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展示会初心者必見!30万円でお釣りがくる展示会ブース装飾と販促物づくりのポイント、制作会社さんも紹介します

こんちは。トラックレコードの展示会担当・荒木です。

トラックレコードはビッグサイトなどで開催される大規模展示会に過去4回、出展してきました。そのうち3回は私がPMを担当しています。
1コマもしくは2コマのブースサイズですが、コストも抑えながら、立ち止まってもらえるようなブースも作ろうというコンセプトのもと、試行錯誤をしてきています。

とはいえ、結構イイ感じに仕上げられたとも思っているので(笑)、今回は展示会の作り込みについてまとめさせていただきます。

  • 展示会に出展するが、できる限りコストを抑えたい

  • でもブース装飾もそれなりにやりたい

という方に、何かしらのヒントになること願って…!!


出展場所は角地をおさえるべし!

言わずもがなですが、出展をするのであれば角地を狙うのがベストです。
出展する場所によって人の流れも大きく変わりますので、通路の真ん中よりは角地がよいですし、会場の隅っこの通路よりはメイン通路の方がよいです。

メイン通路というのは、例えばこんな感じ ↓↓

  • 入口からそのまま真っすぐ伸びている

  • セミナー会場やVIPエリアの目の前 or 通り道になっている

  • 復数会場をつないでいる場合は、連絡通路の出入り口近辺

1本ズレるだけで本当に人の流れが大きく変わるので、展示会運営会社の方とも密に連携してイイ場所をおさえましょう。

展示会によっては角地の場合は追加費用が発生することもありますが、それを払ってでも角地をとりにいくほうがよいと思っています。

ブースデザインは、色+シンプルなメッセージで目立たせる

ブース装飾は、お金をかければかけるだけ派手にできますね。
芸能人がバーンってでている企業ブースもあれば、大型モニターでCMを流しているブース、定期的にミニセミナーをやっているブースなど…本当に様々です。

そんな中でも「目立たせるにはどうすれば…?」と考えた結果、トラックレコードはこんな観点でデザインを考えました。

  • 目を引く色をつかうこと

  • シンプルなメッセージを、デカデカ文字でバーンと見せること(情報量を減らす)

実際に弊社のブースはこんな感じ↓↓

2023年5月のHR EXPOに出展したブース、2小間の角地。当時はChat GPTが発表された直後で日本でも大注目されていた時期だったので、このキーワードを入れることで立ち止まってもらうことを意識しました
2024年6月のDX総合EXPOに出展したブース、こちらも2小間の角地。このブースは「採用をブランディングで加速する」というサービス内容を訴求しています

壁面に必要な要素は?

予算を抑えたいという気持ちもあったので、壁面にいれる要素とラフのデザインは社内でつくり、デザイナーさんに共有していました。

色々考えた結果、壁面に必要な要素はこれかなと思っています。

【壁面にいれるべき要素】

  • メインメッセージ

    • サービスのタグラインでもいいですが、展示会の来場者にあわせてチューニングしたほうがよいです

    • 一言で覚えてもらえるものだといいですね!

  • クライアント企業のロゴ一覧

    • 実際にロゴにある企業を見て立ち止まってくれる方もいました

  • サービス紹介

    • 立ち話をしながらサービス説明ができるように、ブース内の壁のうち1面はサービス紹介に費やしてよいと思います

  • 事例紹介

    • こちらも立ち話をしながら事例の説明をするためのもの。サービス紹介からスムーズに動けるように導線設計をしておきましょう。

【あった方がいいけど、なくてもいい】

  • モニター(=動画)

    • 音や画像は立ち止まってもらうには効果的

    • CMや動画がすでにある、予算・スケジュール的にも制作可能ならあったほうがいい

展示会ではブースにいるスタッフ全員で通行人に声がけをするので、動画については「あるなら…」くらいの温度感です。

ちなみに、トラックレコードではHR EXPO出展時に展示会用のショート動画を制作しました。当初はサービス説明動画でもつろうかと考えていたのですが、「知名度もない我々のブースに足を止めてもらうためにはインパクトが必要だ!」という話になり、思いっきりネタに振り切りました。

近くのブースでこういったテイストの動画を流しているところはなかったので、インパクトはあったはず…!向かいのブースの皆さんからも好評でしたよw


20万円以下でできる!横断幕をつかったブース装飾がよかった

ブースのデザインが決まったら、実際にブース装飾の会社さんと作り込みがはじまります。

最初はいわゆる展示会のブース設営を専門でやっている会社さんに依頼をしたのですが、展示会のブース装飾を色々と検索していたところ「横断幕をつかった装飾」というのを発見したので、DX総合EXPOではそれに挑戦。

デザイナーさんにデザインデータの制作は依頼しますが、横断幕は印刷会社さんに依頼するだけ。しかも1週間で仕上げてくれるというスピード感!!
ギリギリまで藻掻きたいスタートアップには嬉しいですよね。

横断幕は会場に直接届いた布に突っ張り棒的なものをつけて、自分たちで吊り下げます。横断幕の重量も、展示会の壁の耐久性を考慮したものになっているので、ブースが破壊されることもありません。
ただ、壁面の高さが2m50cmはあるので、長身の男性がいないと取り付け不可能ですw ここだけご注意をm(_ _)m

写真だと布のたわみが気になるかもしれませんが、遠目のパット見はまったく違和感ないです。

右手の黄色い壁、その隣のターコイズグリーンの導入事例の壁、メンバーの後ろにあるメインの壁はすべて横断幕を掛けています

余談:自由装飾ブースと基本ブースは、どっちが正解?

展示会では、運営側が用意してくれる基本プラン(社名板や椅子・テーブルなどがセットになっているお得なプラン)と、完全にこちらで全てを用意する必要がある自由装飾プランの2パターンがあります。

1回でも展示会を見に行ったことがあれば、なんとなくイメージできるかと思いますが、基本ブースって本当にシンプルなので一目でわかってしまうんですよね…
あくまでもリード獲得をすることが展示会出展の目的なので、ブースがシンプルでも問題はないのですが、気にはなる。
さらにブース装飾などの費用を加味すると、マジでコストは倍以上かわります。

悩みどころだなーと思うのですが、実はDX総合EXPOの弊社のブースは運営側が用意してくれている基本プランなのです。

基本プランでもバックヤードは追加できた

個人的には展示会ブースにはバックヤードを確実につくるべきと思っている派なので、基本プランにするときに一番ネックだったのが「ブース内にバックヤードがないこと」でした。

結論からいうと、基本プランで申込みをしても、運営側に依頼をしたらバックヤードは無料でつくってもらえました。(展示会運営会社に寄って異なる可能性もあるので、事前にお問い合わせくださいね)

方法としては、追加備品申込みの際に壁やアコーディオンドアを発注して、「ブースをこんな感じに設営してほしい」という見取り図を事務局側に依頼するだけです。
見取り図も、出展資料にあったブースの図に赤線で希望を書いたレベルです。これでも伝わったし、当日もしっかり施工してくれていました。事務局さんと施工会社さんに感謝(泣)

実際に、私が施工会社にお伝えしたブースの見取り図。このレベルでも意図を汲み取ってくれるのです!

販促物で最低限必要なのはチラシとTシャツのみ

展示会では、多くのブースがお菓子や飲み物を配ったりしています。「どの程度のリードが欲しいか?」によって、何を用意すべきかは変わるよね…というのが正直なところ。

確実に言えるのは、お菓子や飲み物を配ることで名刺情報をもらうきっかけにはなりますが、お菓子目的で名刺をくれるだけなので、無駄なリード・ノイズが増えます。
名刺情報さえもらえばどんな企業でも導入の可能性があるプロダクト・サービスであれば、コストをかけてでもお菓子を配る選択はありですね。

トラックレコードの場合は、採用コンサルや採用ブランディングですし、事業フェーズの関係で会社の規模感などもかなり絞り込んでいます。そのため、やたらめったら名刺をもらっても商談にはつながらないのです。

過去3回のうち、キャンディを配ったり、どら焼きを配ったりしたこともあるのですが、最終的にはお菓子はいらないという判断になりました。

なので、展示会で必要なのはチラシとTシャツをつくるだけ!

チラシはA4・カラー・両面で、透明なクリアファイルに差し込めばいい

チラシは、特にコメントすることもないですがw
声がけをするときに使いやすいように、サービス内容を完結にまとめたものをつくっておきましょう。
Canvaを使えば印刷までそのままできちゃうので、とても便利です。

クリアファイルも、ロゴ入りのものをつくるという選択肢もありますが、チラシで声がけするなら正直アスクルとかで購入できる透明のやつで十分。

トラックレコードではマットコート110kgの紙でいつもつくっています。このくらいの厚さだと、安っぽくもならず丁度よいです。

Tシャツは、他社と被らなそうな色にするとよい(と思う)

ぶっちゃけ、私はデザインセンスがありませんw

HR EXPOでは、ブースのカラーに合わせた黄色のTシャツに、メッセージをどーんと書いて、ダサくても展示会上内で一番目につくことだけを考えていました。

とってもダサいw

当日手伝いにきてくれたメンバーからは「ダサいw」「寝間着でも着たくないw」と散々いじられました(泣)
でも!
この黄色とメッセージがドーンって書いてあるおかげで、休憩中のメンバーが来場者さんから「黄色のTシャツの人探してたんです!サービスのお話きかせてください」と声をかけてもらったそうです。
すごいでしょ。

こっちはおしゃれを重視。デザインも弊社代表・芹川がやってくれました

HR EXPOのTシャツがダサすぎて、DX総合EXPOでは色をブースにあわせつつも、着ていて恥ずかしくないものにしたいとの要望がw
この色も、意外と他社と被らずオリジナリティを出せていました。
こちらもCanvaでラフをつくって、オジリナルTシャツをつくってくれる会社さんに依頼しただけ!簡単です。

結局のところ、Tシャツは以下が大事だと思うんです。

  • 当日のメンバーの一体感をあげる

  • 来場者からみて、「このブースの人だ」と一発でわかるようにする

また、襟元などがダルっとならない&洗濯してもシワくちゃにならないことを考慮すると、6ozくらいの厚手の生地でつくるのがいいですよ!

ちなみに、トラックレコードのTシャツでBest of オシャレ なのはこちら。Collaはキャラクターもいるからつくりやすい。

着てくれているのは今年の春に卒業したインターンの高橋さん

最後に、お金と制作会社さんをご紹介

最後はお金の話をしましょう!
展示会のブース出展費用は、展示会によって変わるので省きます。

横断幕でつくる壁面装飾 → 大型出力屋さん

初めての依頼でしたが、とても丁寧にサポートをしてくれたのが大型出力屋さんです。「ブース専門タペストリー」という商品で依頼をさせていただきました。

ブース内に配置したロールアップバナーもこちらで制作しています。
両面なのにスリム、かつ中身の差し替えも可能ということで、こちらは次回展示会でも活用していきたいと思っています。

DX総合EXPOでかかったお金:
4面分の壁面装飾+ロールアップバナーで20万円!!

Tシャツ → コーナープリントさん

うちはいつもコーナープリントさんでTシャツをつくっています。色も豊富だし、刺繍とかもできるし、本当に毎回助かってます。ありがとう!
プリント箇所、シルクスクリーンや刺繍などにより値段は変わりますがベースは1着1,100円。お得だと思うんですよねー。

DX総合EXPOでかかったお金:
1枚2,000円(胸元の刺繍+背面のメッセージ印刷も込)

印刷系はグラフィックさん

グラフィックさんは年中無休みたいな感じですし、納期も融通が効きます。印刷物をつくるならグラフィックさん一択くらいでいつも思っていますw

DX総合EXPOでかかったお金:
500部刷って5,000円(A4両面カラー、オンデマンド印刷、マットコート110kg)

おもしろ動画をつくってくれた PortRayさん

PortRayさんには、「エンジニア採用あるある」の動画を制作いただきました。アイデア出しの時点でとてもセンスを感じましたし、クオリティも大満足です!
動画制作がメインのジ事業ではないかもしれませんが、またつくるときはお願いしたいと思っています。
ここだけ、お金は秘密ですm(_ _)m

展示会ブースの装飾は30万円くらいでも十分にできるのです、一緒にやってくれる人も募集

今回は、ちょっとニッチな展示会ブース装飾についてでした。

トラックレコードはBtoBサービスなので、「Webマーケティングや展示会などでいかに効率よくリードを獲得できるか?」が勝負だったりします。

少人数の会社なので全員が兼任でやっている状態ですが、展示会をハックしたい人がいれば、ぜひご連絡ください!

一緒に事業グロースのためのマーケティングやりましょう。採用ブランディングや採用コンサルなどの力もつけれますよ!

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