社と共に成長し、今社員は130人ぐらいにまで増え、自分はチームリーダーとして昇進し、現在は2度目の部署移動を行い新規領域にて挑戦中です。

そして今回僕がこのnoteで伝えたかったことは、挫折しても人生は諦めるな。ということです。
どれだけ挫折したとしても人生そのものは諦めないで欲しいなと思います。
まだ人よりも人生経験が少ないのかも知れませんがそれでも僕が伝えれるメッセージはあると信じています。


最後まで読んで頂いた皆さん、本当にありがとうございました。
初めてのnoteなので上手く書けているか不安ですが精一杯書きました。
いいなと思って頂けましたら是非いいねやシェアして頂けると幸いです!

これからもよろしくお願いします!

この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?