今日は何の日?

【死んだ人が仏になるというのは間違いです!】
  
今日は、4月8日。お釈迦さまの誕生日です。
   
仏陀とか仏さま、釈迦仏といわれますが、
 
仏とは?どういう意味なのでしょうか?
 
死んだ人のことをよく「仏」と言いますが、それは間違った使い方だと知っていましたか?
 
「仏」は旧字体では「佛」「亻非」だから仏とは人に非ず。
人にあらず、
迷いを離れたという点で人にあらず、なんです。
 
つまり、人とは迷った存在と言う事ですね。
 
人は何のために生まれ何のために生きているのか?
苦しくともなぜ生きなければならない皆さんお分かりですか?
 
外を歩いていて方角が分からなくなれば、「道に迷った」と言うでしょ?
 
どうすれば本当の幸福になれるのか、その方角がわからぬまま生きているのは
「迷っている姿」ではありませんか?
 
仏とは「覚者」です。
本当の幸福になる真理、宇宙の法則を悟った方を言うのです。
 
一口に「さとり」といってもいろいろあることをご存知でしたか?
 
低いさとりから高いさとりまで全部で52段。
 
その最高無上の悟りを「仏覚」といい、
そこまで到達した方を【仏】と言うのです。
 
「仏」とはさとりの名前のことを言うのです。
   
2600年前、インドに現れたお釈迦様です。
地球上では唯一の「仏」ですから、
「釈迦の前に仏なし、釈迦の後に仏なし」
と言われます。
 
釈迦はその悟った真理を生涯教えられた、
それが「仏教」です。
 
35歳で仏のさとりを開いてから、80歳でお亡くなりになるまで教えられたものです。
 
人は自分が迷っていることがわからぬほど迷っています。
仏が教えられたのは「法」です。
 
「法」とは三世十方を貫くもの。
 
つまりいつでもどこでも変わらないことをいいます。
 
ニュートンという科学者が、りんごが木から落ちるのを見て「万有引力の法則」を発見した話は有名です。
 
この法則はニュートンが作ったのではなく、自然界にもともと存在したものを彼が発見したのです。
 
法則ですから、
 
昔も今もこれからも、(三世)
イギリスでも中国でも日本でも、(十方)
りんごが木から落ちる事は変わりません。
 
仏教とはお釈迦様が作られた教えではなく、悟りを開いて発見された法則なのです。
 
だから仏教を「仏法」とも言うのです。
 
では釈迦はどんな「法」を悟られたのでしょう?
 
それは全ての人が本当の幸せになれる法則です。
 
仏教の根幹は
 
「まいた種は必ず生える、まかぬ種は絶対に生えぬ」
と説く、因果の理法です。
 
それは人間の幸・不幸を定める運命の仕組みでもあります。
 
この三世十方を貫く法を明らかにし、
全ての人を絶対の幸福まで導くのが仏教なのです。

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