恋愛エッセイ「プラトニック恋愛・結婚をするには」

プラトニック恋愛・結婚をするには、あなた自身の内面が豊かである必要があるかなと思います。
「豊かな内面」の定義をするのは難しいのですが、今回は恋愛を通して、内面を磨くハウツーをお伝えできればなと思います。
私のスタンスとしては、豊かな内面は一朝一夕に得られるものでないし、ましてや、生まれたありのままで備わっているものでもない、というものです。

勇気、寛容、謙虚、忍耐を長期続けることで得られるのが、豊かな内面だと私は思っています。

恋愛における男女の役割について

多様性の時代なので、男がリードするとは限らないし、女が待つとは限りませんよね。
相手がどのような役割を自身に課していて、相手がどのような役割をあなたに期待しているか、見極められるとスムーズです。
2人の役割分担があまりにも食い違っている場合、ほんとにその相手でいいのか、考え直してもいいかもしれません。
無理に相手の求める役割をこなしてまでその相手と一緒になりたいのか、ということですね。

関係が深まってくれば、それぞれの役割について語り合って、お互いに無理のない役割を担当するようにしたほうがいいでしょう。
例えば、男が常に勘定を持つべき、と決めつけるのではなく、お互いにリアルな懐事情を開示しながら、話し合うといいです。
例えば、いつも男からデートに誘っているのであれば、試しに女から誘ってみて、男がどう反応するか、見てみてもいいかもしれません。

自分から行動する&相手の行動に寛容になる

行動もせずにあれこれ考えるのは私はよくないと思っています。

例えば、「男の方から割り勘を求めるのはカッコ悪いかな」などと思って、無理して常に奢ったりすると、関係がいずれ破綻するのは目に見えていますよね。
勇気をだして、あなたから割り勘を求めましょう。
勇気をだして割り勘を求めて、女が頭から拒否してきたり、女に振られたリするのであれば、その程度の女だったということですよね。
早めにそれが露呈してよかったと思います。

例えば、「性的関係を求められないのは、私に魅力がないからなのかな」などと思い悩むのもよくないです。
思い切って、相手にその気持ちを打ち明けてみましょう。
ひょっとしたら、相手は「簡単に手を出すと肉体関係だけの遊びだと思われるかも」と危惧しているだけかもしれません。

行動にはリスクがつきものです。
勇気を出して行動したのに、全否定されたら、「相手が嫌なやつだから」と全否定された理由をつけてみても、傷つきますよね。
全否定程度ならまだしも、勇気を出して告白したところ、相手が友人同士でその事実をシェアしてあなたをバカにしたりしたら、相当傷つきますよね。
そういうことを考えだすと行動するのが怖くなりますが、慣れるしかないと思ってます。

逆に、相手が勇気を出して行動してきたら、まずはその勇気を称えるといいかなと思います。
相手の行動があなたには受け入れ難いものであれば、それははっきりと伝える必要はあります。
同時に、なぜ相手がそんな行動をしたのかも、聞いてみてくださいね。
相手にも事情があるのかもしれません。

勇気を出して行動する、相手が行動してくれたときは優しく受け入れてあげる、そのように、どちらか片方でなく、両方やれるといいかなと思います。

よりよい関係を求め続ける

お付き合いや結婚生活が始まったら、相手についてあなたが思ったことは、すべて伝えるほうがいいかなと思います。
相手があなたについて思うことも、しっかり聞いてあげてくださいね。
その上で、それぞれが思う理想のパートナーシップについても語り合い擦り合わせて、2人でそれを目指してください。

今時の男は家事育児も主体的に取り組むべきだ、とか。
収入の少ない方が家事育児に主体的に取り組むべきだ、とか。
それは一般論でしかないです。
個体それぞれに体力の有無があり、得手不得手、好き嫌い、仕事の事情があるので、よく相談して、自分たちにあった役割分担をしていくといいと思います。
周囲のパートナーシップと単純比較して「うちの旦那は何もしてくれない」と嘆く前に、よく話し合いをしてみてください。
きちんと話し合った結果の役割分担なら、周囲と単純比較して嘆くこともなくなると思うんですよね。

家事育児分担は生きていく上で重要な現実的課題ではありますが、家事育児分担の有無のみで相手の価値を計るのは、まったくプラトニックではないので、気をつけたいところです。
プラトニックな恋愛・結婚をするには、まずあなたから、相手の内面に目を向ける必要があると思います。

まとめ

この3つを続けるだけで、人生が進むにつれ人間としての経験値がたまり、あなたの誠実な内面が外面にもオーラとして現れ、評価されるようになります。
最初は、「正直者がバカを見る」にしかならず、辛い思いをすることが多いかもしれませんが、辛い人生を耐え忍んだ人のみが得られるものがあります。
もちろん、無理は禁物ですし、心ない人というのは常にいるので、そういう人を見抜き距離を置いて、それ以外の人と上記3つを続けられるといいです。
心ない人だと気づかずに上記3つをバカ正直にやってしまっても大丈夫。
そういう失敗も、あなたの糧になります。

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