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2024年の夏至がやってくる!

みなさんこんにちは、声楽家兼ライターのしょぴです。

今回は、毎年6月の終わり頃に迎える「夏至」について、私なりの思いを綴りたいと思います。

夏至とは

夏至とは、一年で最も昼間が長く、夜が最も短くなる日のことです。

夏至を過ぎると徐々に昼間が短くなり、夜が長くなっていきます。つまり、夏至は「光の極み」であり、同時に「闇への入り口」とも言えるのです。

この光と闇の入れ替わりは、私たち人間だけでなく、自然界全体に大きな変化をもたらします。

世界が夏至を祝う理由

太陽の加護を最も受けられるこの時期は、人々に農作業や祭事に勤しむ機会を与えました。

世界各地で、この時期に何らかの祭りが行われているのも、そのような理由があるからだと推察されます。

夏至は「地球全体の活力が最も高まる時」といえるでしょう。自然界のリズムに合わせてその年の活力のピークを迎える、まさに「地球がめっちゃ高まってる激熱な日」だと私は思っています。

夏越の大祓(なごしのおおはらえ)

夏越の大祓(なごしのおおはらえ)は、現代の日本では毎年6月30日に行われる伝統的な行事です。

半年間の穢れを祓い清め、心身をリフレッシュさせるという意味が込められています。

この儀式は、神社で行われることが多く、古くから多くの人々が参加してきました。かつての日本では、夏至前後に行われていたそうです。そのため、季節の変わり目を意識した重要な儀式とされています。

儀式の一環として行われる「茅の輪くぐり」は、特に有名です。

茅の輪(ちのわ)とは、茅(ちがや)という植物を使って作られた大きな輪のことです。この輪をくぐることで、災厄を避け、健康と安全を祈るとされています。茅の輪を八の字にくぐることで、自身の体に付いた穢れを取り除き、心身ともに清らかになると言われています。

また、大祓の際には、人形(ひとがた)という紙を用いて、個々の穢れを移すという風習も行われます。人形に自分の名前や生年月日を書き、自身の体を撫でることで穢れを移し、最後にその人形を川や海に流すことで穢れを浄化します。これにより、半年間の間に積もった罪や穢れを祓い、新たな気持ちで後半の半年を迎えることができるそうです。

夏越の大祓は、現代においても多くの人々に親しまれており、日本の文化や伝統を感じることができる貴重な行事です。この儀式を通じて、心身の健康を保ち、新たな気持ちで生活を送ることができるでしょう。

自然への畏敬

私たち人間は、時として自然に内在する神聖さや畏れを忘れがちです。

しかし本来、私たちは自然の一部であり、そのリズムに寄り添うことで人生を有意義に過ごせるはずだと思います。そのリズムを刻む重要なポイントが「夏至」であり、そこから新たなサイクルが始まるのではないでしょうか。

夏至は、我々人間に「自然への畏敬」を思い起こさせてくれる大切な日なのです。

だからこそ、私は夏至を大切にしています。この日に、自分の内なる自然を大切にし、尊重する心を新たにしているのです。これからも季節の移り変わりを心に止め、自然と人間の調和を意識しながら生きていきたいと思っています。

音楽家として感じることは、日本古来の伝統や風習を大切にすることで、より深みのある素晴らしい歌が歌えるのではないかと思っています。

夏至まとめ

みなさんも、機会があれば是非、自分なりの自然体験を重ねてみてください。

夏至を通じて、命の神秘や自然の偉大さを感じ取れるはずです。

長い人類の歴史の中で、夏至に対する畏敬の念は脈々と受け継がれてきました。その大切な心持ちを胸に刻み、みなさんに素晴らしい夏越しの日々が訪れることを願っています。

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