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キャディ入社1年。サプライパートナー担当としての奮闘記。

 こんにちは。 キャディ株式会社、MANUFACTURING事業部、製造支援本部の武隈暁子です。創立5周年記念note 19日目を担当します。

 キャディは「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」というミッションを掲げ、グローバルで製造業のサプライチェーン全体の構造的な課題を解決しようとしている会社です。
「CADDi MANUFACTURING」と「CADDi DRAWER」を提供しています。

なお、これまでの創立5周年記念noteは以下にまとめられています。
https://caddiinc.com/m/me62552818b14

 キャディに入社して、約1年。日本のサプライパートナーさんの立ち上げ支援をしています。新卒4年目に転職して新たなキャリアをスタートさせたキャディでのサプライパートナーさんの立ち上げ業務について、普段製造現場で感じることも交えながらお届けします。

目次

  • これまでのキャリアとキャディとの出会い

  • CADDi Manufacuture /製造支援部とは

  • 入社して1年、今考えること、感じること

  • 終わりに 

1 . これまでのキャリアとキャディとの出会い
1-1キャディに入るまで
 製造業にはいるきっかけとなった、大学時代のキャリアから紹介させてください。
遡ること10年前、大学時代に海外インターンシップを運営する団体に所属し、4年生で私自身もアフリカのエチオピアにて、海外インターンシップに約半年参加しました。
 エチオピアでは、革製品を製造する工房にて、管理全般に携わらせていただきました。そこでインターンさせていただいた会社の製造業で携わる人がいきいき働ける会社にしたいと取り組んでいた様々な取り組み、特にKAIZEN活動に携わり、ものづくりの奥深さを感じたことが、新卒以降ものづくりに携わる大きなきっかけになりました。また、エチオピアやアフリカ諸国の製造業を短いながら見聞きするなかでグローバルにつながっている、サプライチェーンの広がりにも強く興味を感じました。

 一方、エチオピア全体や他のアフリカ諸国の話を聞くと、国の政策等にもよりますが、製造業の発展はまだまだ道半ばであり、技術、品質管理、人材マネジメント、労働環境面など多くの課題を有することを痛感しました。

 アフリカ諸国でも日本の製造業をお手本にしている国や会社があるという話を見聞きしていたこと、また就活を進めるうちに日本の製造業の国内GDPに締める割合や従事者の多さを知った私は、ものづくりの会社に進もうと、2018年に新卒で株式会社村田製作所に入社し、滋賀県野洲事業所でMLCC(積層セラミックコンデンサ)を初めとする電子部品の原材料の生産管理に携わることになりました。

 約3年半の中で生産計画や出荷管理を初めとする生産管理の仕事を体系的かつ実践的に学べただけでなく、現場と一体となって様々な改善を進められたことは大きな財産となりました。

1-2キャディとの出会い
 より大きな成長環境を求め、転職を開始しました。そんな中で出会ったキャディで、「モノづくり産業のポテンシャル解放〜モノづくりに携わるすべての人が、本来持っている力を最大限に発揮できる社会を実現する。
そのために私たちは、産業の常識を変える「新たな仕組み」をつくります〜」というミッションを見たときに、エチオピアや村田製作所を通して感じた製造業で働く人への思いを強く再認識しました。また、大きなミッションに向かって様々な課題に向かえる環境に惹かれ2021年10月にCADDiに入社しました

2.キャディMANUFACUTURING 事業とは
2-1 MANUFACUTURING 事業
 私が携わっているMANUFACUTURING事業部は「調達・製造のワンストップパートナー」と表現しています。 事業としては、板金・切削・製缶・樹脂類の加工品を一式で受注し、品質保証までふくめてお客様に提供しています。「とりあえずまとめてキャディ」と思っていただける安心を、スピード感をもって提供していきたいと思っています。

2-2 製造支援本部
 そんな中でも私が所属している製造支援本部は、サプライサイドを担当する部署で、キャディのパートナーとなっていただくサプライパートナーさんの開拓から立ち上げ支援、QCD(製造業に欠かすことのできない、クオリティ、コスト、デリバリーの頭文字を並べたもの)を担保し、グロースしていくための生産改善支援の各種パッケージの作成、提供等を行っています。メンバーは100名を超えており、現在は日本に加え、ベトナム、タイのサプライパートナーさんと協働しています。
 
2-3サプライディベロップメントという役割
 その製造支援本部で私が担当しているのがサプライディベロップメントです。
キャディは、QCDが完璧なサプライパートナーさんを見つけるのではなく、一緒に取引させていただく中で一緒に成長していこうという戦略をとっています。
 そういった中で、私たちの役割としてはパートナーとしてサプライヤーさんの成長を一番近くで一緒に作っていくことだと思っています。
 もう少し具体的にいうと、それぞれに担当のサプライパートナーさんを持ち、そのサプライパートナーさんのQCDフィットを作りこんでいくサポートを行っています。その過程で後述する、キャディの生産技術、生産管理、品質管理、コスト分析等専門家集団と適宜サプライパートナーさんをつなぎながら強みを伸ばし、弱みをつぶしていくようなことを行っています。
 キャディの製造の専門家集団というのが、その名も「CFS」(キャディファクトリーシステムの通称)。ここのメンバーがQCDの作りこみを可能にするパッケージを作成しています。
 
 CFSの河野さんの記事に戦略面から具体的なパッケージの紹介までとてもわかりやすくまとめられているのでこちらもご覧ください。
  https://note.com/sho_kono/n/nf945fbb36039?magazine_key=me62552818b14
 
こういったパッケージを作成するチームと協働しながら、サプライパートナーさんの成長に寄与していきます。

3.入社して1年、今考えること、感じること
 キャディとして、サプライパートナーさんと大きな成長を様々な方面から一緒につくっていきます。その中でも私が直近やっていること、やりたいことを書いていきます。

 現場ではトラブルや予想もしていないことがたくさん起きる。現場の人との関係性を大事にし、それらを一緒に乗り越えつつ、その会社が中長期でグロースすることにコミットしたい。

 入社して早1年がたちました。本当に多くのメンバー、リーダー、取引先の方に支えられているなと感じています。立ち上げ期においては多種多様な問題が発生し、当初の想定通りにいかないことだらけです。明日は大丈夫だろうという安心も束の間、次から次にでてくるトラブル。毎日フルパワーで工場の方と奮闘しています。
 そんな日々の中で、先日私が担当しているサプライパートナーの社長、工場長と話す機会がありました。そこで、社長が「キャディにとっての1番のサプライヤーになりたい、その先に会社の発展(売上拡大)がついてくると思う」「キャディの様々な仕掛けによって、トップダウンで動くのではなく、工場の一人一人が巻き込まれて良い方向を目指していけている」
 工場長が、「今まで保守的だったリーダーが最近変わってきて、新しい取り組みや改善を積極的に推進している」とおっしゃっていました。日々想像していなかったことがおきても、短期的な視点だけでなく中長期的な視点でこうした成長意欲の高いサプライパートナーさんとだからこそ、日々一緒に成長していけると思っています。
 そして、そういった課題に一緒に向き合い、協働してくれるキャディのメンバがいることもとてもありがたく、心強いです。
 
 データ活用や仕組化でたくさんの属人的かつものづくり意外にかかる管理作業、見積りもり・生産管理など、の項数削減していきたい
 
 サプライパートナーさんの現場に行くことの多い私が普段現場で見聞きする中で、キャディの強みの活用でもあり、今後の製造業の発展においても必要とされるDXを必要とする理由としては以下の3つがあります。

   1)今後売上を拡大していくにあたり、必要なPDCAサイクルを確立することができる
 生産能力や良品率など様々なデータを取っていたり、取るようになっていても中々それが日々活用されていない実態があるように思います。こういったデータを自立的にみて日々のPDCAの中に組み込んでいくことが重要だと思います。
   2)コスト改善に寄与できる
   3)見積り、受発注、出荷などに携わる人の負荷が減らせる。
 ルールややり方が属人的だからこそ、会社内で確認に時間がかかっている状況を良く見聞きしています。

 また、製造業を取り巻く環境は他国の製造業の発展や、為替の変動、BCP、SDGSなど様々な観点で変わると思っています。
 そんな環境において、外部環境をとらえながら、しなやかに対応していくことが求められるのでは無いかと思います。製造業に関わる一人一人がそういったことに前向きにとりくめるよう、課題は多いですがキャディに携わる全てのステイクホルダーと協働しながら、一緒にがんばっていきたいと思っています。

4.終わりに
 少し、自分自身へのコミットのような文章になってしまいましたが、お付き合いいただきありがとうございます。最後に改めて、週の半分くらいを出張でサプライパートナーさんの工場に行っている私ですが、製造業に深く携わることのない友人、知人からは製造業は女性が少なかったり、工場があまりきれいでないのでは?と女性が働きづらそうというイメージを持たれていることがあります。その観点でも一言加えさせていただければと思います!
 
 実際に週の半分を工場で過ごしていますが、そういった感想を持つことは多くありません。私の担当するサプライパートナーさんがきれいだからということもありますが、ISO(製造業の国際規格)を取得している工場や、5Sといって整理整頓、清掃に注力している工場も多いように感じます。少なくとも売上取引を拡大してくにあたってはそういった管理力が求められます。
 また、働いているキャディのサプライサイドや、サプライパートナーさんは確かに女性は多くはありませんが、工場の方も含めて一定おりますし、何よりサプライパートナーさんが、そんなことを感じさせないくらい受け入れてくださっているのを感じます。
 実際に業務や人間関係で悩むことも日々ありますが、キャディでは上司との1on1の他に「ななメンター制度」があり、多方面の自分の悩みを相談できる環境もあります。
 人事の方も個別に何かあれば躊躇なく相談できる、オープンな雰囲気があることも個人的には安心ポイントです。

 noteデビューの記事でしたが、最後までご覧いただきありがとうございます。

 キャディに少しでも興味をもってくださったかたは、いつでもご連絡ください!
 
 ■会社概要Q&A
 https://recruiting.caddi.jp/recruit/event/meetup_friday
■創業5周年記念 キャディCEO/CTO対談ウェビナー
https://recruiting.caddi.jp/recruit/event/mhB-YpGb
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JP-BIZ:https://herp.careers/v1/caddi
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ご自身のHERPのURL
(PDF参照:HERP>社員紹介>オープンポジションのURL)

 


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