茹で豚の金柑ソース(2016/7/22)

以前にも作っていますが、この日は「茹で豚金柑ソース」がメインでした。
直前に参加した、客家美食文化饗宴というイベント(西中島南方の「一路發(イロハ)」さんにて開催)で改めてこのお料理を頂いて、やっぱり美味しいなぁ!と思ったのです。

ちなみに、客家(はっか)とは、中国大陸にルーツを持つ民族グループの一つで、歴史的に移動と定住を繰り返してきた人たちのこと。常に「よそ者」であることから「客家」と呼ばれるようになりました。
台湾に於いても移住が遅く、他の民族との摩擦を避ける目的もあり、山間部などに住み、荒れた土地を開墾しながら定住が進んでいきました。移住、肉体労働という生活背景から、勤勉と質素倹約を旨とし、保存の効く乾物や漬物、塩分の強い濃い味付けの料理といった食文化を発展させています。
漬物などに独特の味わいはありますが、白いご飯に合うおかずは、日本人にも好まれるのではないかなと…。
今回使った金柑醤(金柑ソース)も、客家料理でよく使われる調味料で、金柑の華やかな香りと、それを引き締める唐辛子の辛みが印象的なソースです。

今回の金柑醤は手作りですが、台湾に行けば市販のものが手に入りますので、気になる方はぜひ買ってみてください。
お肉にも魚にも合いますし、ドレッシングにアレンジしても良いですよ。

付け合せには、これも客家風に、切り干し大根と豆鼓の炒めもの。

そして、冬瓜と厚揚げの五香粉煮、おくらの冷奴、茄子の中華風ピリ辛和え。
癖のあるおかずが多かったので、スープはトマトと卵のシンプルなものにしました。
今回は、全体にボリュームがありすぎたかもしれません。

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