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日常の何でもない会話が実は大きな意味を持つ

同じ事の繰り返しが…


父が旅立った寂しさから、今の思い、感じた事をアウトプットするために、しばらくnoteでは父の記事が多くなるかと思います。

思いを馳せて語ることは、何より供養にもなると。

https://note.com/shokumi/n/nfcb302f9fd63

父が特養(特別養護老人ホーム)に入所してから、私は毎日、もしくは一日おきくらいに携帯に電話をしていました。


話す事はいつも大体同じ事。

「お父さん?元気?変わりない?風邪ひいてない?」

そして、

「また会いに行くからね。お父さんの好きな物持って行くよ。じゃあね、またね。」

ほとんど同じ事の繰り返し。
これって意味があるのなか?毎日電話する事もないかな?

正直、そう思わなくもなかった。

だけど、父は私からの電話を待っていたのです。

携帯の着信を取れなくなってきて


父が特養に入所する時に、直接の連絡手段として携帯は持たせたいと、そこは譲りませんでした。
依然としてコロナの影響で面会に制限があり、自由に会う事が出来なかったのも大きな理由の一つです。

特養に入所している方で携帯を持っている方はほとんどいないらしく、施設の方は本人が操作できるのかを心配していました。

「大丈夫です。今までもずっと出来てましたから」

そう言い切った私ですが、後半は電話をしても気付かなかったのか、うまく取れなかったのか… 電話に出ない事が増えてきました。

やっと繋がったと思ったら

「しばらく電話がないから、どうしたのかと心配してたよ。」

と。

「いや、ずっと電話してたんだけど。お父さんが出ないから心配してたんだよ。」

やはり、父は私からの電話を待っていたんだな。
毎回、同じような話しかしてなくても大きな意味があったのだと思いました。


毎回が毎回じゃなくなった時…


同じ事の繰り返し
だと思っていた事が、突然途絶えてしまいました。
永遠には続かないと、心のどこかで思ってはいても実際に起きてみないと真実味が湧かないというのが、人間の愚かなところなのでしょうか。

「お父さん、どう?変わりない?」

「変わりなく何とかやってるよ」

そんな日常の何でもない会話が、とても大きく大きく…。

やり取りが出来なくなった今、感じるのです。
もう一度、父の声が聴きたい。


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(6月1回分)

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