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6月25日 暑い日

暑くて暑くて、しかし運動不足すぎて、まだ今日は爽やかな風が吹いていると思って、外に出た。

銀行に行って用事を済まそうと思っていたのだが、玄関先の植え込みの緑が茂っているのが気になって、スッキリさせたら涼しげになるかもしれないと思った。

それで、ちょっとのつもりで、植木バサミを出してきて、チョキチョキやったら止まらなくなって、台に登ったり、足元の草を抜いたりした。

それで一番暑苦しい、金木犀と百日紅の木を威勢よくハサミを入れていたら、奥に何か不自然な小枝のまとまりを見つけた。

あ!鳥の巣だ。

ちょっと前に、毎朝、鳥のサエズリが近くで聞こえて、ずいぶんこの辺りに鳥が増えたなあ、なんて思っていたのだ。
こんなところで暮らしていたとは!

しかし、もう少しでこの巣が丸見えと言うところまで茂みを切ってしまった。どうやら鳥さんは不在。今もこの巣に帰ってきているのかは、わからない。

ごめんなさいごめんなさいと思いつつも、この手入れを怠った我が家の木に、家族以外のものが住み着いていたなんて、なんだか嬉しい。

それで、植え込みの草を抜いたら、土器を拾った。
網代痕という網を敷いた跡がついている底部。弥生土器かな?
我が家は昔、弥生時代の集落があった場所で、たまに土器片を拾うのだ。
今度、もっと掘ってみようかな。

弥生土器の壺の底部かな

鳥さんだけでなく、弥生人も暮らしていたのを思い出して、可笑しい。

それで、刈った枝や草をまとめて袋に詰めた。
汗が噴き出ている。

でも、銀行に行かねばならない。歩き出す。

全然早く歩けない。暑いのだ。
くじけそう。帰ろうかな。なんのコレしき。

葛藤しながらノロノロと進む。
お豆腐屋さんの店先に湧水が湧いているところに到着。

「兵庫の泉」という案内版を読むとはなしに読んでみる。
14〇〇年。北条氏に仕えた和田兵庫が云々。
和田さんちの自噴している井戸からここに水を引っ張って、兵庫の名前をつけたとある。
実はこの和田さんちって、娘のお友達のお家なのだ。
ずいぶん昔の自分の祖先のことがわかってるって、どんな気持ちなんだろう。と、不思議な気分になる。

わきに建つ豆腐屋さんの豆腐アイスのポスターが魅惑的だが、目的地に着く前に一息付いてはいかんと、腰を上げる。

それでもう、本当にゆっくりな足取りで、銀行へ。
用事を済ませて、さあ、帰ろうと思ったが、辛い。涼しいオアシスに立ち寄らねば。と頑張ってまほろま大橋を渡ったら、素敵と噂のカフェが貸切状態。

素敵なカフェ
「11月の雨」さんです


人気で噂のカフェ、営業日数も限られているということで、満席で入れなかったという話もよく聞くのだが、私が行くととにかくタイミングが良いのだ。近頃本当に強運である。


で、一時間に一本、あるかないかの我が家の最寄りのバス停に停車する路線のバスを捕まえることができて、汗をかかずに帰ってきてしまった。

良い色合いの絵みたい

本当に、暑いというだけで大変である。みんな昨今のなんだか変な天気の日本に生きている。ちょっと、本当に、大切にいきましょう。どうか、無理せず!
だいぶ呑気な日記であるが、内心はそう思っている。



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