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暮らしづくりの順序について② 〜今のくらしから課題を抽出する〜

令和3年3月3日 桃の節句 晴れ


新プロジェクト続々。

桃の節句と言うとすっかり春めいて聞こえますが、今朝の神戸の気温は5度。未だに三寒四温が続いており意外と冷え込んで寒い1日のスタートになりました。水曜日は朝活の日、今朝もやっぱり張り切って早くから起き出して早朝のビジネスミーティングに参加しました。立ち上げからもうすぐ4年を迎えるこの朝活は、参加メンバーが増えたり減ったりを繰り返しながら、随分と熟成された感じになってきて、単なる週に1回、オンラインで顔を合わせるだけの交流ではなく、リアルなビジネスでアライアンスを組んでメンバーと一緒に新しいプロジェクトごとのチームを組んでチャレンジをできる環境が整ってきています。3年の年月を経て本格的に面白くなってきました。信頼できる様々な専門家がチームとしてまとまっているのは本当にうれしくありがたいものです。

住宅取得者の為の「トータルライフサポート」

私、このBNIメンバーといくつかのプロジェクトを立ち上げておりまして、その1つが最近活動スタートされた住宅一次取得者に向けてのトータルライフサポートです。トータルライフというのは少しぼんやりしてわかりにくいかと思いますが、昔から「夢のマイホーム」と言われるように、日本人の価値観の中には持ち家を持った方が良いといった考え方、そして依然、中古よりも新築住宅を好む志向が強くあると思います。住宅を取得すると一言で言っても注文建築から建売住宅を購入したり、分譲マンション、最近になって中古住宅を購入してリノベーションする人も増えてきて、まさに千差万別、様々な選択肢があります。その中でどの様な選択が最も理想とするライフスタイルを実現できるかを明らかにして、なおかつ後悔しないような計画を立てるための情報提供と計画の実行を実務面でお手伝いするまさにトータルでサポートするサービスです。

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Giver's Gain(与える者は与えられる)

このプロジェクトチームのメンバーはライフプランナー、不動産関係、建築会社、住宅ローンアドバイザー、司法書士、損害保険会社等々、住宅を取得するのに関係がある専門家が全て集まっており、資金計画から不動産取得、建築、そしてその後の暮らしを安全に安心して過ごせる保険の加入まで全てワンストップで、住まい手にとって最善の選択ができる様にサポートを行える体制を整えています。Giver's Gain(与える者は与えられる)の理念、そして圧倒的他社貢献をスローガンとして共有したメンバーは、本当に住まい手の立場に立って考えてくれる誠実さと卓越したスキルを兼ね備えた人ばかりで、住宅の取得を考え始めた方に対して、上述の1つずつをバラバラと検討するのではなく、ライフプランから導き出した全体の計画をしっかりと把握しながら安心して住宅の取得を進めてもらえることが出来る機関となっております。まさに暮らしづくり、ライフスタイル提供のサービスです。

理想のくらしは未来の「体験」

このプロジェクトでの私の担当は、もちろん建築にまつわる部分です。ライフプランから逆算した全体のコストを概算資金計画表に落とし込んだ後、どのような住宅を作れば理想のライフプランを実現できるかの部分についてサポートを行うことになっています。以前に、「暮らしづくりの順序について」のコラムに記載した1番から8番の順序の3番目以降を担当すると言うことになります。(下記参照)今日はその「3.今のくらしから課題を抽出する」方法論について書き留めたいと思います。
私たちはデザインを問題解決の手法の1つだと考えており、まず今の暮らしをしっかりと見つめ直して、既に顕在化している問題点と潜在的な課題の両方を抽出する観察調査のプロセスを建築設計の前段階に組み込むようにしています。カスタマージャーニーマップと言うワークショップを設計士と一緒に行って、ストレスを感じることがない、ずっと気分良く過ごすことが出来る最高の暮らし、理想の住宅とは?を、外観やインテリアなどの見た目では無く、「体験」としてどのようなものかを考えてもらう時間を住まい手に持ってもらう様にしています。モノからコトへのシフトですね。

くらしづくりの順序
1.家づくりの目的を明らかにする。
2.未来の幸せな体験の条件を整える
3.今のくらしから課題を抽出する
4.くらしの体験をイメージする
5.デザイン(課題解決)を確かめる
6.住まい手と作り手のイメージを共有する
7.確かめながら、つくる
8.イメージの追体験を楽しむ

最高の旅(人生)をしよう!

ワークショップで採用しているカスタマージャーニーマップというフレームワークは、旅行に行く際、家を出てから交通機関を使い宿泊施設に到着し、目的地でのアクティビティーを行って帰途に着き、家に到着するまでのそれぞれのタッチポイントを細分化し、そこでどのような行動を行い、どのような感情を持ったかを明らかにして、気持ちが落ちるところの原因を取り除き、感情が上向くところを増やすには何が必要かを考えるユーザー調査の手法の1つです。タッチポイントの全てにおいて問題解決のデザインやサービスを組み込むことができれば、最高の旅ができる様になるという訳です。私たちはそれを家の中に置き換えて、朝目覚めてから夜眠りにつくまでのすべての行動を細かく切り分けて、ありきたりのヒアリングでは語られることがないような家の中での小さなストレスや課題をあぶり出す作業を住まい手さんと一緒に行う様にしています。暮らしを見つめ直すことで最高の人生という旅をしてもらいたいと思うのです。

以上、今日はここまで。これから家を建てたい、買いたいと考えられておられる方はお気軽にお声がけ下されば、トータルライフコンシェルジュの優衣お姉さんをご紹介します。次の機会には「体験をイメージする」からデザイン(課題解決)についての確認作業について書き進めたいと思います。良かったら覗いてください。

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