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KYOTO EXPERIMENT 2019 後半

■ネリシウェ・ザバ『Bang Bang Wo』『Plasticization』

開演前の会場で流れていた、Bang Bang Wo の曲(というか声)が面白かったです。『Bang Bang Wo』はレクチャー部分が多めのレクチャーパフォーマンスで、複数のテーマが同時に扱われていたので、内容を追うのに必死になってしまいました。翌日に読んだKEXニュース5のインタビューがとてもわかりやすく、理解できる部分が増えて助かりました。
『Plasticization』含め、ネリシウェ・ザバ自身の魅力にあふれた時間でした。
(THEATER E9 KYOTO、2019年10月19日18時)

■久門剛史『らせんの練習』

舞台美術や劇場そのものを観る上演でした。アピチャッポン・ウィーラセタクン『フィーバールーム』が思い起こされました。また、舞台に観客が集まるところから、梅田哲也『インターンシップ』も連想しました。
『らせんの練習』では、紙やピアノ、ランプ、台風の音など、親近感ある素材が使われていました。『インターンシップ』のアイロニーや、『フィーバールーム』で感じたはるかな彼岸ではなく、私の日常の一部として考えることができる作品でした。
(ロームシアター京都、2019年10月20日17時)

■ shuffleyamamba、非風ケツ能団、民俗実験食堂田田田『山姥フェスティバル』

(UrBANGUILD、 2019年10月20日18時30分)

◼︎BRDG『通信ノート』/したため『文体練習』
BRDG『通信ノート』は、手書きの字幕がとても面白くて、そればかり見てしまいました。紙が透ける演出は単純だけれど驚きました。
したため『文体練習』では、身体の動きを追う時間よりも、言葉や字幕から想像して楽しむ時間のほうが多かったです。読書の喜びに近いものを感じました。
(UrBANGUILD、2019年10月22日19時30分)

■神里雄大/岡崎藝術座『ニオノウミにて』

第一幕はあまりに静かで、息をつめてみていたけれど、休憩後はリラックスして観られました。ブルーギルが可愛かったです。
dot architects の舞台美術はシンプルで機能的でしたが、俳優による手作業が加わって成立する仕組みになっていて、面白かったです。
お弁当はとてもおいしかったです。 

(京都芸術センター、2019年10月26日19時)

おしまい


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