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素直の「す」は・・・

私は2年ほど前までUXデザインを熱心に学びに通っておりました。その時にご教授いただいた内容や、気づきを実践に落とし込み、私たちが提供べきサービスは建築ではなく地域の課題解決であるべきだと社名を変え、新たに地域コミュニティー事業部を立ち上げました。事業の方向性を大きく転換させるきっかけをいただけたと、当時師事していた浅野先生には深く感謝しております。私は50代になってからも新たな学びの場に精力的に足を運ぶように心がけていて、現在も絶え間なく年間スケジュールにインプットの予定を詰め込んでいます。以前、浅野先生が生涯学習の時代になったとの文脈から、「常に3人の師匠を持つべきだ」と言われておられました。その言葉を今もずっと意識しています。

実践という学びの場

現在は、中小企業による本業での社会課題解決を研究し、解決のための実践をする団体、経営実践研究会に所属して精力的に学びと実践、そして組織作りの伝播活動に取り組んでおり、日々新たな気づきや刺激を非常に多く頂いて、事業経営に対する枠組みや認識を改める貴重な機会をいただいてます。例の如く、自分より年下の方がほとんどですが、時代の潮目を感じられる貴重な体験をさせてもらってます。

素直が一番

今朝もその団体で、組織作りに取り組むことをコミットメントしたリーダーが集まってのミーティングがありました。その場で(多分唯一私より年上の)還暦を迎えた藤岡会長が話された言葉がとても印象的でした。それは、いまだに人生のテーマに掲げているのは「素直であることです。」との言葉で、シンプルであるが故、ずっしりと重みを感じる一言でした。かの松下幸之助翁も晩年になっても色紙に素直と言う文字を書き続けたのは有名ですが、人が成長し続ける本質がそこに集約しているのかもしれないと感じた次第です。

素直の再定義と座右

藤岡会長は自らの戒めのために素直と言う言葉をあいうえお作文風に再定義して、胸に刻んでいるとの事でした。素直の「す」は拗ねない、「な」は舐めない、「お」は奢らない。と面白おかしく話されておられましたが、確かに年齢を重ねて社会経験も成功体験も積み重ねた人にとって素直にあり続けるのは非常に難しい在り方だと感じました。改めて世界は広く、凄い人物は沢山いて、私がまだまだわかっていない、視界に入っていない世界に住んでいる人が大勢いる事を実感して、未だに井の中の蛙、お山の大将の自分を知らされる事になりました。

人との出会いが人生を作る

新しい学びの場に脚を運ぶ度に、常に少なからず視野を広げたり発想を転換させたり、大袈裟に言えばパラダイムシフトを体験します。そしてそれは人との出会いに起因するのが大半であり、書籍を読んで得る知見とはやはりレベルが違います。以前、このnoteにも書いた沖縄のプロ卓球チーム、琉球アスティーダを率いる早川社長と出会って事業のスケールについての認識を大きく変えられましたが、その後、プロスポーツビジネスを立ち上げた知り合いの経営者と繋げたいと思い、早川社長に直接連絡を取ったら非常に丁寧な対応を頂き、世界が変わった、これから変わるのを身をもって実感しました。これも良く内容も把握していないまま、勧められるままに直感で反応し素直に従った結果です。いくつになっても、(アイキャッチ画像の)中学生のリュウノスケの様に拗ねず、舐めず、奢らない態度を維持継続出来る様に精進しようと改めて胸に深く刻み込む時間となりました。私と会って、それが出来ていないと感じたら躊躇なくご指摘頂ければ幸いです。(笑)
以前に書いた記事はこちら、

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大量のインプットを建築実務者に理解出来る様に咀嚼して研修事業で伝えてます。

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