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ケンドリック・ラマーを調べていたら2PACのインタビューで号泣した話

そりゃもう号泣した。

オイオイ泣いたよ。

先日、2PACのインタビュー動画をYouTubeで見ていた僕は、気づいたら泣いていた、自分でも不思議な光景だった。

なぜ泣いてしまったのかというと、ギャングスタラップの大河ドラマ的一面を垣間見たからで、脈々と受け継がれてきたヒップホップの魂を直感的に感じ取り、脳内がファーーとなって、おめめから液体が漏れたからだろう。

「あれ、、おかしいな、、俺、、泣いてる、、、?」のやつね。

とってもいい話なんで共有する。

事の発端は、僕がケンドリック・ラマーについてディグ(調べる)り出した事にあり、「ケンドリック・ラマーを調べる」という事は、それ相応の覚悟とパッションがいる。

だからまずケンドリリック・ラマー(以後ケンちゃん)をディグる前にその歴史的背景を調べてみた。

ケンちゃんの住んでるコンプトン、LAの歴史、ギャングの成り立ち、クラックコカインの流行、レーガン政権、ギャングスタ・ラップの歴史、、ets

そしたらやっぱり脈々感が鬼だったわけよ、受け継がれちゃってんのよこれが。

podcastで話してるから聞いてみて。


そして、この歴史的背景をよっこらせっつって背中に背負って初めてケンちゃんをディグってみた。

そしたら、ぐいぐい引き込まれてた、だってケンちゃんは凄い。

丼くらいケンちゃんが凄いか、ざっくり2行くらいで話す。

マッドシティーに生まれたけどギャングにならず努力してラッパーになって、スターになって、世界中に影響を与えたけどずっと謙虚な人で、優しくて、アーティストでグラミー賞とかピューリッ何とか賞とか取っちゃうんだけど、たまに病んだり死にたくなったりしてる人。

ごめん、4行行った。

様々な偉業を成し遂げちゃってる偉大なラッパーだけど、中でもケンちゃんと言えば「alright」みたいなとこあるじゃん?

大丈夫さ、、的なとこあるじゃん。

個人的にルーシーとか良く分かんないけどポジティブな曲で、自尊心を持って生きましょうよ、だって俺たちは大丈夫なんだからと、言ってるように聞こえる。

大体、ラップって他者に対して攻撃的だけど、この曲は意識を自分に向ける事の大切さを歌っていて、問題は他者ではなく自分たちの意識なんだと、まずそこを変えてこうぜ。みたいな。

そしてこの曲で救われた人は世界中にたくさんいるだろうし、ケンちゃんに影響された人は計り知れないだろう。

僕もその1人、この曲を聞くと今自分がやってる事に対して不安が和らぐ。

だから、ケンちゃんの存在はブラックコミュニティーでけでなく、世界に影響を与え、世界をより良い方向へ導いたと思ってる。

しかし、この話だけでは僕は泣かなかった。

鬼リスペクトしたし、めっちゃ影響されたけど、泣きはしなかった。

泣いた理由は過去にあるのだ。

ケンちゃんは「alright」が収録されてるアルバム「To Pimp A Butterfly」の最後の曲「Mortal Man」で2PACの精霊と対話をしている。

内容はこの和訳がわかりやすいかな。

でも、そんくらいケンちゃんは2PACをリスペクトしてるし、2PACの意志を受けつでいる。

それでは、2PACの意志とは何なのだろうか?

そのヒントになる2PACのインタビュー動画をYouTubeでたまたま見つけた、そしてこの動画こそが僕の涙腺を崩壊させた動画だ。

2PACは、ブラックコミュニティーの現状を少しでも良くするめに、現状を歌い続けると言っている。

とも言ってる。


みんなで前に進む、、優しい2PAC。

そして、この言葉が心にブッ刺さる。

「世界を変えるであろう脳に火を付ける事は保証する」

つまり、自分が誰かに影響を与え、そいつが世界を変えることを確信しているのだ。

それが俺の仕事だって、、、


じゃあ、25歳で死んでしまった2PACは誰の脳に火をつけたのか、、


それは、自らの楽曲で2PACと対話している、紛れもないケンドリック・ラマー本人ではないか。

「ケンドリックラマー伝」と言う本で読んだが、ケンちゃんは10歳の時に父親とコンプトンでやっていた2PACとドクター・ドレーのMV撮影現場に出かけて行き、大スターなのに地元を愛している彼らに衝撃を受けている。

そのエピソードを想像して僕は泣いてしまった。

2PACはケンドリック・ラマーの脳に火をつけ、ケンドリック・ラマーは「alright」と歌い、世界をより良い方向へ導いた。

これは非常に個人的解釈で、もちろんケンちゃんは他にもいろんなアーティストに影響を受けていると思うが、僕はこれを想像してしまったんだ。

そして、ケンちゃんに影響されたラッパー達が、ブラックコミニティー、更には世界中をいい方向に導き、最終的には世界を変えるのではないか?と想像してしまう。

また、泣けてくる。

更に言うと、2PACの母親はブラックパンサー党の幹部だった人で、2PACはバチバチその思想を受け継いでる。

この脈々感、この大河感、遥か昔から受け継がれてきた魂。

その圧倒的スケールに僕の魂も震えた、音楽の周波数と共に。


ここから学ぶことは、今だけでなく未来も意識することの大切さだ。

未来を考え不安になるのではなく、今僕たちが必死に作っているコンテンツや音楽、仕事、誰かにかける何気ない優しい一言は、もしかしたら誰かに影響を与えるかもしれないということ。

今、結果が出てなくても。

あなたが、心を込めて取り組んだ物は、たった1人かもしれないけど影響を与える可能性があること。

そこを意識すると、何だかやる気が湧いてくる。

未来を見つめ、今を生きることができる。

だから、コツコツ努力できる。


最後にケンドリック・ラマーをディグったPodcast乗せておく。



ぽやしみ。














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