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中華・小麦粉料理の世界

ここ最近、ずっと中華の小麦粉料理(麺食)に興味を持っていて、試作を繰り返しています。餃子や中華まん、ラーメン等、日本でもポピュラーな麺食ですが、そのバリエーションは本当にすごい。
粉と水という単純な材料から、よくぞこんなに様々な形態のものを生み出したなぁと感心するばかりです。

例えば中華まんで知られる、発酵蒸しパン。
味や餡の種類はもちろんですが、形や発酵方法の違いを見るのも楽しいのです。

これはプレーンな饅頭(マントウ)。手軽にイースト菌で発酵させたもの。

同じプレーンな丸型ですが、こちらは「老麺」という元種を使うもの。ツヤの違いがわかりますか?実はこの2つ、使う材料は全く同じなのですが、発酵方法が違うだけで、味わいも歯ごたえも全く別物になります。
老麺饅頭は、日本ではあまり知られていないのですが、この違いはぜひ皆さんにも知ってほしい。本当に美味しいのです。

形に注目しても、楽しい。よくこんなの考えたなぁ!というものもあります。

比較的よく見かける、枕のような形。これは中にドライフルーツを巻き込んでいます。

かわいい渦巻き

蓮の花、という名前がついていました。蓮の花かどうかわよくわかりませんが、とてもユニークで、そしてきれい。

蝶々とか

貝殻型。

こういった、餡の入らない、華やかな形のものを「花巻」といいますが、多くの形が実は「お箸」を使って作られます。この箸使いも楽しいポイント。

肉まん、あんまんでおなじみの包子もいろいろ。名称はいろいろですが、右上がオーソドックスな「密閉型」とか「襞寄せ型」、右下が「木の葉型」、左下は「金魚の口」左上は「麦の穂」というように言われるようです。

飲茶なんかで見かける、動物型。これはハリネズミですね。

こちらは、かぼちゃみたいな形。この時は餡にもかぼちゃを使いました。

三角形というものもおもしろい。

はなうた食堂では、こういった発酵蒸しパン、マントウ作りの教室をリアルで開催していますが、note上でも、少しずつ紹介。

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