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「Ikigaiの創造」が最強だと思う説

ゴールデンウィーク真っ只中、株式会社四方継本社の3階に常設してある全天候型BBQサイト「TUGIテラス」にてランチバーベキューを開催しました。雲一つない晴天に恵まれ、時折涼しい風が薫る最高の天気のもと和気あいあいと食事とビールでGW気分を満喫するいいイベントになりました。ただ、大人が集まっての寄り合いは単なる飲み会でなく、当然ビジネス的な色合いが含まれます。

TUGIテラスにて

BBQ&プレゼンテーション

BBQコンロで肉や野菜、カレーと一緒に食べるナンを焼いたりと私の手作りの料理と一緒に雑談を楽しんでもらいながら、それぞれの人となりを知る自己紹介をしたりして盛り上がったあと、少し落ち着いたところで、場を改めて本来の目的だった、現在、私が精力的に進めている新しい学校設立の事業構想のプレゼンテーションを皆さんに聞いて頂きました。今回参加されておられたのは、社会課題解決に熱心に向き合う弁護士や先進的な取り組みをされている私立高等学校の理事長、これから子供の育成支援を行いながら新しく店舗展開をされるソーシャル起業家親子とその家庭で引き取られている里子の学生さん、厳しい家庭環境の子供たちに向けて無料学習塾を運営されている経営者、中小企業診断士としても活躍されている弁護士さん、アーティストとして活躍されている造園家と多種多様な、しかもエクスリームな方々で、酒の席とは言いながら真剣に、熱い想いの丈を聞いていただきました。

Photo  by タニヤン

2つの社会課題を同時に解決する事業構想

プレゼンテーションの内容は、私が身近に感じているとても大きな社会課題である、学歴マイノリティーにチャンスが与えられないことと、建築業界の圧倒的な職人不足。この2つの解決のために、若者を対象にした志を明確に持つことを軸にして企業のニーズに応え、これから社会に出てくる若者が自分の才能に気づき、それを伸ばせるキャリア教育と、ブラック企業が当たり前と言われている建築業界の受け入れ側の企業のガバナンスを整えながら協業者を全国に募り、若者が安心して働ける事業所を広げていく事業構想は皆さんに大いに賛同頂く事ができました。エクストリームユーザーの皆さんのフォードバックを聞かせてもらうと新たな展開に進めそうな予感がたっぷりありました。ご縁を繋いでいただいた山本弁護士には心から感謝すると共に、共感いただいた皆さん全員と接点のある事業ということもあり、一緒に少しでも社会を良くしていく取り組みを展開していこうと決意を新たにした次第です。新しいキャリア学校設立の関連記事は以下の通り

Ikigai中心、鉄板論

そんな私のプレゼンテーションの中で、一番皆さんが興味深く聞いて、反応いただいたのは私が目指す「Ikigaiの創造」の件です。近年になって世界中で共通認識、共通言語として広がりを見せつつあると言われているIkigaiとは①好きなこと、②得意なこと、③稼げること、④求められていること、この4つのファクターがすべて重なる部分での状態を指しており、まず初めに個性分析を行って、本人が自分の特性を認識しながら3年間の職業訓練と志を固める実践研修、そして高校卒業資格取得のための勉強を通して学歴社会からドロップアウトした若者たちにそれを提供したいとの私の意図に深く共感いただきました。私のプレゼンを聞いて、皆さんは若者が好きで得意で稼げて、喜ばれる仕事に就くことを鮮明にイメージされたようで、その部分に諸手を挙げて賛同くださいました。そこで改めて私が気づいたのは、Ikigaiの創造を事業の目的に据えてそに実現のための具体的な構想を組み立てると誰もが応援したくなる共感型ビジネスモデルの構築に大きく近づけると言う実感です。


Amanda Kudo
My Little Ikigai Journal: A Journey into the Japanese Secret to Living a Long, Happy, Purpose-Filled Life

人生と仕事の価値の軸

Ikigaiの定義とその成り立ちについて私が学んだのは、数ヶ月前に経営実践研究会の定例会でアドバイザーの佐藤善信教授が講義に登壇頂いた際でした。そこで強烈なインパクトを受けましたが、つい先日行われたチームミーティングの食事会でも改めてその詳細についてお話し頂き、再度深く腹落ちしました。以前から渋沢栄一の「論語と算盤」や二宮尊徳の「道徳なき経済は罪であり、経済なき道徳は寝言である」との理念と経営一体論を学んで、理想の実現を目指すには持続可能性を高める必要があり、そのための経済活動が欠かせないのは理解して実業で実践しておりましたが、それがIkigai=人としての人生の価値と深くリンクしているとの概念は、これまでぼんやりと感じていたのがまるで目の前の霧が晴れたかのように明確に繋がり、人生と事業、仕事が一本の軸が通ったくらいの衝撃的な気付きでした。これこそが経営者として事業を通して目指すすべき中心的概念だと強く感じさせられました。

時間を忘れるトークタイム

ゴールデンサークルの中心にあるべき概念

アメリカ発のプレゼンテーションイベント「TED」で世界中にその名を馳せたサイモン・シネックが語った「何のために? =WHYから始めよう」のゴールデンサークルと言うスキームはまず初めに目的を明確に伝え、それからHOW=どのように、そして最後に何を=Whatを伝えることで多くの人から共感を得てビジネスを成功に導くのだと言われました。目的こそが重要であるというのはまさしくその通りですが、しかし本当に大切なのは人に伝える際の順番ではなく、「何のために?」と言う目的が目指すこの世界をどのようにしたいのかと言う理想であり、それが私利私欲の為なら誰も振り向いてくれないのは自明の理です。では、何を目的に据えるべきか、その答えの1つが間違いなく多くの人の人生を意味あるものにするIkigaiの創造なのだと感じています。そしてこれは様々な業種業態、老若男女の壁を越えて誰しもが求めるし、それを提供するサービスやスキームに対して共感し支持してもらえる共感型ビジネス、社会課題解決型モデルへの非常に分かりやすい入り口だと思うのです。これから新たな教育事業をスタートさせるにあたって最強の武器を与えられた様な力強さを感じています。Ikigaiの創造が世界中に広がることを心から願います。

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建築実務者にIkigaiを見出してもらえる研修、人事制度の再構築のサポートを行っています!

5.19 18時〜@神戸国際会館にて事業構想、協業者募集のプレゼンテーションを行います。オンライン開催も行う予定ですので、お気軽にご参加ください!


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