0214 「口福」の張り紙に思わず頷いた


バレンタインは前日までにいろいろ終えてしまったので、当日の今日はのんびりまったりの日に。

お昼にぼんやりキャベツを切っていたら、さっくり指を切ってしまった。痛みもなくそんなに大げさにするほどではないけど、ふだん紙で切るよりは深めに入ったので血がなかなか止まらなくて困りました。
油断してたけど包丁は気を付けないとですね。こんなもんで済んで良かった。

そんなこともあってかなんとなく気持ちが晴れなかったので、海までお散歩に出て、その通りすがりでそういえばついおととい開店したばかりのお店が気になっていたことを思い出した。お家で簡単に済まそうかとも一瞬迷ったんだけど、まだ指の絆創膏には血がにじんでいて料理は気が進まなくて、夜ご飯はそのお店で食べることに決める。
結果としてナイス判断だったので、そのための指の傷かもしれない笑

長いカウンターと、少しだけテーブル席。「ありがとねー」「ごめんねー」とお客さんはみんな自分の子どもなのかと思うような親しげな若いお父さんが料理を作り、元気でちゃきちゃきしたお母さんがエプロンをしながら怪獣の人形をもってぐする男の子をあやしていた。カウンターの内側で伝票に注文を書いている中学生くらいの女の子も、しっかりお店のエプロン。
奥のカウンターに座っているのは仲のいいご一家かな。


今日みたいなおひとりさまデーの夜にぴったりな、にぎやかなお家に呼ばれたみたいなお店でした。塩気の利いた濃い目の味付けが、今日の気分に合っていておいしい。


次回は友達を連れて、飲みもの3杯+おつまみ1品で1,000円のせんべろセットを頼もうと誓った。
帰り道、隣のコンビニで買った締めのアイスを食べながらいい気分で歩いているところを、お店から偶然出てきたお父さんに「おっ、アイスかよ~中で食べていきなよ!」と言われてしまったのもなんだかよかった。


おいしそうなお店を下調べして狙い撃ちして出かけるのも好きだし、偶然見つけた好きな雰囲気のお店にふらっと入るのも好き。
そしてそれがその時の気分にぴったりだったり、また来たいと思える場所だったりしたら、すごくご機嫌な気分になれる。
まだまだ周辺に行ってみたいお店が尽きないので、たのしみがたくさん。


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夜は前から読みたかった鎌倉が舞台の小川糸さんの小説『ツバキ文具店』を一気読み。さいきん小説をあんまり読めていなかったけど、言葉や表現が素敵すぎて至福でした、こんどゆっくり感想文を書こう。

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