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沸騰したら余熱でオッケー。本格パスタが作れる!

※この記事は、Cookpadブログに、2018/3/21に投稿した記事を、noteに再掲載したものです。記事中の記載内容について、現在と異なる点については以上の背景によるものですのでご理解とご了承頂ければと思います。

パスタは、非常食に適した食材です。

賞味期限が長く、手に入りやすく、食べ慣れている食材である点など、非常食として優秀な食材です。

パスタを非常時でも少ないエネルギーで効率よく調理出来ないか、実験を行いました。

■「事前にパスタを浸水しておくこと」が、加熱時間の減少になるとネットなどの情報から分かりました。

■塩・コンソメ・昆布茶などで味をつけておいた方が旨みが増すとの記述が見受けられました。

上記の2点を参考に行いました。

実験内容

塩またはコンソメ+水,半分に折ったパスタをビニール袋に入れて浸水。

そして、

・浸水後にパスタソースにパスタを入れて加熱
(水を切ったパスタをパスタソースと1~2分フライパンで炒め煮の感じで絡める)

・浸水後にパスタを茹でて、パスタソースを絡める
(1~2分茹でてから、パスタソースと和える)

という方法で、実験いたしました。

 [準備したもの]

パスタ・ゆで時間9分 100g 
水・200cc
塩・小さじ1弱
コンソメ・小さじ1弱
ポリ袋

↓ゆでている状態です。

※浸水時間は、どれも2時間

水+塩 炒める(3分)ーA
水+塩 ゆでる(沸騰後弱火3分)→和えるーB
水+塩 ゆでる(沸騰後火を止める3分)→和えるーC
水+コンソメ 炒める(3分)ーD
水+コンソメ ゆでる(沸騰後弱火3分)→和えるーE
水+コンソメ ゆでる(沸騰後火を止める3分)→和えるーF

実験の結果、パスタをコンソメ入りの水に浸した後に、煮てからパスタソースと絡める方法が美味しいと評価されました。

調理方法では、「弱火で煮る」と「沸騰後火を止める」方法では、味の評価に差がなく、手持ちの資源を大切に使いたい災害時では余熱調理が省エネであると思われます。

テクニックとしては、「ポリ袋を用いてパスタをコンソメ入りの水に浸した後、袋の中身をフライパンや鍋にあけ、強火で沸騰させて火を止める」が推奨されることが分かりました。(なお、沸騰まで概ね1分弱、余熱調理が3分)

以上のことから、この方法で普段口にしているパスタと変わりなく食すことができ、ソースのバリエーションを変えることで楽しめることが分かりました。

このようなテクニックは、普段の食事作りにも取り込むことができます。

「作り置き」が流行りましたが、パスタを漬け置いておけば、毎日の家事に役立つことと思われます。

こちらの実験結果は、レシピにいたしました。


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