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本のきろく

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2022年5月の記事一覧

『遅読家のための読書術』

『遅読家のための読書術』

flierで『遅読家のための読書術』を読みました。

要約の要約

ネットメディアの登場に伴い、私たちは「いい加減な読み方」を身につけた。
それなのに本は「丁寧にすべて読む」姿勢が抜けきらない。
読書の価値は、その本の中で重要な1%に巡り合うこと。
その重要な1%を集めていくほうが、かえって自分の中に確固たる知識として定着する。

重要な箇所を見つけるには、具体例を飛ばす、初めから自分の中でキーワ

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『スマホ脳』

『スマホ脳』

flierで『スマホ脳』を読みました。

要約の要約

人間は、出現してから99.9%の時間は狩猟採集をしていた。
脳の様々な仕組みは原始時代と同じまま、アップデートされていない。
「いいね!がつかない」のような「命にかかわるほどではないが、長時間継続するストレス」に対応することができず、心の不調につながる。
また、脳の「新しく不確かな情報を追い求める性質」により、我々はスマホを「使わせられている

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『ケーキの切れない非行少年たち』

『ケーキの切れない非行少年たち』

Flierで『ケーキの切れない非行少年たち』を読みました。

要約の要約

非行少年は認知機能にハンディキャップを抱える場合も多く、認知機能を上げるトレーニングをすることで、初めて「反省」など従来の少年院のプログラムが意味をなす。
クラスの下から5人は、かつての知的障害の基準に該当する。現在の基準では知的障害には当てはまらないため、生きづらさは変わらないのに、必要な支援がない。
非行少年を1人減ら

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『望郷太郎』を読んだ

『望郷太郎』を読んだ

会社の代表に「望郷太郎」という漫画を勧められました。
曰く、

『望郷太郎』、名作ですので是非どうぞ。(『サピエンス全史』を読んで面白いと思った人は間違いなくハマりますよ!)
狩猟採集~農耕への流れ、富、宗教、文化、集落・都市・国家の興り、リーダー論、法律論、貨幣経済・利息とは、貿易、人の欲の本質、幸福論・・・
すべてが盛り込まれている異色で稀有な作品です。
まだ連載中なんですが、エンディングがも

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