E135 KEIKO KIMOTO展覧会 '23
もう2-3年になるだろうか
インターネットを通じて知り合ったケイコさんに会ってきた。
ドイツに住んでいるという
ずっと遠くの人だったけど、
去年から投稿される写真が日本になった。
ほんのいっときの旅行写真かと思ったら
ずっと日本の写真で、
ちゃんと文章を読んで、日本に引っ越してきてるとわかった。
ケイコさんは絵描きさん。
なんとも特徴的なブルーの色合いが好きで、
手に取って眺めてみたいけど、
作品を買うお金もないし、
スマホ越しに見つめていたんだけど、
展覧会をすることをインスタで知って
しかも初日は音楽があるみたい。
調べたら3時間もかからずに行ける。
これは行ってみようと。
初めての道は遠く
山道が、ここ岡山と違って
長く、長く、長く・・・
山は大きく広く、
ようやく辿り着いたら、ケイコさんがいた。
かっこよくセクシーな人だとは思っていたけど
やっぱりリアル肉体は重みがあって
思った通り、かっこよくセクシーだった。
肉体の良いところは
影がちゃんと見えるところで
揺らぎとか背負いとかがリアルの醍醐味。
8年間放置されていたという但馬ちりめん振興館。
旦那さんの頑張りで、整えられ、
そこに絵がむき出しのまま飾られて、輝いていた。
この透明な青の色を見たかったんだ。
用意された椅子の5倍ぐらい
大勢のお客さんが集まり
お祭りのような質実ともに熱い空気の中、オープニングの太鼓演奏。
(セミの声の音程と太鼓の音程がしっかり調和していた。)
(あらためてアートは自然からのものであることを実感。)
フルートの演奏とコラボした公開制作があり
(体験したことのない面白さがあった。)
(目と耳からの刺激。緊張感と高揚感の体感。)
ケイコさんの絵は、いろんなふうに見え
これはアレだとか、ストーリーを勝手に作り始める、私の脳みそ。
(これは他の人もそうだったみたい。)
この場に居合わせた私たちは
これから先、この絵を見るたびに
自分も制作したのだという気持ちになるでしょう。
これはみんなの絵だ。
楽しかった!!
おまけ。
会場となった但馬ちりめん振興館の向かいにある
東経135度を示す、子午線の塔。
日頃、緯度と経度を駆使する占い師としては、感動的でした。
書くことで何かできるのか、それとも何にもならないのかわからないで続けてきたけど、きっとこれからも書き続けます。もしよかったらサポートよろしくお願いいたします。