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お風呂時間を自然とともに。jiwajiwa体験レポート

※友人のおすすめでお風呂のハーブjiwajiwaを頂いたのでお礼で体験レポートを書いた記事です。

仕事、買い物、SNS、動画コンテンツ。
深呼吸をする間もなく、私たちの時間の隙間は、私たちが作り出した役割や商品によって埋められていく。
いつしかそれに疑問を持つことも忘れ、自分に心地よいリズムからずれていく。腰が痛くなっていたり、肌が荒れたり、風邪をひいたりしてはじめて、あ、ちょっと無理してたかなと気がつく。

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上京して一人暮らしをはじめて10年近い年月が経とうとしている。
学生の頃は、お風呂にお湯をためて入ることなんてほとんどなかった。家にいる時間がもったいない気がして、目が覚めたらすぐに家をでて、夜も可能な限り遅くまで外にいてなにかをしていた。そして、なるべく時間をかけないように急いでシャワーを浴びて、完全に乾いてない髪の毛と一緒に寝た。

何にそんなに追われていたのだろうと思うほど、あの頃は、とにかく時間を「目的」のために使いたかった。古典の読書しなくちゃ、名作映画をみなくちゃ、英語やらなきゃ、プログラミングやってみなきゃって。有意義な時間、ためになる時間やことのために必死だった。

そんな日々も過ぎ去り、今は自分の心地よい生活リズムというものに関心が向くようになってきた。「目的」のための時間をテトリスのように隙間なく積み重ねてみたって、自分が満たされないこともわかった。むしろ、「目的」のない時間がありがたいと思えてきた。

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お風呂にゆっくり浸かる時間は、一日の中に気軽に取り入れやすい「目的」のない時間の1つだ。私は、入浴剤は、気分で何を入れるか決められるように数種類用意している。

最近、友人のおすすめで頂いた、お風呂のハーブjiwajiwaを使った。

うっすら香る檜の香り。それは、強すぎなくて、そっと優しく、横にいてくれる。ずっと香るわけではない。風がそっと運んできてくれる花の香りのように。静かに、ふと香る。
目を閉じて深呼吸をする。香りを生み出してくれた森のことを想像してみる。地球に生きる自分を少しだけ感じられる。

シュワシュワする入浴剤や、発汗作用のある入浴剤は使わないことが多い。
それは、疲れを取るために、とか痩せるために、とか。入浴剤にまで「目的」が入り込んでいる気がしてなんだか落ち着けないときがあるから。
自然にあるものたちは、私たちになにかもたらそうとしてそこに存在しているわけではない。だからなのかわからないけど、そっと私を包んで、私らしい時間のリズムに戻してくれるような気がする。

心が落ち着いてきて、体が温まったら、いつもより思考が進む。私だけの時間。そんな「目的」のないお風呂時間からあがると、体がすっきりしているから不思議なものだ。
自粛期間で暇と退屈を持て余しがちだけど、お風呂時間が増えたことはわたしにとっては小さな幸せなのである。


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<追記>

jiwajiwaのお風呂のハーブは、とても理念や想いも素敵なので、もしご関心あればぜひ読んでみてください〜!

<抜粋>
jiwajiwa (じわじわ)は、日本の作り手によって丁寧に育まれた自然素材にこだわり、忙しなく過ぎていく日々の暮らしに「余白」の時間をお届けします。
(中略)
jiwajiwaの商品を通じて奈良の地域資源の素晴らしさを県外の人にも知っていただき、奈良により活気をもたらしたいという想いで、これらの商品をつくっています。袋詰めの作業は、県内の福祉施設に依頼し、とても心のこもった作業をしていただいています。
(中略)
使い手・作り手、そして、地域と未来によい「四方よし」ー
古都・奈良から、jiwajiwaは未来づくりを目指します。


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