アフリカ旅行に行ってきた〜旅の準備編〜
春休みに、小6の娘とふたり、アフリカ旅行に行ってきた。
ジンバブエ、ボツワナ、南アフリカの3カ国。
アフリカ旅行に出た理由や、なぜこの3カ国を選んだのか、娘との二人旅でのポイントや、治安面などに触れていきたいと思います。
なぜ、行ったの?そしてどうしてアフリカ?
そうそう、みんなに聞かれたこの質問。
旅に出た理由と、アフリカに決めた理由。
旅に出た理由
まず、時系列で行くと、本を読んだ。
「この本を読んだ瞬間に、『旅、行こう』って言ってたんだよね」と話しながら勧められたこの本。
DIE WITH ZERO
読み終わった瞬間、むしろ途中から、「旅、出る。」と決めていた。
そして、もう1つの理由は、娘の進学。
この春、小学校を卒業し、中学に入る娘。自分のことを振り返っても、中学・高校は、部活や勉強で長期で取れる時間には制約が出て来るだろうし、まずコントロールをしにくくなる。さらに、その後自由な時間が取りやすくなる大学生ともなると、もはや親が一緒に行く必要もなくなる。
「今行くしかない」。ここで1つの決断。
アフリカにした理由
さて、どこに行くか。
沖縄、北海道、奄美大島、アメリカ、フィリピン、インドネシア、アイルランドetc. 色々浮かぶ選択肢。
「いつか行きたいと思っていたところはどこだろう」なんて考えつつ、「あれ、アフリカって行けるのかな」ふと、そんなことを思いついた。
でも、いくらくらいかかるんだ?そして、我々に行けるのか?
そう。多くの人が旅を考える時、アフリカは情報がなさすぎて選択肢にすら入らない。
しかし、今回、私の周りには、なぜかアフリカに強い人たちがいた。
本当に偶然だが、ケニア生まれザンビア育ちの日本人がいたり、NGOでスーダンの支援している子など、アフリカにご縁の多い仲間がたくさんいるのだ。
「まあ、きっと東南アジアあたりになるかな」と思いつつ、可能性として彼らに「どの辺が母娘で行っても危険が少ないか」「予算はどのくらいかかるのか」など聞きながら情報を調べてみる。
アフリカの相談をしたときに、「どこがオススメ?」と聞くと、やはりアフリカは大きいので、「何をしたいのか」を自分自身で持ってないと、答えにくいと言われた。
アフリカをエリア分けすると
そこで、調べてみると、アフリカはまずサハラ砂漠によって、文化圏や人種が異なるため、南北に分かれ、さらに東西、中部に分類される。
エジプトや地中海に面したイスラム教の国も多い北部、
ケニアやタンザニアがある東部、
サハラ砂漠以南の中で赤道近辺の中部、
ガーナやナイジェリアなどの西部、
南アフリカやザンビアなどの南部
大きく分けると、こんなところだ。
ちなみに、調べれば調べるほど、アフリカはデカい。
アフリカ大陸の東西、南北の広さであるが、
南北の長さは約8000kmで、日本→ドバイ(7935km)より長く、
東西は7400kmで、日本→シアトル(7687km)よりも長いのだ。
ここに私は驚愕した。
つまり、私たちは「アフリカ」と1語で語りつつ、そこに住む人たちの文化や人種は、日本とドバイ以上の違いがあるのだ。
Jeff Desjardins さんの「Visualizing the True Size of Africa」が、大きさを見るのにとてもわかりやすい。ほぼ世界が入ってしまっている。
面積だけで見ると、日本の100倍、北アメリカ大陸でも1.5倍以上あるのだ。
具体的な見所としては
こんな大きなアフリカ大陸なので、見所は山ほどある。調べれば調べるほど多い。
以下、アフリカ初心者の私が調べた、主な見所である。
- エジプトではピラミッドやスフィンクス、ナイル川クルーズを楽しめる。
- ケニアではマサイマラ国立保護区でのサファリやマウントキリマンジャロ登頂が人気
- 南アフリカではケープタウンのテーブルマウンテンや、クルーガー国立公園でのサファリが有名
- タンザニア:クレーターの中にあるンゴロンゴロ国立公園
- ザンビアとジンバブエの国境では、世界三大瀑布のビクトリアフォールズが圧巻
- ナミビアでは、赤色砂漠やスケルトンコーストの海岸線を魅力としている。
- モロッコでは青と白の街並みのシャウエンがある
大まかに調べたところ、こんなところが出てきた。
また、アフリカ知見者からアドバイスされた内容として、日本人の考えるいわゆる「The アフリカ」のサファリはケニアのイメージが強い。つまりサバンナにライオンがいるような絵である。
しかし、アフリカを大まかに見て、比較的タンザニア以南の方が、安全ではあるらしく、人柄も穏やかで日本人に合うようだ(もちろんエリアや時間帯、時期にもよるので注意が必要である)。
今回の旅は、母娘二人旅なので、何より安全最優先である。そのため、ケニアのサファリやマサイ族に会いたい気持ちに蓋をし、南を優先しようと心に決めた。
そこで戻って、「どこにしよう」、と考えた時、サファリは行きたい。どうやらケニアじゃなくてもサファリはあるようだ。
そして、自分は滝が好きだと気づいた。
ナイアガラの滝の地鳴りのする音と雄大さ。あれが三大瀑布の1つであるならば、2つ目も「見たい!」。ビクトリアフォールズは決定。
そうなると、ビクトリアフォールズのあるザンビア/ジンバブエが軸となり、必然的に南部が候補地となる。
そこまで決まると、ほぼ選択できるところは狭まる。
1️⃣ 1つの国だけに滞在するか
2️⃣ 近くの国を回るか
また、アフリカ旅行について知見者たちに聞くと、みんな口を揃えて『「道祖神」見てみた?』と言う。この旅行会社が、アフリカをよく知るメンバーの中ではメジャーな旅行会社だそう。
すぐHPを見てみると、エリアや動き方、価格感、具体的な出発日含めた工程が見え、現実感が出てくる。
そこで、目指す「ヴィクトリアフォールズ」と「サファリ」を回る旅で、価格と時期的に可能そうなのが1つだけあり、
ジンバブエ(ヴィクトリアフォールズ)→ ボツワナ(サファリ)→南アフリカ
この流れで決定した。
南アフリカは急遽入ってきた選択肢であるが、歴史好きな私。「インビクタス」や「マンデラの名もなき看守」を観てマンデラ大統領には非常に興味があったので、近くまで行くなら行ってみよう。
予算的な問題も大いにあったが(なんてったって、円安とサーチャージがバカ高いのだ)、工程などを少し調整すれば、行けなくは無さそう。
そんな感じで現実味を帯び、行くことが決定していった。
これだけ書いて、まだ出発すらしていない!
このブログで、旅の全体概要をお伝えするつもりだったのだが、アフリカ愛が強すぎるとともに、経験からアフリカ旅行を断念するのは「何から考えていいのか分からない」という「最初のハードルの高さ」だと思ったので、細かく書いていきました。
次回からは、アフリカ旅行について、出発した様子を書いていこうと思います。
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